【テレビの豆知識】B-CASカードは廃止された?B-CASカードに関する最新情報について

BSデジタル放送サービスの開始とともに導入され、現在に至っても「テレビに挿して放送を視聴できるようにするためのカード」として認知されているのが、この「B-CASカード」となっています。
運用開始から約20年が経過しようとしているこの「B-CASカード」ですが、インターネットにおける検索エンジン、及びサジェストでは「B-CASカード 廃止」といったような不穏な文言が散見されるようになってきました。
こうして一部で危惧されているように、本当に「B-CASカード」は廃止されてしまうのでしょうか。
今回はそんな「B-CASカード」に関する基本的な解説を行いつつ、現在における「B-CASカード」の最新情報についてお伝えしていきます。
まず「B-CASカード」ってナニ?
そもそもこの「B-CASカード」というのは、デジタル放送受信機(デジタルチューナー)に同梱されているICカードのことで、基本的には台紙に貼り付けた状態で同梱されています。
「B-CASカード」には赤色・青色の2種類が存在しており、赤色の「B-CASカード」は「BS・110度CS・地上デジタル対応受信機」用の「BS・CS・地上共用カード」、青色の「B-CASカード」は「地上デジタル専用受信機」用「地上デジタル専用カード」として機能しています。
この「B-CASカード」の役割としては「地上デジタル放送」「BSデジタル放送」「110度CSデジタル放送」番組の著作権保護や、自動表示メッセージ、有料放送、データ放送の双方向サービス利用等が挙げられます。
「B-CASカード」の名前の由来について
「B-CAS」という名称は「B-CASカード」の製造・運用元の「ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」を英語化した際の表記である「BS CONDITIONAL ACCESS SYSTEMS」の文言をカタカナ化した上で、省略したものとなっています。
特に頭文字を取る形で省略した結果がこの「B-CAS」といった字面であり、この「B-CAS」やカタカタ表記「ビーキャス」に関しましては上記企業によって商標登録も行われています。
またこの「コンディショナルアクセスシステム」というのは日本語訳すると「限定受信システム」を意味する英語で、この「限定受信システム」とはCS・BS放送と同じく契約者だけが放送を受信できるようにするシステムのことです。
そんな「限定受信システム」の中でも代表的なものとしては「NHK-BS放送」で、その「NHK-BS放送」において表示される四角い受信確認メッセージも、実際に上記のような機能を利用して表示されています。
「B-CASカード」は廃止された?
単刀直入に申し上げますと、この「B-CASカード」自体にはまったく廃止の予定などなく、現在においても引き続き使用できます。
しかしこういった勘違いが多発した原因としては、「2010年にB-CASカードの『ユーザー登録制度』が廃止される」ことが発表されたこと、そして「A-CASチップ」の採用が増えていることなどが挙げられるでしょう。
まずひとつ目に挙げた「ユーザー登録制度の廃止」についてですが、これはデジタル受信機の急速な普及によって大半の世帯でこの「B-CASカード」が利用されるようになり、ユーザーを特定するため登録する必要性が薄れてきたためであると公式が回答しています。
そして二つ目の「A-CASチップ」についてですが、これに関しては次の項目で詳しく解説させていただきます。
「A-CASチップ」ってナニ?
この「A-CASチップ」というのは、昨今普及率が高まっている4K/8K衛星放送(4K/8K放送)専用のもので、従来式の「B-CASカード」の仕様違いとも言える兄弟種のことです。
なお、今までの「B-CASカード」は2K放送(一般的な放送画質)のみ対応していましたが、この「A-CASチップ」は先ほど解説したような4K/8K放送はもちろんのこと、通常の2K放送にも対応可能であるため、言ってしまえば万能型であると言えるでしょう。
また本題に戻りますが、この「A-CASチップ」は外部からテレビ本体の側面部へと差し込む「B-CASカード」とは性質がまったく異なっており、はじめからテレビに内蔵されているといった共通の特徴を持っております。
つまるところ、この特性を知らずに表面的な状況だけを見た場合「B-CASカードが廃止された!」といった勘違いが非常に起こりやすくなっているのです。
しかし先ほど申し上げましたとおり、この「A-CASチップ」というのは「B-CASカード」の仕様違い・兄弟種に当たるシステムであるとともに、本家大元の「B-CASカード」も「A-CASチップ」にそのシェアを少しずつ譲りつつはあるものの、まだまだ運用は続けられていることから、廃止は当分ないと言えるでしょう。
テレビアンテナに関するご相談・ご依頼についてはアンテナパンダまで!
今回は「B-CASカード」に関する基礎的な知識に関してもおさらいを行いつつ、「ユーザー登録制度」が近年廃止されたこと、そして近年採用の増えている「A-CASチップ」について解説させていただきました。
また最後にひとつだけ補足しますと、あくまでこの「B-CASカード」は「ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社」が世間にレンタルといった形で流通させているものになります。
テレビを廃棄処分する等で「B-CASカード」が不要になった際には、同社コールセンターまで問い合わせを行い、返却する手続きをとりましょう。
またテレビは不具合を起こした際には「エラーコード」発するよう作られていますが、この「B-CASカード」に原因がある場合というのも存在しています。
その多くは汚損・欠損から成るエラーですが、特にこの「B-CASカード」には不備が見られず、それでもエラーコードが消えない場合に関しては「B-CASカード」ではなく「テレビアンテナ」に問題が生じている可能性が高いです。
弊社アンテナパンダはテレビアンテナに関するご依頼を365日24時間、年中無休で承っておりますので、ご用命の際はぜひお気軽にご相談くださいませ。

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