平面デザインアンテナの施工の流れとは?かかる費用や設置する際の注意点を解説
新築住宅を購入した方から人気の高い平面デザインアンテナですが、アンテナの施工は専門用語も多く何かと不安も多いのではないでしょうか。
「アンテナ設置って結局いくらくらいかかるの?」
「どうして専門業者に頼むのか、自分で設置することはできないのか」
アンテナ設置の手順は様々ですが、その流れを把握しておくことでこういった疑問を解決できます。
今回は平面デザインアンテナの施工全体、その流れを分かりやすく解説する中でかかる費用や設置する際に気をつけるべき注意点を紹介します。
平面デザインアンテナの設置を検討している方はもちろん、アンテナ設置全般に通じる部分も多いので住宅にアンテナ設置を検討している方にも有益な記事になっています。
この記事を読んで住宅に最適なアンテナの選定、トラブルなく確実な施工を行ってください。
平面デザインアンテナとは
普及率が最も高くコスパの良い「八木式アンテナ」や、第三世代アンテナとして近年人気が高まっている「ユニコーンアンテナ」など、テレビアンテナには様々な種類があります。
平面デザインアンテナとはその中でもデザイン性に優れており、スタイリッシュな箱型の形状で4色の豊富なカラーバリエーションから選ぶことができます。
その形状やデザイン性の高さから住宅の外観を崩すことがない、また天候や鳥害の影響を受けにくいなどのメリットが存在しています。
一方で機械部分が内蔵されていることや、外壁に取り付けるため遮蔽物によって受信感度が低くなってしまう、また施工相場が20,000~59,000円と平均的に高く、施工費が大きくかかってしまうことなどのデメリットに注意してください。
平面デザインアンテナ設置の流れ
平面デザインアンテナを住宅に設置する施工の流れをご紹介します。
全体の流れを把握しておくことで間違いない施工を行うことができ、専門業者への相談の際にもスムーズに依頼を進めることができます。
またその他、様々な種類のテレビアンテナ設置にも通じる点が多いため流用できるでしょう。
①設置するアンテナの種類を決定する
今回は平面デザインアンテナを設置する前提で説明を行いますが、基本的には「視聴したいチャンネル」や「住宅が位置している地域の電波状況」、「予算額や設置場所」など様々な要因を考えた上で設置するアンテナの種類を決定しましょう。
地上デジタル放送を見る場合は八木式アンテナ・ユニコーンアンテナ・室内アンテナ、そして平面デザインアンテナの中からそれぞれの特徴で比べて選ぶことになります。
これらと同時に設置されることが多いパラボラアンテナは、衛星放送を視聴する際に取り付けるテレビアンテナですが、指向性が強いため向きのズレなどに気を付けましょう。
各種類のアンテナについて詳しく知りたい方は、それぞれの特徴を分かりやすく紹介した「アンテナのメリットを比較!種類別のおすすめポイントを紹介」を確認してみてください。
②設置するアンテナの場所を選ぶ
指向性の強いアンテナは向きのズレで視聴できなくなってしまうこともあり、また受信感度が低いアンテナは遮蔽物の影響で十分な電波を受け取ることができない可能性があります。
平面デザインアンテナの受信感度は決して高いとは言えず、その特性であるデザイン性を活かすために外壁の低い位置に設置される方も多いため、周囲の状況をよく観察した上で設置場所を選ぶ必要があります。
特にテレビ電波を送信する中継点であるテレビ塔が遠くに位置していたり、高層建築物などの影になっているなどの影響で弱電界地域に含まれるエリアに住宅がある方は、特に注意して設置しなければいけません。
場合によってはブースターという電波を増幅してくれる周辺機器の追加設置が求められる場合もあるため、事前によく専門業者へ相談して見積もりを出してもらいましょう。
③設置場所に部品と共に平面デザインアンテナを取り付ける
「アンテナレベル」での電波確認や、「レベルチェッカー」でテレビ視聴に十分な電波が届いているかを確認して問題がなければいよいよ設置の段階をむかえます。
平面デザインアンテナの多くは外壁と同系色を選び、軒下などの壁面へ設置されることが多く、この場合は付属している専用の取り付け器具を使用します。
この際に注意して欲しいのが、取り付けには外壁に穴を空ける必要があるという点です。
特に平面デザインアンテナは新築住宅を購入された方が設置するケースが多いため、設置後は見えないとは言えど住宅に穴を空ける行為に驚かれる方も少なくないため、事前に理解しておく必要があるでしょう。
受信しやすい環境を考え、屋根上やベランダへの平面デザインアンテナを設置する場合は「屋根馬」という土台や「アンテナマスト」などの支柱を使用します。
④使用中にトラブルが生じた際は速やかに修理
平面デザインアンテナを取り付けた後は、再びレベルチェッカーなどを使用して向きなどを微調整していきます。
ここで十分に電波が届いて居れば設置は完了です。
平面デザインアンテナに限らず屋外の設置するアンテナは雨風などの天候、台風や落雷などの自然災害、鳥害などの被害を受けて経年劣化や故障してしまう可能性があります。
「テレビの画面が映らない」「ノイズが発生して、映像が乱れている」など不調を感じた際は、まず専門業者へ相談してみてください。
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