【専門用語】よく目にする受信感度の意味とは?アンテナ設置における役割を紹介
住宅にアンテナの新設・取り換えを検討されている方はアンテナについて調べる中で、必ず「受信感度」という専門用語を目にする機会があると思います。
それほどまでにアンテナ設置には欠かせない要素である受信感度、今回はその基本的な意味から施工における役割までを詳しく解説していきます。
「受信感度とは一体、何のことなのか?」
「アンテナ設置においてどんな役割があるのか?」
こういった疑問をお持ちの方や、住宅にアンテナ設置を検討されている方は是非この記事を読んで、正しく「受信感度」について理解してください。
受信感度とはどういった意味なのか
そもそもテレビ番組を快適に視聴するためには、十分な電波環境とそれを受信する力を持ったテレビアンテナを設置する必要があります。
受信感度とはテレビアンテナの「受信する力」のことであり、この力が強ければ強いほど電波環境が悪い場所においても、使用することができる製品であると言えるでしょう。
また一般的に設置されるテレビアンテナの種類は5つあり、それぞれ受信感度の強弱が存在しているため注意が必要です。
八木式アンテナの受信感度は強く、コスパが良い
現代の日本において最も需要が高く、設置数も多いテレビアンテナが「八木式アンテナ」です。
アンテナが工業製品である性質上、需要が高く大量生産が可能な八木式アンテナは比較的安価でありながら、受信感度が高くコスパのよい製品であると言えるでしょう。
一方でデザイン性には乏しく「住宅の外観を損ねている」といった声もあるほか、天候や鳥害の影響を受けてしまいやすいといった注意点も存在しています。
平面デザインアンテナの受信感度は低めだが、デザイン性が高い
八木式アンテナの注意点であったデザイン性に重きを置き、第二世代として登場したテレビアンテナの種類が「平面デザインアンテナ」です。
住宅の外観を崩してしまわないことが大きなメリットであるため、住宅の外壁や低い場所など目立たない位置に設置することから、平面デザインアンテナの受信感度はどうしても低くなりがちで、遮蔽物などにも注意が必要です。
しかし仕組みの部分が箱の内部にまとめられているため、天候や鳥害の被害は受けにくいといったメリットも存在している製品です。
ユニコーンアンテナは受信感度も高い、ハイブリッドなアンテナ
第三世代とも呼ばれる「ユニコーンアンテナ」は、高い受信感度とすっきりとしたポール型の形状から目立つことがありません。
住宅の外観を崩してしまうことやソーラーパネルに影を作ってしまうことも少なく、非常にリスクが低く安心して使用できるテレビアンテナであると言えるでしょう。
デメリットとしても「洋風建築に比べて純和風建築にはマッチしない」などのみであり、致命的な欠点はありません。
しかし2018年に販売が開始されたため歴史は浅く情報が出てきにくいこと、取り扱いしていない業者も存在する点には注意してください。
室内アンテナは施工が楽だが、受信感度は弱い
個人であっても取扱説明書をしっかりと確認すれば最短5分で施工ができる、といった点に大きな特徴があるのが「室内アンテナ」です。
その名前の通り室内に設置する種類のテレビアンテナであるため、住宅の外観を損なってしまうこと、また自然災害や天候・鳥害などの被害を受けてしまうことがありません。
しかし同様の理由で障害物の影響によって電波を受信しにくくなってしまう点、また室内アンテナ自体は受信感度が低く、弱電界地域においては単体で使用は難しい点などに注意しましょう。
パラボラアンテナは受信する条件が難しい
5種のテレビアンテナの中で唯一衛星放送(BS/CS放送)を受信する目的で設置されるのが、「パラボラアンテナ」です。
白いお椀型の形状をしているこのアンテナは特に指向性が強いため、受信の途中でノイズなどが混じってしまう危険性は低いといった特徴を持っています。
一方で必ず南南西の方角を向いている必要があること、外壁やベランダに設置されるケースが多いことから遮蔽物などの影響を受けてしまいやすい点などに注意が必要です。
住宅が位置している住宅の電波状況より、設置時の向きや場所に気を付けるタイプのテレビアンテナであると言えるでしょう。
施工における「受信感度」の役割
アンテナ設置には欠かせない、という表現を冒頭でしましたがこれは過言ではなく、受信感度という要素を無視して「アンテナの種類・設置場所・周辺機器の有無」などを決めることはできません。
まずは住宅の電波環境によって受信感度がどの程度必要なのかを検討し、電波が弱い場合は必ず八木式アンテナなど高い受信性能をほこるテレビアンテナを選びます。
もし平面デザインアンテナや室内アンテナを弱電界地域にお住いの方でどうしても取り付けたい場合は、「ブースター」と呼ばれる周辺機器の設置を検討してください。
また電波が強い場合は基本的にどのアンテナでも問題はありませんが、遮蔽物などの関係によって選べない種類があること、また電波が強すぎる際は「アッテネーター」という周辺機器の追加設置を検討することがあるでしょう。
このように住宅へのアンテナ設置において、受信感度を考えて決める場面が多く存在する重要な要素であると言えます。
アンテナに関するお悩み・ご依頼はアンテナパンダまで
今回は「受信感度」というアンテナ設置における専門用語一つに注目し、その意味や施工時の役割についてご紹介しました。
住宅にアンテナの取り付けを行う際はこうした専門用語、専門器具なども多く登場するため個人で全てを判断・実行することは非常に困難であると言えます。
これからアンテナの新設、または取り換えなどを検討されている方は信頼できる専門業者に相談することをオススメいたします。
「最安値宣言」や「火災保険の適用」などを通してお客様の負担を減らす施工を心がけているアンテナパンダでは、365日間、24時間どのタイミングでもアンテナに関するお悩み・ご依頼を受け付けています。
まずはフリーダイヤル、フォーム、LINEなどからお気軽にご相談ください。
お電話で問合せ
LINEで問合せ
以下のLINEボタンをタップして、友だち追加後メッセージを送信ください。
メールで問い合わせ