【アンテナの豆知識】アンテナケーブルの延長方法を伝授!選び方と注意点も解説します
「ケーブルが届かないな」
「ケーブルを長くできれば好みの配置ができるのに…」
新しいテレビを設置した時や引越しでテレビを配置した際に、このような悩みを抱えたことはありませんか?
アンテナケーブルは中継栓で繋ぐか、長いケーブルと交換すれば延長が可能です!
しかし、適切な方法でケーブルの延長をしなければ電波が弱くなりテレビの映像が乱れるなどのトラブルが起こることも…。
今回は、アンテナケーブルの延長方法や選び方、使用上の注意点を解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
アンテナケーブルの延長方法
アンテナケーブルとは、テレビとアンテナ端子を繋ぐコードであり、機器により白や黒のコードを使用します。延長方法は以下の2種類です。
複数のアンテナケーブルを中継栓で繋ぐ
長さが足りないアンテナケーブルを中継栓で繋ぐ方法です。
これまで使用していたアンテナケーブルを使うことができます。
[用意するもの]
- アンテナケーブル2本
- 中継栓
- ペンチ
[作業手順]
- テレビの電源を切る
- テレビ、アンテナ端子からアンテナケーブルを外す
- アンテナケーブルのプラグ同士を中継接栓で繋ぐ
- ペンチで固定する
- 延長させたアンテナケーブルをアンテナ端子に繋ぐ
長いケーブルと交換する
アンテナケーブルそのものを長いものと交換する方法です。
ただし、アンテナケーブルには種類があるため、機器や自宅のテレビ環境に合うプラグの形・太さ・長さのものを選ぶことが大切です。
アンテナケーブル延長する際の注意点
アンテナケーブルを設置する際はケーブルを壁に沿わせましょう。
壁に沿わせない設置をすると、足に引っかかり転倒したり家具やドア等でケーブルを踏み潰して断線したりする可能性があります。
また、屋外へケーブルを延長する場合は防水加工が必須となります。
配線の繋ぎ目に雨や雪が入り込むとショートや繋ぎ目部分が腐食する恐れがあります。
ケーブルを保護する方法として、ケーブルモール(ケーブルカバー)を使用すると良いでしょう。
ケーブルモールは家電量販店やホームセンター、100円均一ショップなどで入手できます。
アンテナケーブル延長後に画質が悪くなる原因
ケーブルを延長するとテレビの画質が悪くなることがあります。
原因として以下の4つが考えられます。
原因①:電波減衰
アンテナケーブルが長すぎたり細すぎたりする場合は、受信した電波が弱くなる電波減衰が起こります。
テレビアンテナが受信した電波は、アンテナケーブルを通じてテレビへ届けられます。
しかし、テレビ電波はアンテナケーブルを通る間に熱エネルギーへと変わり、ケーブルから熱が放出される際にテレビに届く電波が減少すると考えられます。
原因②:ケーブルの劣化
ケーブルを長期的に使用すると劣化が進行し、断線などが起こりやすくなります。
テレビが複数台ある場合は、ケーブルを交換しテレビの映りや音声を確認しましょう。
問題なく使用できればケーブルに問題があると判断できます。
原因③:防水加工が不十分
屋外で使用するアンテナケーブルに防水対策を施さない場合は、中継接栓との接続部分に水が入り込み、ケーブル内部や接続部に錆が発生します。
錆が広がるとケーブルや接続部の腐食が進行し、テレビの画質や音声に悪影響を及ぼします。
原因④:ケーブルに負担がかかる配線をした
ケーブル同士を繋ぐ際に、配線を剥き出しにして繋ぐ方法を「手ひねり」「イモつなぎ」といいます。
ケーブルは適切な方法で接続しなければ電波が漏れ出し、電波減衰が起こると考えられます。
アンテナケーブルの選び方
アンテナケーブルを購入する時はプラグの形・長さ・太さを考慮すると良いでしょう。
自宅の環境に合わせたものを選ぶと長期的に使用できます。
プラグの形
[ストレート型]
ストレート型は一般的に利用されているケーブルです。
曲げると負荷がかかりやすく断線の恐れがあるため、狭い場所での使用はあまりおすすめできません。
参照:エレコム https://www.elecom.co.jp/products/AV-ATLS30BK.html
[L型・F型・混合型]
L型・F型はL字に曲がっているケーブルです。
壁に沿わせて接続できるため、狭い場所での使用に適しています。
見た目が似ており区別がつきにくいですが、L型プラグは差し込みタイプ・F型プラグはねじ込みタイプと覚えておくと良いでしょう。
テレビ用コンセントに細い溝が掘られているねじ込み式のものはF型タイプを使用しなければ接続ができません。
また、混合型は片方がストレートプラグ、もう片方がL型プラグもしくはF型プラグとなっています。
長さ
アンテナケーブルを室内のみで使用する場合は、2〜3mほどの長さがおすすめです。
アンテナケーブルは長すぎてしまうと電波が弱くなる電波減衰が起こり、テレビの映りを悪くする要因となります。
アンテナ端子からテレビまでの最短距離を目安に選ぶと良いでしょう。
太さ
アンテナケーブルは種類により太さが異なります。
太さの表記は「数字+C」で書かれており、数字が大きいほどケーブルが太いです。
家庭用で使用するアンテナケーブルは3〜4Cが良いでしょう。
ケーブルが太いほど電波減衰の発生率は低く、断線の可能性は低いです。しかし、太いケーブルは曲がりにくく固いため、狭い範囲の配線には適しません。
[推奨されている長さ]
- 3C→チューナーとテレビの間が短い場所で使用/3m以下
- 4C→アンテナ端子からチューナーまたはテレビなどで使用/10m以下
- 5C→一軒家のテレビアンテナからアンテナ端子まで。屋外向き/10〜20m
- 7C以上→ビルやマンションの配線、共聴用架線で使用/20〜50m以上
テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで
今回は、アンテナケーブルの延長方法や選び方、使用上の注意点を解説しました。
アンテナケーブルは、テレビ視聴に欠かせないものです。
しかし、適切なものを使用しなければ快適なテレビ視聴を手に入れることはできないため、自宅のテレビ環境に最適なケーブルを選ぶことが大切です。
取り付けを検討される方はぜひ専門業者にご依頼ください。
テレビアンテナの破損や故障などのトラブルに遭遇した場合には、お近くの信頼できるアンテナ専門業者に相談や修理依頼を行うことをお勧めします。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。
例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。
テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください。
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