【テレビの豆知識】アナログ放送が終了した理由とは? 地デジ放送と比較して解説

この記事をご覧になっている方の中には、アナログ放送と聞いてもいまいちピンと来ない方もいるかもしれません。

アナログ放送とは2011年に地上デジタル放送へ完全移行されるまで利用されていた放送形式のことで、2023年時点で放送終了から10年以上が経過しています。

今回はアナログ放送がなぜ終了することになったのかという点について解説するだけでなく、地上デジタル放送との相違点などについても解説していきます。

そもそもアナログ放送とは何か

アナログ放送とは2011年に地上デジタル放送へ全面移行するまで、1953年から50年以上にわたって活躍してきたアナログ信号を使用したテレビ放送の一種になります。

そんなアナログ放送の特徴として挙げられるのが、アナログ放送では「連続する量」として情報を扱い、VHFやUHFといった電波を波のまま送信していた点です。

この特徴のメリットとしては、『電波を波のまま送信するため受信の際に遅延が無い』『チャンネルを切り替える際に動作が早く遅延が無い』という二つの点が挙げられます。

しかし、このメリットはそのままデメリットにもなっているのです。

電波を波のまま送信するということはノイズの影響を受けやすいということでもあり、番組の複製が容易になってしまうので著作権を保護することが難しいというデメリットもありました。

また、アナログ放送には電波を送信する距離が長くなるほど、それに伴って電波の質が低下するというデメリットがあります。

これらのメリット・デメリットはアナログ放送が終了し、地上デジタル放送が普及した現在ではほとんど知られていない特徴と言えるでしょう。

アナログ放送の終了

先述したように、アナログ放送にはいくつかのメリット・デメリットがありますが、これがそのままアナログ放送終了の理由にも繋がっています。

アナログ放送が終了した理由とはずばり、『携帯電話の急速な普及による周波数帯の限界』です。

アナログ放送には電波を波のまま送信しているという特徴があります。

これは遅延が無いというメリットを生む一方、アナログ放送以外の電波が増えればそれだけノイズの影響を受けやすいというデメリットにも繋がってしまいます。

また、アナログ放送が抱える著作権保護が難しい点はテレビ番組制作者の利益を守る観点からも問題がありました。

その結果、アナログ放送は終了することが決定したのです。

そして地上デジタル放送の特徴であるデータ圧縮を利用することで周波数帯の空きを増やし、携帯電波などの通信が行えるように周波数帯の調整が行われることになりました。

地上デジタル放送とは

地上デジタル放送とはアナログ放送の後継として2011年に開始されたテレビ放送の種類であり、1と0の情報で構成されているデジタル信号を利用した放送形式になります。

地上デジタル放送の特徴としては、アナログ放送で使用していたアナログ信号をデジタル回路に通し、デジタル信号へ変換するという仕組みが挙げられます。

この仕組みのメリットとしては『ノイズに強い』『ノイズが混入したとしても、エラーを検出して訂正することが可能』といった点が挙げられます。

その一方でデメリットも少なからず存在しております。

例えば、アナログ信号をデジタル信号へ変更するため受信の遅延が多く、チャンネル切替に時間がかかってしまうといった点が地上デジタル放送のデメリットと言えるでしょう。

ちなみにノイズが大きくなりすぎた場合、アナログ放送は映像が劣化したりノイズが走ったまま停止しませんが、デジタル放送は映像を停止するよう仕組みがしっかり用意されています。

アナログ放送と地上デジタル放送の違いとしては、電波を発信する際の形式やノイズ対策などを挙げることができます。

地上デジタル放送に適したアンテナをご紹介

今まではアナログ放送と地上デジタル放送について解説を行ってきましたが、既にアナログ放送は終了しています。

そのためここからは現在普及している地上デジタル放送を視聴する際に欠かすことのできない、地上デジタル放送に適したアンテナを幾つかご紹介していきます。

①八木式アンテナ

一つ目は八木式アンテナです。

八木式アンテナは何と言ってもコストパフォーマンスに優れたアンテナであり、日本国内において高いシェアを誇るアンテナの機種です。

しかしデザイン性はそこまで高くないため、住宅の外観を損なう可能性があるので注意しましょう。

②平面デザインアンテナ

二つ目は、平面デザインアンテナです。

こちらは八木式アンテナと比較してデザイン性を重視しており、そのコンパクトな形状や豊富なカラーバリエーションがメリットとして挙げられます。

また、天候や鳥害の影響を受けづらい点や倒壊・破損のリスクを避けられるといった点が選ばれる理由になっています。

一方で施工相場は少し高額になりますので、費用を抑えたい方などは注意するようにしましょう。

③ユニコーンアンテナ

三つめは、ユニコーンアンテナです。

スタイリッシュなポール型の形状、高級感のある2色から選べるユニコーンアンテナはデザイン性の高さが評価され、2018年度のグッドデザイン賞を受賞しているアンテナになります。

その形状からソーラーパネルに影を作らない、鳥害や天候の影響を受けにくい、倒壊しても人的被害を出しにくいといった点が評価されており、リスクを気にする方にオススメの機種です。

その反面、デザイン性が高いこともあってユニコーンアンテナは施工コストがやや高額になってしまうので注意が必要です。

アンテナに関するご相談はアンテナパンダへ!

今回はアナログ放送の概要や終了の理由について解説しただけでなく、アナログ放送の後継である地上デジタル放送に関しても解説させていただきました。

現在の日本ではアナログ放送が終了して10年以上が経過しており、地上デジタル放送が主流です。

当然、家に設置するアンテナも地上デジタル放送に適したものを選ぶ方が無難であり、アンテナに詳しくないという方にはアンテナ専門業者に依頼するという選択肢があります。

弊社アンテナパンダは年間アンテナ設置数10,000件といった確かな実績・経験を持ち合わせており、お客様が抱えるアンテナのお悩みに対する完璧なサポートをお約束できます。

もちろんご相談だけでなく設置工事に関しても、ぜひアンテナパンダにお任せ下さい。

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