【アンテナを設置せずにテレビを見る方法】光回線の回線の役割や特徴とは?
高速でのインターネット接続を実現できることでも知られている「光回線」ですが、その光回線を使ってテレビを視聴することができるのはご存知でしょうか。
また、すでに先述したインターネットなどで光回線を使用しているといった方であれば、光回線でのサービス紹介などで「光テレビ」という単語を目にしたことがあるかと思われます。
今回は、なぜテレビアンテナを設置せずとも光回線でテレビを視聴できるのか、またその特徴・メリット・デメリットについても詳しく見ていきます。
光回線とは
まずそもそも光回線とは、高速で安定したインターネット接続を実現するために作られた、最新の通信回線のことを指しています。
光ファイバーというガラスやプラスチックでできた細く透明な線を用いてデータの送受信を行うというもので、電磁波の影響を受けないといった特徴を持つため、通信速度自体も非常に速いものとなっています。
現代社会においてはテレワークやオンラインゲーム、動画サイトといった通信速度の速さ・安定性を求められるコンテンツが普及したため、一般家庭でもこの光回線の採用は広がっています。
このように、インターネットを利用する上ではかなりの高性能を示す光回線ですが、基本的には電波のやり取りによって視聴を成立させているテレビの役割を、どのようにして果たせるのでしょうか。
光回線だけでテレビが見られる仕組み
実際にテレビアンテナを利用せず、光回線のみを利用してテレビ視聴を実現させるには、まず電柱から光ファイバー・ケーブルを自宅に引き込むことから始めます。
これで言う電柱とは特に特別なものではなく、街中に張り巡らされているあの電柱のことを指しています。
引き込んだケーブルの行き先は「映像用回線終端装置」で、これに関しては光回線のテレビ契約時における工事の際、業者に取り付けてもらうものであるのでご自身で準備する必要等は特にございません。
用意するものはこれだけで、あとは接続した光ファイバー・ケーブルが直接放送データのやり取りを行い、テレビ視聴が可能になるといった流れになります。
また「光回線を使ってインターネットとテレビを同時に利用すると、回線が重くなるのでは」といった不安の声も耳にしますが、インターネット利用には「IP方式」を、テレビ利用には「RF方式」といったそれぞれ別の波長を採用しているために問題を起こすことは基本的にございません。
これら2つは完全に異なる通信方式であり、干渉し合わない性質を持っていることからどちらも「光回線」として一本化することが可能で、この場合は利用者側からしても契約がシンプルなものになる、料金支払いが一件だけで良くなるなどといったメリットを生みます。
光回線が持つメリット
①取り付け工事が簡単
光回線の利用自体が初めてである場合、まずはその光回線を家に引き入れる工事が必要になります。
しかし先ほど見てもらった簡単な構造を見てもらえれば分かるとおり、工事は1〜2時間ほどで完了する単純なもので済む場合が多いです。
専用のケーブル・コンセントが設置済みである場合であれば、立ち会いも不要であるケースもあり、工事に関してはアンテナに比べて非常に楽なものとなっています。
②悪天候でも安定したテレビ視聴を可能
光回線はアンテナを設置する必要がないことから、天候による大きな影響を受けることが少なく、元々の光ファイバーが持つ性質も相まって安定した視聴が可能となっています。
アンテナも日々進化していますが、やはり台風や大雪などに由来する電波障害というものは発生しまうことがあり、その点光回線は優れていると言えるでしょう。
ただしあまりにも強い豪雨の際においては、稀に通信が乱れるケースが報告されていますので、注意が必要となっています。
③衛星放送用アンテナを設置せずにCS/BS放送を視聴することができる
本来であれば、放送衛星から送られる放送電波を、衛星放送用アンテナであるパラボラアンテナで受信することで初めて視聴できるのがCS/BS放送です。
しかし、光回線によるテレビ視聴では、地上波放送と同じ要領で放送データを得ることが可能であるため、パラボラアンテナ無しで衛星放送を視聴できます。
光回線が持つデメリット
まずそもそもとして、光回線が利用できるエリア自体が制限されているといった大きなデメリットを持っています。
基本的に大都市圏などでは問題なく利用することができますが、それ以外の周辺地域や地方地域ともなると、一部のみの提供に留まっているため、導入自体が不可能となっています。
またマンションをはじめとした集合住宅で新規に導入することも不可能となっており、仮に対応可能であるマンションであったとしても、特に賃貸の場合などは必ず大家の了承を得て回線工事を行うことが原則となってきます。
またこの際に事前確認等を怠ってしまった場合、退去時などにおける重大なトラブルを引き起こす原因ともなりかねません。
アンテナに関するお悩みはアンテナパンダまで
アンテナを設置せずとも地上波放送、衛星放送の両方を視聴することができ、安定した視聴を実現してくれるといった長所を持つ光回線ですが、地域によっては設置すらできないという大きな欠点も合わせ持っていることが今回わかったことかと思われます。
一方で、テレビアンテナが持つ強みとしては、やはり「地域に左右されず設置することができる」といった点でしょう。
放送データの送信元である電波塔から遠く、電波が弱い地域に設置しようといった場合でも、アンテナ自体の種類を工夫したり、アンテナ関連機器を充実させることで一般の地域と比較しても遜色のない視聴をどこでも実現することが可能です。
弊社アンテナパンダには全国で10,000件を超える年間実績で培った、確かな技術・経験を持つ優秀なエンジニアが多数在籍しており、どのような環境でもテレビの視聴を可能にできるアンテナ設置能力を持っています。
どのような環境、いかなる状況においてのアンテナ設置・アンテナ関連機器導入においても、是非このアンテナパンダまでどうぞお気軽にご相談ください。
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