エアコンのカビが赤ちゃんに与える影響とは?

エアコンは夏には欠かせないものですが、冷却による湿気が発生しやすいため内部にカビが発生しやすく、これが赤ちゃんに悪影響を及ぼすことをご存知でしょうか。

 

カビは一般的に5度から35度の温度範囲で発生すると言われており、エアコンを作動させている際の内部温度と湿気はまさにカビにとって最適な環境となってしまいます。

 

そのまま使用を続けていると冷気と共にカビまで部屋中に撒き散らかしてしまうため、特に赤ちゃんや小さい子ども、体の弱い人がいる家庭では注意が必要です。

 

エアコンのカビによる赤ちゃんへの悪影響としては、「皮膚トラブル」と「アレルギー症状」の2つが考えられます。

 

皮膚トラブルは、カビが赤ちゃんの皮膚に付いてしまうことでアトピーなどの症状の原因となるもので、酷くなってしまうとかゆみで皮膚をかきむしってしまうこともあります。

 

また、アレルギー症状は赤ちゃんに限らず大人でも発症してしまうことが少なくありません。

 

アスペルギルスやトリコスポロンといったカビはアレルギーの原因となるアレルゲンであり、知らず知らずのうちにこれらの胞子を吸い続けてしまうことから、アレルギー性鼻炎や呼吸器疾患を発症することがあります。

 

これらの症状を放置しておくと、小児ぜんそくやマイコプラズマの原因となってしまう場合もありますので、赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じた場合はすぐに病院で診察してもらうことが大切です。

 

このような悪影響を受けないためにも、赤ちゃんのいる家庭ではエアコンの定期的な掃除は欠かすことができません。

 

しかしそんなに難しいことではなく、手順としては、フィルターを外して掃除機で汚れを吸い取り、水洗いした後に日陰に干して水分を飛ばします。

 

乾いたらエアコンにフィルターをセットして、窓を開けて1時間ほど「送風」運転をします。

 

送風することでエアコン内部の湿気を乾燥させることができるので、カビの発生を抑制することが可能です。

 

これらを月に1回程度行うことで安全にエアコンを使用することができるので、忘れずに行うように心がけましょう。

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