【アンテナの豆知識】ブースターを活用して電波不足を解消しよう！使用に適したケースと注意点を解説します
「テレビを見ている時に映像や音声が乱れて嫌だな」
「電波を安定させる方法はないの？」
このような悩みを一度でも感じたことはありませんか？
テレビを視聴するためにはテレビ電波を正確に受信する必要がありますが、天候の乱れやアンテナの劣化は電波減衰を引き起こす要因となります。
電波減衰はブースターと呼ばれる機器を活用すると早期に解決できるんですよ！
今回は、ブースターの必要性や注意点を解説し、おすすめのブースターをご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
ブースターとは
ブースターとは、テレビ周辺機器の1つであり、弱いテレビ電波を増幅させ強める機器です。
別名「増幅器」とも呼ばれています。家庭用だけでなくオフィス等でテレビを利用する際にも活用できます。
高層ビルが立ち並ぶ住宅街や山間部など、テレビ電波が遮断されやすい弱電界地域またはテレビ電波の受信環境に制約がある場所で使用されます。
ブースターの必要性
快適なテレビ視聴を楽しめている場合はブースターは必要ありません。
ただし、以下の3つのケースの場合はブースターの使用をおすすめします。1つでも該当する場合はブースターの導入を検討しましょう。
①電波塔から自宅まで距離が遠い
電波塔と自宅の距離が遠い場合はブースターが必要となることがあります。
電波塔と自宅が離れすぎていると次第にテレビ電波が弱まることが原因です。
地上デジタル放送用電波は中継所や送電所などの電波塔から発信されます。自宅が電波塔から離れすぎている地域を弱電界地域と呼び、この地域に住んでいる場合はブースターやブースター内蔵テレビの使用が適しています。
②テレビとアンテナの距離が遠い
アンテナから自宅の1階へアンテナケーブルを引いている場合は、テレビまでの距離が離れているため電波減衰が起こることがあります。アンテナ付近の受信強度は問題ない場合でも、リビング等のテレビ電波の受信強度は低くなる可能性があるでしょう。
③家庭内にテレビが複数ある
家庭内にテレビが複数台ある場合はテレビ電波が減衰しやすくなります。
各部屋でテレビを視聴する場合は配線を分配する必要があり、受信した電波がテレビに届くまでに弱くなることが要因として挙げられます。
電波が弱まった時はブースターを使用し、電波を増幅させると電波の不安定さが解消されるでしょう。
ただし、電波の分配方法によっては必ずしもブースターが必要になるとは限りません。
住まいの電波環境もテレビ視聴に関わりがあるため、複数台テレビを設置する際はアンテナ専門業者に依頼し電波レベルをチェックしてもらうと良いでしょう。
ブースターを使い分けよう
ブースターには「屋外用」と「屋内用」があり、それぞれ環境によって用途が異なります。
屋外用ブースター
屋外用ブースターは増幅部と電源部が分かれている電源分離式の機器です。
- テレビの映像がほぼ映らない
- 弱電界地域
- テレビを複数台設置している
上記の場合の使用に適しています。
アンテナが高所に設置されている場合は屋外用ブースターの設置も高所作業となります。
安全確保のために必ずアンテナ専門業者に依頼しましょう。
屋内用ブースター
屋内用ブースターは増幅部と電源部が一体型となっている機器です。
- テレビの映像が一時的に乱れる
- 弱電界地域に住んでいる場合の応急処置
上記の場合の使用に適しています。
手軽に設置できるため、配線が苦手な方でも扱いやすい機器です。設置の際は、付属の取扱説明書を参考に行いましょう。
ブースター使用上の注意点
ブースターの交換や設置は個人でできますが、専門的知識が必要であり危険を伴うこともあるためおすすめできません。以下で、使用上の注意点を解説します。
①危険と伴う
屋外用ブースターを設置する場合は、アンテナ付近で高所作業を行うことが大半です。
高所作業に慣れていない方が設置工事を行うと、滑落など命に関わる事態を引き起こす可能性が高いため絶対にやめましょう。
②専門的知識が必要となる
ブースターを設置する場合は、電波調査を行いブースターが必要であるかの判断が必要です。
アンテナレベルチェッカーを使用すると個人で調べることも可能です。しかし、アンテナレベルチェッカーは高価であり、一度のブースター設置のために購入するのはもったいないです。
さらに、設置できたもののテレビが映らなかったりノイズが解消されなかったりという事態も起こることがあります。
正確な電波調査は、専門的知識を持つアンテナ専門業者に依頼するのをおすすめします。
③費用がかさむ
高所作業を行う場合は、はしごや脚立、工具などが必要です。
ブースター設置のためだけに一式揃えることは非常にもったいないため、ブースターの本体代だけで済むよう業者に依頼することがおすすめです。
2024年おすすめのテレビアンテナ用ブースター3選
インターネット通販サイトで購入できる、おすすめのテレビアンテナ用ブースターを３つご紹介します。ブースターの購入を検討されている方は参考にしてください。
DXアンテナ UHFブースター（38dB形）／U38A
参照:Amazon https://amzn.asia/d/deGtGEZ
地上デジタル放送のみを増幅したい方向けであり、入力レベルをスイッチで簡単に切り替えられるシンプルな機能を備えています。
使用可能な温度の範囲が−20℃〜50℃と幅広く、小型であり水平マストにも取り付け可能な屋外用ブースターです。
梱包サイズ／20.8cm×12.8cm×5.7cm
重量／468g
価格／5,680円（税込）
DXアンテナ CS/BS−IF・UHFブースター（38dB形）／CU38AS
参照:Amazon https://amzn.asia/d/iPpP0mO
4K8K対応のモデルです。入力スイッチや利得調整のボリュームを搭載しており、細かな調整ができます。電源部に同軸ケーブルと連携されたパイロットランプが装備されているため、増幅部に異常が発生した際はすぐに確認できます。
製品サイズ／3.5cm×7cm×9.7cm
重量／520g
価格／9,950円（税込）
ホーリック HAT−ABS024
参照:Amazon https://amzn.asia/d/hYpqQLc
複数のテレビやレコーダーなどに電波を分配する際に、減衰した電波を増幅させ安定させます。
既設のアンテナ配線の間に取り付けできるため、扱いに慣れていない方でも簡単に設置可能です。
専用のACアダプターが付属されており、別途で給電方法を用意する必要がないため購入からすぐに使用できます。
製品サイズ／8cm×2.3cm×3cm
重量／220g
価格／3,211円（税込）
テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで
今回は、今回は、ブースターの必要性や注意点を解説し、おすすめのブースターをご紹介しました。
ブースターは快適なテレビ視聴を助けてくれるアイテムですが、必ずしも設置が必要というわけではありません。テレビ視聴に不具合が起きた時は、専門業者に依頼し、ブースターが必要であるか調査・相談すると良いでしょう。
取り付けを検討される方はぜひ専門業者にご依頼ください。
テレビアンテナの破損や故障などのトラブルに遭遇した場合には、お近くの信頼できるアンテナ専門業者に相談や修理依頼を行うことをお勧めします。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。
例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。
テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください。
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