【アンテナの豆知識】テレビの電波障害はなぜ起こる?原因と解決方法を解説します!
「テレビの映像がカクカクしてる」
「電波が悪いせいかな?でもどうやって対処すればいいかわからない」
このような困り事を1度でも経験したことはありませんか?
テレビやケーブルは特に問題ないにも関わらず、突然テレビの調子がおかしくなったら電波障害を疑いますよね。
しかし、電波障害が起きた際、どのような対処をすれば良いかわからないという方が多い傾向にあります。また、住まいの状況に応じて相談先が異なるため、すぐに解決したくても難しいという方もいます…。
電波障害の原因や相談先を知っていれば、万が一電波障害が起きても迷わずに対処できますよ!
今回は、電波障害が起こる原因や解決できない時の相談先について解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
電波障害の原因
電波障害は自然災害による影響が考えられますが、自然災害以外では以下の原因があります。
- テレビアンテナ周辺に障害物がある
- 無線の電波がテレビ電波に混じっている
- 家庭内の電化製品の電波がテレビ電波を遮っている
- 700MHz電波障害による原因
電波障害の中には、すぐに解決できるものや時間が経てば自然に解決できるものもあります。
しかし、原因がわかっても専門業者でなければはっきりと原因が特定できない場合もあるため、原因が曖昧な状態で「きっとここが原因だ」と個人で判断すると新たなトラブルを生む要因となります。
原因がわかっても最終的な判断は専門業者に任せましょう。
以下は電波障害が起きた際の主な原因と考えられるケースです。
①テレビ電波を減衰させる障害物がある
高層ビルや大きな樹木などの障害物により、電波がうまく受信できない状態です。
電波は基本的に建物や樹木などをすり抜けて家庭に電波を供給しますが、大きな建造物や森林など障害物が多すぎる場所では電波が跳ね返され電波の減衰が起こります。
電波塔の方角に障害物がある場合は、電波減衰による電波障害を疑いましょう。
②無線の電波がテレビ電波に混じっている
電波は用途に応じて周波数が決まっています。
しかし、周波数が近い電波は混ざり合う混信現象が起きやすく、トラック無線などの電波がテレビ電波と混じると電波障害が起こります。
また、飛び交う電波が多い場合は正常に電波を拾うことが難しく、電波障害が起こる要因となります。
[電波障害が発生しやすい無線環境]
- トラックやタクシーなどの無線
- 空港や基地などの無線
- 個人が扱うアマチュア無線
- 携帯電話の電波
- 離れた場所のテレビ中継局の電波
無線を扱う車や施設では、混信を防ぐためにあらかじめ対策を取っていることが大半です。
必ずしも無線の影響で電波障害が起こるとは限らない、ということを覚えておきましょう。
③家庭内の電化製品の電波がテレビ電波を遮っている
電波とは関わりがない電化製品からも電波が放出されているため、テレビの電波を遮るケースがあります。
特に、電子レンジは電磁波を発生させて食品を温めるためテレビの電波と混信しやすく、電波障害を発生させる要因となります。
電子レンジとテレビを離れた場所に設置するかSHマーク(一定以上の性能を持っている機器でる証)が付いている製品を使用しましょう。
④700MHz電波障害による原因
700HMz電波障害とは、地上デジタル放送の周波数と携帯電話の周波数が近いことで、携帯電波がテレビ電波に迷い込み引き起こす現象です。
2012年まで使用していたアナログテレビの700HMzの周波数が携帯電話で使用されてることが要因として挙げられます。
電波障害が起きた際の主な症状
電波障害が起きると以下の症状が現れます。
症状①:ノイズが発生する
[ノイズの種類]
- ブロックノイズ→モザイクのようなブロック状の映像の乱れ
- モスキートノイズ→高画質映像を処理する際の一時的な映像の乱れ
- バーストノイズ→映像の一部が静止画になる映像の乱れ
ブロックノイズが起こると音声が悪くなったり、テレビにエラーコードが表示されたりします。
エラーコードは、取扱説明書を参考にすると解決できます。
万が一、決まった時間にノイズが現れる場合は注意しましょう。
決まった時間にノイズなどの不具合が発生する時は、その時間に点灯する街灯や家庭内で使用する家電製品による電波障害の可能性が高いです。
症状②エラーコードが消えない
エラーコードとは、テレビ画面に表示される「E201」などの英数字です。
大半のエラーコードは取扱説明書を参考に操作すると解決できますが、何をやっても解決できない場合は電波障害が疑われます。
