【アンテナの種類】パラボラアンテナの特徴とは?メリット・デメリットや比較を紹介
誰もが一度は目にしたことがある白く丸いお椀型アンテナ、「パラボラアンテナ」について情報をまとめました。
パラボラアンテナが果たす基本的な役割、特徴的な形状の仕組みや特徴、施工依頼を行う上で注意すべき点を分かりやすく解説しています。
パラボラアンテナの設置や取り換えを検討されている方、パラボラアンテナの情報を知りたい方はぜひ参考にお使いください。
パラボラアンテナとは、その役割は?
パラボラアンテナとは白く丸いお椀型のアンテナで、BS/CS放送などの衛星放送を視聴するために設置されます。
業務用のパラボラアンテナはそのほか、マイクロ波通信や電波望遠鏡などにも使われますが、一般家庭に設置される物はほぼ全てテレビ用となっています。
地上デジタル放送とは異なる電波を受信するため、地上波テレビでは見ることのできない多数のジャンルやテーマの番組を視聴することができます。
BS放送は約30チャンネル、CS放送ではオプションを付けることで80〜240もの豊富なチャンネルを視聴することが出来るのも魅力です。
また地上デジタル放送を受信するために設置される八木式アンテナや、デザインアンテナなどと併用して設置されることが多い傾向にあります。
パラボラアンテナの仕組み
パラボラアンテナの形状について
パラボラは「放物線」という意味を持ち、お椀型の部分が放物面を描いていることから名付けられました。
ではどうしてこんな形状をしているかと言うと、それは衛星放送を受信するのに優れた形状だからです。
パラボラアンテナは宇宙に存在する放送衛星と交信するため、送られてくる電波はどうしても弱くなってしまいます。
こういった背景があるため、パラボラアンテナはお椀型の反射器で電波を反射し、中心部分に集めて受信しやすいように設計されているのです。
パラボラアンテナを構成する3つの部位
パラボラアンテナは放物曲面凹型のアンテナで、「ディッシュ」「一次放射器」「コンバーター」の3つの部位から成り立っています。
ディッシュと呼ばれる放物曲面は先述の通りキャッチした電波を反射させ、中心部分に付いた金属部分に集中させる役割を持ちます。
一次放射器では中心点に集まった電波を取り入れます。
コンバーターは放送衛星から送られてくる電波の周波数を変換する役割です。
こういった仕組みで、パラボラアンテナはテレビを視聴するために十分なレベルの電波を受信しているのです。
パラボラアンテナの特徴
パラボラアンテナにはその形状、性質から特筆すべき特徴が存在します。
今回はその中から、3つの特徴を紹介します。
①ノイズに悩まされず、快適にテレビを視聴できる
パラボラアンテナは強い指向性を持っています。
放送衛星から電波を受信する際にノイズが入ることが少なく、側面や背面への電波漏れも防ぎやすいのです。
そのため快適なテレビ視聴が可能です。
②一度設置すると維持するコストがあまりかからない
パラボラアンテナの寿命は10〜15年と言われています。
また設置コストは20,000円、デザインアンテナとの同時設置で36,000円ほどが相場となっています。
BS/CS放送を視聴する方法はパラボラアンテナに限らず、ケーブルテレビや光回線などがありますが、毎月の使用料金が発生します。
ケーブルテレビは月額4,000〜5,000円、光回線は月額5,000〜6,000円が相場です。
もちろん依頼業者によってコストは前後しますし、それぞれに特徴があるため一概には比べられませんが、パラボラアンテナにおいて維持費は有料チャンネルの契約料や劣化時の交換費用のみであり、比較的安価であると言えます。
ケーブルテレビや光回線は、住宅の屋根にアンテナを「設置したくない」「設置できない」という方には有力な選択肢です。
③綺麗な画面でテレビを視聴できる
衛星放送は2018年12月1日から4K8K放送がスタートしました。
そのためパラボラアンテナであれば、現時点で4K8K放送に対応していない地上デジタル放送に比べ、高画質なテレビ視聴が可能になります。
しかし全てのパラボラアンテナが4K8K放送に対応している訳ではないので、ご購入の際には注意が必要です。
パラボラアンテナを設置する上での注意点
パラボラアンテナの設置には注意すべき点が、幾つか存在します。
その中で今回は2つ紹介します。
①パラボラアンテナは南南西を向かせないと、受信ができない
全てのパラボラアンテナが同じ方向を向いていることは、あまり知られていない事実です。
パラボラアンテナは指向性が強く、電波を送信している放送衛星が南南西にある赤道上空に存在しているためこのような形で設置されます。
しかし南南西を向かせれば受信するかと言えば、そうとも限りません。
山や建造物など電波を遮ってしまうものが南南西の方角に存在すると、パラボラアンテナは電波を受信できない場合があります。
また屋内に設置した際には電波が弱まり受信ができない可能性もあります。
壁や屋根に留まらず、窓ガラスの素材やカーテンの厚さ、先述のような外の障害物も影響するため、パラボラアンテナの設置場所には注意してください。
②雨や風、台風の影響を受けやすい
パラボラアンテナは住宅の屋根上や外壁、ベランダなどに設置することが多い為、八木式アンテナと同じく台風など天候の影響を受けやすいことが挙げられます。
雨風は電波受信の妨げになってしまうだけでなく、アンテナ本体の劣化を助長します。
ほかにも積雪などが破損の主因となることもあります。
アンテナの破損は住宅を傷付けてしまったり、最悪の場合は通行人などに被害が及ぶ可能性があるため注意して設置場所を選んでください。
パラボラアンテナ設置なら、アンテナパンダへ!
記事で紹介した様にパラボラアンテナには様々な特徴、設置する上での注意点があります。
そのため施工依頼をする業者は慎重に選んでください。
アンテナパンダには「実績紹介」でご紹介している様に、2万件を超えるアンテナ設置の施工実績があります。
BS/CS放送視聴のためにパラボラアンテナの設置や、取り換えをご希望のお客様は是非、アンテナパンダまでお問い合わせください。
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多数の施工経験を積んだスタッフが、お客様のご要望に合わせ最適なアンテナを選び、充実のサポートと共にしっかりと設置させていただきます。
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