【徹底比較】地デジ放送と衛星放送の違いとは!仕組みから対応しているアンテナまで解説
みなさんにとっての「テレビ放送サービス」といえば、最大12個のチャンネルからなる「地上波放送」が一番思い浮かびやすいことと思います。
この「地上波放送」の正式な名称は「地上デジタル放送/地デジ放送」となっており、専用の「地上デジタル放送用アンテナ/地デジ用アンテナ」を設置することではじめて視聴が可能となります。
一方で、この「地上デジタル放送用アンテナ」と「地上デジタル放送」のように、特定の種類のテレビアンテナを設置することで初めて見られるようになるテレビ放送サービスとしては「衛星放送」といった形態も存在しています。
「衛星放送」はBS・CS放送などといった有料放送を取りまとめたテレビ放送サービスのことであり、視聴するにはやはり専用の「衛星放送用アンテナ」が必要不可欠です。
「地デジ放送」と「衛星放送」は、こうした「視聴するには特定の種類のテレビアンテナが必要となる」点以外にはどういった違いがあるのでしょう。
今回はそんな「地デジ放送」と「衛星放送」の仕組み、専用のテレビアンテナの違いなどに的を絞った上で、徹底的に比較・解説していきたいと思います。
「地デジ放送」の仕組みとは!
この「地デジ放送」というのは文字通り「地上ですべての過程が完結しているデジタル放送」のことを指しています。
「地デジ放送」の前身である「アナログ放送」では、放送データを「波」として取り扱っていましたが、この「デジタル放送」はデータを圧縮して作成される「デジタル信号」を使った送受信を行っており、そういった点から正式名称である「地上デジタル放送」の「デジタル」の部分は名付けられました。
次に「地デジ放送」の大まかな仕組みについてですが、最初は「放送事業者」、一般的に言うところの「テレビ局」が放送用データを電波に変え、全国各地の電波送信施設に送信していくところからスタートします。
この「電波送信施設」の代表的なものとしては「電波塔」が存在しており、小難しい名前ですが意外と身近な存在であることがわかります。
そして電波送信施設に届けられた電波が再び送信され、各家庭の「地デジ用アンテナ」が受信することではじめて視聴が可能となるのです。
また先ほどより何度も名前を挙げている「地デジ用アンテナ」ですが、これは「機種」の名前ではなく「カテゴリー」の名前で、「地デジ用アンテナ」といったカテゴリーに属するさまざまな機種が存在しています。
代表的な「地デジ用アンテナ」一覧
①「八木式アンテナ」
「八木式アンテナ」は大きな横向きの矢印のような外見をしており、「本体価格の安さ」と「電波受信感度の高さ」を両立した、コスパの高さが大きな魅力となっているアンテナとなります。
また、数ある機種の中でもとりわけ歴史の長いアンテナとしても知られており、性能に関してもアンテナの中ではトップの設置数を誇っている点からも織り込み済みでしょう。
その高いコスパはそのままに、元より優秀だった電波受信感度をより強化した兄弟種「パラスタックアンテナ」も人気を博していますが、原型機も兄弟機に至っても「鳥害」や「強風による損壊・倒壊」などといった外的損傷には弱い傾向にありますので、以下の記事を参考にしつつ対策していきたいところです。
②「ユニコーンアンテナ」
この「ユニコーンアンテナ」は最新式のテレビアンテナです。
先ほどご紹介した「八木式アンテナ」と比べて価格や電波受信感度の面で多少劣っているものの、ポールのようなデザインをしていますので外的損傷の心配がなく、高い水準でバランスの取れたアンテナであると言うことができるでしょう。
ただしこれは「八木式アンテナ」にも言えることですが、極端に電波通信状況が悪い地域であった場合、アンテナ単体では動作に不安が残るため「ブースター」といったアンテナ関連機器との併用が推奨される場合もあります。
価格・使用方法に関しては下記の別記事内にて解説しておりますので、ぜひご覧下さい。
「衛星放送」の仕組みとは!
「衛星放送」は先ほどまでの「地デジ放送」とは異なり、宇宙に浮かぶ「放送衛星」と電波のやり取りを行うテレビ放送サービスとなっています。
正確に言えば、「地デジ放送」における「電波送信施設」をそのまま「放送衛星」に、「地デジ用アンテナ」を「衛星放送用アンテナ」に置き換えたのがこの「衛星放送」であり、宇宙から降り注ぐ電波を受け止められる専用の「衛星放送用アンテナ」が不可欠です。
「衛星放送用アンテナ」、「パラボラアンテナ」について!
「衛星放送用アンテナ」の特徴は大きく分けて二点あります。
まずひとつめが「『衛星放送用アンテナ』は『パラボラアンテナ』という一機種しか存在しない」という点です。
先ほど解説したように「地デジ用アンテナ」は多種多様な機種が運用されており、機種の選定には非常に難儀するかもしれません。
しかしこの「衛星放送用アンテナ」に限っては、そのようなことに頭を悩ませる必要はなく、言いようによってはメリットであると言えるかもしれませんね。
そしてもうひとつの特徴であると同時に、「パラボラアンテナ」を設置する上での注意点でもあるのが「正確に南南西の方角を向かせならない」というポイントです。
これは電波を発する「放送衛星」が日本から見て南南西の方向に浮かんでいるためで、この向きから少しでもズレると途端に放送が映らなくなってしまいます。
ですので「衛星放送」が不調に陥った場合には、まずアンテナのズレを疑ってみましょう。
テレビアンテナのご依頼はアンテナパンダまで
今回は「地上デジタル放送」と「衛星放送」の違いについて、受信方法から専用のアンテナまで詳細にご紹介させていただきました。
弊社アンテナパンダはアンテナの専門家集団である「アンテナ専門業者」であるとともに、「地デジ用アンテナ」「衛星放送用アンテナ」の種類に問わず、アンテナのことであればなんでもご依頼を承っております。
365日24時間対応しておりますので、アンテナでお困りの際はぜひお気軽にご相談下さい。
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