【工事の豆知識】八木式アンテナの鳥除けについて!対策しなかった場合に発生する糞害被害も解説
地上デジタル放送、つまりは「地上波放送」を視聴するための専用のテレビアンテナ「地上デジタル放送用アンテナ(地デジ用アンテナ)」ですが、このアンテナのカテゴリーに属する機種の中でも日本国内トップのシェアを誇っているのが「八木式アンテナ」です。
「八木式アンテナ」は「一般的なテレビアンテナの形状」としてイメージされやすい「棒状のパーツで構成された魚の骨のような姿」をしており、同じく「一般的なテレビアンテナの形状」として想起されやすい、お椀のような姿をした衛星放送用アンテナ「パラボラアンテナ」と同様に認知度・設置比率の高いアンテナとして、多くの場所で利用され続けています。
性能面に関してですが、特に「八木式アンテナ」は高い電波受信感度・安い本体価格を両立した、いわば「コスパの高い地上デジタル放送用アンテナ」として完成されており、古くはアナログ放送の時代から運用されているアンテナとなっています。
このように高い性能を持っている上にシェア率も高く、業者も取り扱いに手慣れているといった多くのメリットを持ったテレビアンテナが「八木式アンテナ」です。
その反面、設置の際などに適切な対策を施さなかった場合には「糞害」という困った問題を引き起こしてしまいがちであるといったデメリットも抱えております。
今回はそんな「糞害」について、そしてこの「八木式アンテナ」にはどのような糞害対策を施せばいいのかに関しても徹底的に解説させていただきます。
まず「糞害」ってどんな被害なの?
そもそも「糞害」とは?
この「糞害」とは、テレビアンテナに起きるトラブルのひとつであり、「鳥害」と呼称される場合もあります。
発生のメカニズムとしては単純で、アンテナ本体に鳥が留まる、フンをすることで引き起こされる問題となっています。
特にこの「八木式アンテナ」や、「八木式アンテナ」の派生機種である「パラスタックアンテナ」での発生率が高く、さまざまな被害を併発させる危険性があることからも「たかがフンだろう」と侮ることはおすすめしません。
実際にアンテナへ鳥が留まる、フンをするとどういった弊害が発生する懸念があるのか、項目別に詳しく見ていきましょう。
〜「糞害」によって発生する被害一覧〜
①付着した糞によって景観が損なわれる
まず一番分かりやすい「フン」の被害例は、落下したものが屋根上・アンテナに残留し、長期に渡り建屋を汚損し続けてしまうという点です。
風雨で自然と流されるだろうと放置すると、固着してなかなか取れなくなったり、跡がついて完全に落ちない状態になったりしてしまう可能性もあるため、やはり発見次第除去するのが好ましいと言えるでしょう。
②ソーラーパネルの効率が落ちる
設置率が上がった現代ならではと言えますが、フンがソーラーパネルに落下して効率を落とし続けるというのも見逃せない点になります。
除去されるまで汚れた部分は効率が落ちたままとなってしまい、不利益も放置した期間分蓄積していくので金銭的な被害も発生してしまいます。
③アンテナがズレてテレビが映らなくなる
これは主に今までのような「フン」による被害ではなく、どちらかといえば鳥全般に発生する被害ですので「鳥害」といった呼称が相応しい事例ですが、これに関しても同様にご紹介させていただきます。
「鳥害」とは鳥が停まった際に発生する被害のことを指し、その内容は「アンテナに乗った鳥によってアンテナの向きがズレ、テレビ映りが悪化する」というものになります。
中でも「指向性アンテナ(八木式アンテナやパラスタックアンテナ、パラボラアンテナ)」のような「向き」が重要なアンテナに関しましては、少しでもズレが生じるとノイズが発生するどころか放送自体がまったく映らなくなってしまうことが多いので注意が必要です。
「八木式アンテナ」に施せる鳥避けについて
①結束バンドを巻く
この方法は非常に安価であるため不安になるかもしれませんが効果自体は非常に優秀であり、その点は同じく外見にやや難を抱えている「八木式アンテナ」と似ているとも言えるかもしれません。
とにかくコストパフォーマンスに特化した「結束バンドを巻く」という対策方法ですが、ここで用いる「結束バンド」とは鳥害専用の規格品でもなんでもなく、あくまで市販品を流用する形となっています。
その使い方としては「結束バンド」をいくつも巻き、伸びた部分が上を向くようにするといったありふれた方法ですが、特に糞害被害の発生源としては代表格であるカラスなどには絶大な威力を発揮してくれるでしょう。
もしも「結束バンドを巻いたアンテナ」というややチープな外観に抵抗がある方は、専用の鳥避け機具を購入するか、後述する「超音波害鳥撃退器」の導入を検討してみてください。
②「超音波害鳥撃退器」を導入する
上述した結束バンドによる鳥害防止方法以外にも、「超音波害鳥撃退器」を導入するという選択肢があります。
動力供給方式に関してはソーラー式、コンセント式と機種により差異はありますが、「害鳥が不快に思う音波を出す」といった手法で鳥を撃退するという点は共通しているのがこの「超音波害鳥撃退器」になります。
外見に至っても機械的であり、外観を崩すことはありませんが、住み慣れてしまった鳥には効果が出るまで長い、頭の良いカラスなどには学習されてしまうといったデメリットも併せ持っているためその点は注意が必要であると言えるでしょう。
テレビアンテナに関するご相談・ご依頼はアンテナパンダまで!
今回の記事では「糞害」とは実際にどういった被害なのか、またどのような鳥避け方法があるのかについてご紹介させていただきました。
「糞害」に対する具体的な対策方法は多数存在しているものの、屋根上にアンテナを設置している場合に関しては高所での作業となるため、作業中は常に滑落の危険性を背負うことになってしまうのが現状となっています。
どのような鳥避け対策を選択するにしても、高い技術力・豊富な実績を持ち合わせた「アンテナ専門業者」に依頼するというのが一番安心で確実であると言えるでしょう。
弊社アンテナパンダは365日24時間対応・最短即日施工という方針の上で、アンテナに関するどのようなご依頼も受け付けております。
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