【徹底比較】異なる要素を持ったさまざまなテレビアンテナを比較してご紹介
多くの家庭に設置され、テレビ放送を視聴するために利用されているテレビアンテナですが、その機種にはさまざまなバリエーションがあります。
形状や対応している放送サービス、取り付けられているパーツや持っている性質など、テレビアンテナの機種はどれも非常に個性的です。
そこで今回は、異なる要素を持っているテレビアンテナ機種について比較しつつご紹介していこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
①素子アンテナ
素子アンテナとはテレビアンテナの分類名の一つであり、テレビアンテナ自体の知名度・認知度と比較すると素子アンテナのそれはあまり高くはありません。
しかし素子アンテナという分類自体は以前から存在しており、地上デジタル放送が一般的になる以前のアナログ放送が行われていた頃からすでに存在していました。
アナログ放送から地上デジタル放送へ移行したのが今から十年以上前なので、素子アンテナがどれだけのあいだ活躍していたのかが多少は実感しやすいのではないでしょうか。
さて、素子アンテナを紹介するうえで欠かすことのできないモノはやはり「素子」です。
素子とは素子アンテナを構成するパーツの一つであり、素子アンテナが電波を受信する際に重要な役割を担っています。
その役割とは、テレビアンテナ本体がテレビ塔や電波塔といった電波送信施設から送られてきた電波を受け取る際に、その電波を増幅させるというものです。
素子には、素子の個数が増えるほど電波の増幅度合いも上昇するという大きな特徴が備わっており、素子アンテナに該当するアンテナ機種は素子が取り付けやすい形状を採用しているものが多いです。
素子アンテナに該当するテレビアンテナとして代表的な機種は、やはり国内トップクラスのシェアを誇る八木式アンテナでしょう。
八木式アンテナとは
八木式アンテナは他のアンテナ機種と比べて施工価格が安価でありながら、備えている素子の数によって高い電波受信感度を誇っています。
その結果、コストパフォーマンスの高さが売りの地上デジタル放送用テレビアンテナとして国内トップクラスのシェアを誇るテレビアンテナになっているのです。
八木式アンテナは素子を取り付けやすい形状をしたアンテナ基部、棒状の長いパーツを持っているため、素子を大量に取り付けることが可能となっています。
なお、素子アンテナのように「素子」の仕組みを利用して電波を増幅させることについては専門的な呼び方として「利得を増やす」と言うこともあります。
テレビアンテナに関する記事を読む際にはご注意ください。
②指向性アンテナ
指向性アンテナとは文字通り、指向性を持ったアンテナのことです。
「電波や音の強弱が方向によって変化する」という性質を指向性と呼ぶのですが、アンテナ以外にもマイクなどに見ることができる性質になっています。
たとえば指向性マイクというのは一方向からの音を集中して録音できる仕組みのになっており、テレビ収録などで実際に使われている光景を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
テレビアンテナにおいてこの指向性を備えた製品は、アンテナの向く方向によって電波を受信する感度が異なり、電波状況や消費電力を大きく左右する要因にもなります。
より分かりやすく言えば、「特定の方向に対して強い電波受信感度を発揮する」ということです。
そんな指向性アンテナが活躍するのは、電波の送受信を行う相手が決まっているシチュエーションであり、テレビ塔や電波塔といった電波送信施設から送られてきた電波を受信するテレビアンテナはこの状況と合致します。
一方で指向性アンテナはその性質上、強風などによってアンテナの向きがズレてしまうと電波受信のはたらきが低下してしまう恐れがあります。
こういったトラブルを避けるためにも、強風被害などにはしっかりと注意しておくことが重要です。
③衛星放送用アンテナ
衛星放送用アンテナは、CSやBSなどの衛星放送を視聴する際には必ずと言っていいほど利用されます。
もしも皆さんが衛星放送を視聴したいと考えても、地上デジタル放送用のテレビアンテナのみしか設置されていない場合にはこの衛星放送用アンテナの設置が必要となります。
さて、そんな衛星放送用アンテナに分類されるテレビアンテナですが、現在のところパラボラアンテナというアンテナ機種のみがこれに該当しています。
パラボラアンテナは白いお椀に似た形状をしており、テレビ放送の分野以外ではレーダーや電波望遠鏡などにも利用されるため言葉だけでも聞いたことがあるという方はいることでしょ
ではなぜパラボラアンテナがこのような形状をしているのか。
その理由についても解説しましょう。
パラボラアンテナの形状
パラボラアンテナの形状は、衛星放送を受信するのに優れた形状になっています。
具体的に説明すると、パラボラアンテナは「ディッシュ」「一次放射器」「コンバーター」という3つの部位から構成されています。
まずディッシュと呼ばれる放物曲面は放送衛星からキャッチした電波を反射させ、中心部分に付いた金属部分へと集中させる役割を持っています。
そして一次放射器では中心点に集まった電波を取り入れます。
最後に、コンバーターは放送衛星から送られてきた電波の周波数を変換する役割を担っています。
こういった仕組みによってパラボラアンテナは電波を受信しているのです。
テレビアンテナに関するご依頼はアンテナパンダまで
今回はさまざまなテレビアンテナについて比較しつつご紹介させていただきました。
テレビアンテナにはそれぞれ異なる特徴がありますので、もしも今後テレビアンテナを新しく設置もしくは買い替えされる場合には、用途や予算などの面から総合的に判断することをお勧めします。
また、テレビアンテナに関するお悩みなどは一人で抱えるよりも専門業者に相談した方がスムーズに解決する場合もあります。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談などを受付ており、アンテナ施工作業では経験豊富なプロのスタッフが作業を行うので安心です。
テレビアンテナに関するご相談やご依頼の際にはアンテナパンダをぜひご利用ください。
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