【用語解説】電界強度とは?電界強度が弱かった際の対策方法についてもご紹介

テレビアンテナの専門用語というのは事実、現代に至るまでかなりの量が存在していますが、その中でも「電界強度」といった用語に関してはご存知でしたでしょうか。

この「電界強度」という単語はアンテナを設置する際や、付近の電波環境を知る際などにおいて欠かせない専門用語であり、その中でも「強電界地域」や「弱電界地域」といった別の専門用語に対して密接に関わってくる用語のひとつでもあります。

今回はそんな「電界強度」の意味について、そして「電界強度」と深い関係性を持っている「弱電界地域」についても詳しく解説を行って参りますので、最後までお付き合いいただけると幸いでございます。

「電界強度」とは?

一般的にいうところの「電波」、一般家庭に届けられている電波の強さ・弱さに関する正式名称こそがこの「電界強度」というテレビアンテナ専門用語の意味となっています。

その単位は「dB(デシベル)」で表記されており、電界強度が60dB以上79dB以下となっている地域のことを「中電界地域」、80dB以上の地域は「強電界地域」とされるのに対して、59dBを下回るような地域に至っては「弱電界地域」といった区分になり、これは電波塔などといった電波送信施設の側から、そもそもとして受信の対象外といった風に認識されていることと同意義となっています。

その証拠として「地上デジタル放送推進協会」のホームページでは、「受信可能エリアとなっている地域は『電界強度が60dB以上』」といった風な記載がなされております。

また気になるこの「電界強度」、電波の強さ・弱さの測定の仕方についてですが、詳細な計測に関しては専門業者などが持っている業務用の測定器を使うほかなく、個人で正確な値を測るのは現状難しいことであると言わざるを得ません。

参考までに、電波塔の位置から現在地までの距離を計算し、ある程度の電波の強さや弱さ、測定地点が「強電界地域」なのか「中電界地域」であるのか、それとも「弱電界地域」に該当しているのか等をおおまかに調べられるようなスマホアプリは存在しておりますので、確実性に目を瞑るのであればそのような方法を活用するのも手ではあります。

「弱電界地域」について 〜具体的にどんな弊害があるの?対策法は存在するの?〜

このような電波の弱い地域、電界強度が60dBを下回るような「弱電界地域」は、やはり「電波の弱い地域」に対する一般的なイメージ通り、テレビの映りが悪かったりノイズが発生したり、電波の弱さの具合やテレビアンテナ自体の性能によっては番組そのものが全て映らず、ブラックアウトしてしまうといった問題等を抱えています。

またスマホアプリによる簡易的な測定で参考にしていることの多い「距離」ですが、電波の強弱は必ずしも「距離」だけで決まるものではありません。

電波塔などをはじめとした電波送信施設とご自宅のテレビアンテナの間にある高層建築物の多さや有無も大いに関係しており、これがあればあるほど電波は建屋の断熱材等に吸収されるため、アンテナに届けられるまでの過程で電波は減衰してしまいます。

このようなさまざまな要因で発生する厄介な「弱電界地域」ですが、具体的な対策方法は存在しているのでしょうか。

主に二つの項目に分けつつ、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。

「弱電界地域」への対策手段!

①アンテナ関連機器「ブースター」を追加設置し、受信した電波を増幅させる

恐らく最も一般的な対策方法であるこの手段は、テレビアンテナに受信した電波を増幅する機能も有しているアンテナ関連機器「ブースター」を設置し、電波の不足を解消するといったものになります。

また「ブースター」には、落雷時に発生する高電圧の逆流からテレビアンテナを守るため、言わば身代わりになってくれるような機能も持ち合わせているため、単に「電波を増幅させる」といった一点で終わらないことも魅力ですね。

②電波受信感度の高いテレビアンテナを設置する

電波受信感度の高い、代表的なテレビアンテナとしては「八木式アンテナ」や、その「八木式アンテナ」の派生機種である「パラスタックアンテナ」などが挙げられます。

「素子アンテナ」といったカテゴリーに属するこの二つのアンテナは、ブースターと同じように受信した電波をアンテナ本体の構造を用いて増幅させることが可能であり、コストパフォーマンスの面でも非常に優秀であるほか、後者である「パラスタックアンテナ」に関しては「高性能アンテナ」「電波障害用アンテナ」といった異名をほこるほど、圧倒的な電波受信感度を有しています。

ただし「八木式アンテナ」シリーズはその広がった魚の骨のような外見が災いして、他家上空までアンテナが伸びていってしまう、他家のソーラーパネルにアンテナの影が当たってしまうといった「越境問題」や、棒状のパーツが多く含まれていることから鳥が留まりやすく、その際に生じた糞で設置場所となる屋根が汚れてしまう、また弱酸性の糞であった場合には屋根の塗装が溶けてしまうというような「鳥害」が発生しやすい傾向にあり、電波を受け取りやすい・増幅させやすい反面、風にあおられやすい関係上強風にも弱いといった脆さも抱えています。

また「パラスタックアンテナ」に関しましては、オリジナルの「八木式アンテナ」以上にこの問題は顕著であると言えるでしょう。

テレビアンテナに関するご相談・ご依頼はアンテナパンダまで!

今回は「電界強度」について、そしてその電界強度の弱い「弱電界地域」についての解説や対処法に関してもご紹介させていただきました。

ただ本記事でご理解していただけたとは思うのですが、この「電界強度」を正確に計測するには業者の協力が不可欠であり、「弱電界地域」の問題を解消するための手段のひとつである「八木式アンテナ」シリーズに関しては「越境問題」「鳥害」「強風への脆弱性」への対策が必要です。

また「ブースター」は環境によって施工費用が跳ね上がる可能性があり、どの項目にも少なくない不安要素が存在しています。

アンテナパンダは365日24時間お問い合わせを承っておりますほか、全額無料で現地調査・お見積り書の作成を行っておりますので、テレビアンテナ関連でお困りの際にはどうぞ遠慮なくお声かけくださいませ。

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