症状③:映像が一切映らない、音声が飛ぶ
電波障害であると判断しやすい症状は以下です。
- 映像が一切映らない
- 音が何も聞こえない
- 映像は映らないが音は聞こえる
- 1チャンネルまたは全てのチャンネルが映らない
上記の異常が出ている場合は電波障害の可能性もありますが、テレビアンテナやテレビ本体の故障も考えられます。
次の見出しを参考に、電波障害であるかを確認することがおすすめです。
電波障害の確認の仕方
電波障害は広範囲に被害を出すため、自宅だけでなく近隣住民も同様の被害が出ている可能性が非常に高いです。自宅のテレビが視聴できなくなった場合は以下を確認しましょう。
①自宅のテレビが全て視聴不良であるか確認する
家庭内にテレビが複数ある方は、全てのテレビに視聴不良が起きているか確認しましょう。
トラブルがテレビ1台である場合は、電波障害の可能性は低いです。
②近隣住民にテレビの視聴不良が起きているか聞いてみる
電波障害は広範囲で起こるため、自身のテレビだけでなく近隣住民にもテレビの視聴不良が起きているか確認しましょう。
その際、以下を聞いてみると良いでしょう。
- テレビの映りは悪くないか
- いつ頃からテレビの映りが悪くなったか(テレビが視聴不良となった場合)
- 地上デジタル放送と衛星放送、どちらの映りが悪いか
- テレビの映りが悪くなる時間や頻度
[注意点]
ケーブルテレビやインターネット回線でテレビを視聴している場合は、有線での視聴となり視聴方法が異なります。近隣住民に聞く際は、アンテナでテレビを視聴している方を参考にしましょう。
電波障害が起きた際の相談先
電波障害が起きた時はどこに相談すれば良いかわからないですよね。
テレビの不具合の状態や住んでいる場所により相談先が異なるため、順に解説します。
相談先①:アンテナ専門業者
自宅のテレビのみ不具合が起きている場合は電波障害の可能性が低いです。
テレビの故障が考えられるためアンテナ専門業者に相談し点検を依頼しましょう。
「アンテナ業者について詳しく知らないから、どこに頼めばいいかわからない」という方はアンテナパンダにお任せください!
アンテナパンダは最短で即日施行可能であり、安心の15年間長期保証があります。アンテナの新規設置だけでなく、アンテナの急なトラブルにも対応しているためお気軽にご相談ください!
相談先②:行政・公共機関
電波障害が広範囲で起こり、民法が視聴できない場合はお住まいの役場や自治会などの行政・公共機関に電波障害の現状を相談しましょう。
NHKが視聴できない場合は、NHKの相談窓口に問い合わせすることをおすすめします。
NHKの相談窓口の電話番号は以下です。
電話番号/0570−003434
受付時間/9:00〜18:00(土日祝、年末年始を除く)
相談先③:管理会社
集合住宅でテレビが視聴不良となった場合は管理会社に相談しましょう。
集合住宅は共同アンテナを使用しており、管理は全て管理会社が行います。
相談先④:一般社団法人700HMz利用推進協会
700MHz電波障害は、一般社団法人700MHz利用推進協会が対応しており、連絡すれば無料で対応してもらえます。
一般社団法人700MHz利用推進協会は、docomo・KDDI・Soft Bank・沖縄セルラーの4社からなる「テレビと携帯電話の混信を防ぐ目的」で活動している団体です。
700MHz電波障害が疑われる地域では、団体からチラシや市町村からのお知らせがあるケースが多いため確認してみると良いでしょう。
テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで
今回は、電波障害が起こる原因や解決できない時の相談先について解説しました。
電波障害の発生原因はさまざまであり、いつ起こるかわからないトラブルです。
相談先や原因を知っていれば、万が一の時に焦らずに適切な対応を取ることができます。
急なアンテナトラブルやアンテナの新規設置を検討される方はぜひ専門業者にご依頼ください。
テレビアンテナの破損や故障などのトラブルに遭遇した場合には、お近くの信頼できるアンテナ専門業者に相談や修理依頼を行うことをお勧めします。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。
例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。
テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください。
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