【アンテナの豆知識】夏場に向けてアンテナの雷雨対策をご紹介

皆さんは夏場に向けて何か対策はされていますか。

たとえばエアコンの試運転や日焼け止めの用意、衣替えなどもその一つと言えるでしょう。

夏場は涼しいリビングでテレビ番組を見て楽しく過ごしたい、といった考えを持っている方もいるかもしれません。

しかし夏場に向けての対策はテレビアンテナにも必要です。

より具体的に言うのであれば、夏頃に増加する雷雨対策です。

テレビアンテナは皆さんがテレビ番組を楽しむうえで必要不可欠なものですので、万が一のトラブルを防ぐためにも雷雨対策を知っておくと良いでしょう。

そこで今回はテレビアンテナの雷雨対策についてご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

テレビアンテナの役割とは

そもそもテレビアンテナの役割について解説しますと、テレビアンテナはテレビ塔や電波塔、宇宙空間に存在する放送衛星などの電波送信施設から送られてくるテレビ番組の電波を受信することが一番大きな役割です。

また、テレビアンテナと一口に言ってもその種類は様々です。

機種が異なれば当然ですがサイズも異なるため、設置可能な場所の選択肢や電波受信感度なども影響が出てきます。

たとえば地上デジタル放送用アンテナとして八木式アンテナやパラスタックアンテナ、平面デザインアンテナなどがありますが、一方で衛星放送用アンテナには現状でパラボラアンテナのみしか存在しません。

ほかにも指向性アンテナと無指向性アンテナといった分類があり、指向性アンテナの場合はアンテナの向きが電波受信感度と密接に関わっているため、強風や鳥害対策などに力を入れる必要が出てきます。

アンテナにおいて代表的な被害・トラブルとしては強風による破損、鳥が留まったことによる糞害や破損、アンテナが隣家の敷地に入ってしまうことによる越境問題などが挙げられます。

これらはあくまでアンテナ全体の代表的なものになりますが、一部のアンテナではアンテナの方向がズレることによって電波受信感度が著しく低下するといったケースも存在します。

このようにアンテナ機種ごとに注意点など対策すべき事柄には差異があるのですが、雷雨はどんなアンテナにとっても危険で注意すべき対象になります。

ここからはそんなテレビアンテナの雷雨対策について紹介しましょう。

テレビアンテナの雷雨対策

先述したようにテレビアンテナにとって雷雨は天敵と言えます。

もちろん強風や鳥害などもアンテナにとっては対策が必要なものですが、雷雨はアンテナだけでなく家電などにも影響を与える可能性があります。

ただしここで気をつけておくべきこととして、雷雨の中でも落雷に関しては「直撃雷」と「誘導雷」の二種があるということです。

直撃雷と誘導雷

そもそも直撃雷とは文字通り雷が直撃する被害のことであり、誘導雷とは近辺に落ちた雷によって電磁誘導が発生し、電線や電話線等に高電圧が逆走することによって起こる被害を指します。

直撃雷と誘導雷を比較した場合、発生率は誘導雷の方が圧倒的に多いです。

もちろん直撃雷も起こり得る被害ではあるのですが、その発生率は非常に低く、現実的な値ではありません。

テレビアンテナに対する直撃雷の確率はおよそ1,000万分の1ほどと非常に低い確率となっています。

これは宝くじの一等に当選するほど低い確率と言えば分かりやすいかもしれません。

これだけ低い確率になる理由としては、アンテナの近くで発生した落雷のほとんどが電柱などへ落下していくことが挙げられます。

この落雷の威力ですが、熱量で言えば太陽の表面温度のおよそ六倍ほどとなる摂氏30,000度、電力に関しては最大10億ボルトと規格外の威力を誇っており、直撃すればアンテナが大破するだけでなく、ご自宅にあるコンセントにつなげられている電化製品すべてに被害が及ぶことでしょう。

なお、雷が落ちた後にご自宅がほんの一瞬だけ停電に陥ったという経験は多くの方があるのではないでしょうか。

実はこういった停電というのは、誘導雷で逆流した高電圧の被害を食い止めるためにブレーカーが落とされて、電源元を喪失するために発生しているのです。

また、その後家電や照明は復旧するもののテレビだけ映らなくなってしまったというトラブルが発生する場合があります。

こういった状況では誘導雷によってアンテナ関連機器であるブースターが破損してしまい、テレビが映らなくなったということが考えられます。

この「ブースター」は電波を増幅させるだけでなく、誘導雷によって電流が逆走した際などにブースター自身が自壊することによって、その先にあるアンテナにまで電気が逆走していくことを防ぐ機能があるのです。

ご自宅近くに雷が落ちた後、テレビが映らなくなってしまった際には、まずこの「ブースター」の破損を疑ってみましょう。

事前に知って起きたい「誘導雷」対策

ほぼ発生する見込みのない直撃雷と比べて、誘導雷は発生しやすい現象です。

そのため事前に対策をとっておくことが肝心でしょう。

そんな誘導雷に対する事前対策としては、ブースターより先に高圧電流をストップしてくれる「避雷器」の設置が挙げられます。

この「避雷器」はサージアレクター、サージプロテクター、サージアブソーバーといった別名があります。

避雷器自体も電源タップに内蔵されている機種や、スイッチによって切り替え可能な種類など仕様もさまざまです。

家電量販店や電気屋などでも販売されている商品ですので、ぜひお近くのお店で実物を見てみてはいかがでしょうか。

テレビアンテナのご相談・ご依頼はアンテナパンダへ

今回は雷雨対策、特に雷被害についての対策を紹介させていただきました。

台風シーズンになると落雷や豪雨が発生することも考えられますので、アンテナを破損や故障といったトラブルから守るためにも事前の対策は非常に重要です。

また、万が一にでもアンテナが故障や破損してしまった場合にはお近くのアンテナ業者に相談したり、修理や新しいアンテナの施工を依頼することをお勧めします。

弊社アンテナパンダではプロのスタッフがアンテナの施工を行っており、24時間365日いつでもお客様からのご相談やご依頼を受付けています。

アンテナに関するご依頼やご相談をお考えの方はぜひ、お気軽にアンテナパンダまでお問い合わせください。

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