【アンテナの豆知識】平面デザインアンテナのメリット!短所や特長に関しても徹底解説
一言に「テレビアンテナを設置する場所のイメージは?」と聞かれれば、多くの人が「屋根の上」と答えることと思います。
事実、日本国内でトップのシェア率をほこっている地上デジタル放送用アンテナ「八木式アンテナ」は、一部の例外を除いてほとんどが屋根の上に設置されており、また普及率も他の機種に比べると圧倒的なため、実際に住宅街などでも屋根上に設置されている魚の骨のようなこの「八木式アンテナ」の姿をご覧になったことのあるお客様も多いことかとも思います。
「八木式アンテナ」は第二次世界大戦前に基礎設計を確立した歴史のあるテレビアンテナですが、時代の流れはアンテナ技術にも革新を促し、現代の日本では多種多様なテレビアンテナが設置・運用されています。
その中でも、先ほどの一般的なイメージとして挙げた「テレビアンテナは屋根の上に設置するもの」といった印象を打ち壊すような、そんな新鋭の地上デジタル放送用アンテナ「平面デザインアンテナ」について、今回の記事では徹底的にご紹介させていただきます。
「八木式アンテナ」の設置ができない、設置すると問題が起きるような環境であったとしても、この「平面デザインアンテナ」であれば設置ができる、問題を起こさずに済むといったケースも多々ありますので、後学のためにも最後までお付き合いいただけると幸いでございます。
そもそも「平面デザインアンテナ」とは?
まずはこの「平面デザインアンテナ」に関する基本的な知識・構造に関してですが、「平面デザインアンテナ」は地上波番組を見るための地上デジタル放送用アンテナであると同時に、先ほど名前を出した「八木式アンテナ」より一歩進んだ存在である「第二世代アンテナ」でもあります。(「八木式アンテナ」は「第一世代アンテナに該当しています)
外見は縦長の箱型状となっており、魚の骨のようになっている「八木式アンテナ」とは大きく異なってはいますが、電波を受信するための装置自体はしっかりとこの箱の中へと内蔵されているため、同じように電波を受信して地上波放送をテレビに映してくれます。
では「何が違うの?」と聞かれれば答えは簡単です。
「八木式アンテナ」をはじめとしたさまざまなテレビアンテナとは違って、この「平面デザインアンテナ」は建屋の側面部、つまり壁に設置することを前提として設計されているのです。
平面デザインアンテナのメリット!
①住居の景観を損ねづらい
「デザイン」といった文言の通り、ずばり外観や建物との調和性にも重きを置いて開発されたこの「平面デザインアンテナ」は、設置してもご自宅の景観を崩しづらいといったメリットを持っています。
無骨で人によっては少し古臭い印象を与えることもある「八木式アンテナ」を屋根上に据えるのに比べて、「平面デザインアンテナ」は目に付きづらい隣家に接する側面部などに設置が可能であるほか、アンテナ自体も箱型のスタイリッシュな形状にまとめられているため、昨今増えている洋風な住居に取り付けた場合にも違和感を与えづらいと言えるでしょう。
また屋根上の形状や状況のせいで一般的なアンテナが取り付けられないといったケースの際にも、「壁に設置できる」といった他にない特徴を持つこの「平面デザインアンテナ」は活躍が期待できることと思います。
②アンテナを設置することによって問題が発生するといった心配がない
テレビアンテナの中でも特に「八木式アンテナ」や「八木式アンテナ」の派生機種である「パラスタックアンテナ」に関しては、サイズが大きかったり構造が棒状のパーツの集合体であることも相まって、影が隣家のソーラーパネルにかかってしまう、隣家上空まで突き出てしまうといった「越境問題」に発展してしまうケースがあったり、鳥が留まって糞をしてしまい、その糞で屋根が汚れてしまう、弱酸性のフンであった場合には屋根の塗装も溶かしてしまうといったことが心配される「鳥害」の発生率も他のアンテナに比べて高くなっています。
また一般的なテレビアンテナは、強風や豪雨などに際して損傷を受けてしまう、場合によっては倒壊してしまい、周囲に被害が発生してしまうといったことも考えられますが、これら一切のことに対してこの「平面デザインアンテナ」は被害が生じにくいと言えます。
平面デザインアンテナのデメリット
①受信感度がそれほど高くない
受信感度が高いアンテナの代表格である「八木式アンテナ」「パラスタックアンテナ」や、あくまで一般的な受信感度を持っている「ユニコーンアンテナ」などと比べても、「平面デザインアンテナ」の受信感度はそれほど高くないポイントは注意点として挙げられます。
受信電波を増幅させるアンテナ専門機器「ブースター」などで補強を行わない限り、設置する環境によっては放送にノイズが入ってしまう、また全く映らないといったケースも考えられますので、設置の際には十分ご注意ください。
②コストが高くなってしまいがち
気になる「平面デザインアンテナ」の施工相場ですが、参考に「八木式アンテナ」が16,000円から30,000円ほどであるのに対して「平面デザインアンテナ」は20,000円から50,000円と高額になってしまうケースが多く、さらにブースターを設置する場合には追加費用もかかりますので、アンテナ本体の値段もトータルコストも共に高くなりがちであると言えます。
アンテナに関するお悩みはアンテナパンダまで!
今回は「平面デザインアンテナ」に関する基本的情報、メリットやデメリットについてご紹介させていただきました。
メリット・デメリットの項目をあげました通り、第二世代アンテナである「平面デザインアンテナ」も万能というわけではなく、「八木式アンテナ」とは違った長所・短所がそれぞれ存在しているといったことは、今回の記事でわかっていただけたことと思います。
「じゃあどんなアンテナだったら最適なの?」とお悩みになるかもしれませんが、弊社アンテナパンダは365日24時間、お問い合わせフォームを開いております。
アンテナパンダにはアンテナ総施工数20,000件を成し遂げた、経験・技術・知識溢れる優秀なエンジニアが多数在籍しており、お客様のいかなるニーズにも対応が可能です。
アンテナでお困りの際は、ぜひお気軽にお声かけ下さい。
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