【専門器具】ステーアンカーとは?アンテナ設置のどこで使われるのかを解説
「ステーアンカー」のように、テレビアンテナの設置に使われる専門器具、周辺機器には見たことも聞いたこともないような物がいくつか存在しています。
「見積りに書いてあったけど、これは本当に必要なの?」
「そもそも何に使う物なの?」
施工業者から提示された見積りに書かれたステーアンカーなる謎の文字を前に、こういった疑問を抱いた方も少なくないのではないでしょうか。
今回はそんなステーアンカーを中心に、アンテナ設置に使われる様々な専門器具やその用途をご紹介します。
安心して業者へアンテナ設置を行いたい方は、この記事を参考に提示された見積りを見直してみてください。
DIYを検討されている方も、是非一度それぞれの機器の相場や用途などをアンテナ設置の流れを通し、確認してみてください。
ステーアンカーとは
屋根上にアンテナを固定する際に使われるのがステーアンカーです。
アンテナマストと屋根馬でアンテナ本体を屋根上に固定した後、4方に支線を張ることで固定の強度を高める目的で使用されます。
破風板などにステーアンカーを打ち込み、そこに引っかけたターンバックルを間に挟んで支線とアンテナ本体を繋ぎます。
強風などの影響を受けやすい屋根上のアンテナを4方から支える、重要な部分になるのでしっかりとぐらつかないよう打ち込むのが大切です。
アンテナ設置に使われる専門器具とその相場
まずは八木式アンテナを参考にアンテナ本体の設置、固定などに使用される専門器具とその相場をご紹介します。
一覧の中から代表的な物を詳しく解説しますので、DIYを検討されている方で個別に購入する際は参考にしてください。
安全でスムーズな施工に必要な機器・工具を含めては「アンテナのDIYに必要な道具は?専門機器や工具はこれを見れば完璧!」で解説していますので、同じくDIYを検討されている方はご確認ください。
・八木式アンテナ本体:3,000~10,000円
・アンテナマスト:2,000円~3,000円
・屋根馬:1,000~5,000円
・支線:1,000~2,000円
・支線止め金具:500~1,000円
・ステーアンカー:1,000~2,000円
・ターンバックル:500~1,500円
・同軸ケーブル(アンテナ線):500~1,000円
・インシュレーター:1,000~2,000円
アンテナマストとは、その役割
アンテナマストとは八木式アンテナ、BS/CSアンテナ本体を支える為の鉄棒(ポール)で、その素材はステンレスやアルミなどによって構成されています。
直径25〜32mmが主流サイズの棒状で、伸縮するタイプの製品も存在します。
屋根上や屋根裏、外壁などへのアンテナ設置には欠かせない部品で、取り付けるアンテナに適した長さや太さの製品を選ぶ必要があります。
屋根馬とは、その役割
屋根馬は、接地面が平らではない屋根上へアンテナを固定する役割を担っています。
屋根上へ設置する八木式アンテナは特に台風や強風などの自然災害の影響を受けやすいため、この屋根馬を使うことで水平を保ち、倒壊を回避しています。
三角錐の骨組みのような形状をしており、屋根の上に4本の支柱で立ってアンテナを支える姿が馬のように見えるため、屋根馬と名付けられました。
アンテナ設置の流れと使用される専門器具
1.どの種類のアンテナを設置するか、決定する
こちらは業者へ依頼する場合も行うことですが、自身が見たいチャンネルや住宅の立地や条件、そのほか様々な要因を考慮して設置するアンテナを決定する必要があります。
まずはアンテナにどんな種類があるか、その特徴を調べましょう。
2.どの場所に設置するか、決定する
アンテナ本体に続いて選ぶ優先度が高いのが、アンテナの設置場所です。
遮蔽物や越境問題、種類によってはアンテナを正しい位置に設置しなければテレビが映らないケースも存在します。
設置するアンテナの条件を今一度確認し、正しい位置に取り付けましょう。
業者へ設置を依頼する場合は一任できますが、DIYを行う際は可能であればレベルチェッカーを使用し、電波強度を調べてください。
3.設置用の工具を揃える
屋根上への設置などは高所での作業になるため、自宅にある工具のみでは不足している場合が殆どです。
落下をケアする防止装置やハーネス、はしごなどは安全に自力設置する上では必ず揃える必要があります。
そのほか実際の作業には水平器やレベルチェッカー、レンチなどが求められます。
これに加えアンテナ本体や屋根馬など周辺部品を買う必要があるため、事前準備だけでも一苦労です。
加えて高所での作業は墜落などケガのリスクが大きいため、やはり設置は事業者へ依頼するのが確実で安全です。
4.実際に設置する
「屋根馬が安定する設置位置を決める」
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「屋根馬、アンテナマストを屋根上へと仮固定する」
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「アンテナマストにステーアンカーを仮止めする」
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「配線をつなぎ、基準を満たすようにアンテナの受信レベルをチェックする」
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「ステーアンカーをしっかりと張り、アンテナ全体を安定させる」
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「しっかりとテレビが映るよう、アンテナの微調整をおこなう」
5.普段使いをしてみて、問題があるようならば修理を行う
設置したアンテナは小さい傾きの違いでも大きく機能に影響が出てしまいます。
天候や鳥害、隣接する建物や住宅に使われた素材も影響するため、設置後数日間を様子見しながら普段使いをしてみて、違和感を覚えるようならばもう一度メンテナンスや修繕を試みる必要があるでしょう。
また自然災害などの影響で故障してしまった場合、火災保険の適用範囲内である可能性があります。
「アンテナは火災保険で修理しよう!補償の条件や請求方法を詳しく解説」で詳しく保証条件や請求方法を解説しましたので、ご参照ください。
アンテナの設置ならば、アンテナパンダまで
今回はステーアンカーという専門器具から、実際に屋根上へ設置されるそのほか様々な専門器具についてをご紹介しました。
相場に加え、全体的なテレビアンテナ設置の流れを解説したので安心して専門業者へ依頼することができるのではないでしょうか。
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