【アンテナの豆知識】テレビアンテナを屋根裏に設置したい!メリットデメリットは?
テレビを視聴するために必要なテレビアンテナ。
しかし、昔ながらの八木式アンテナは電波の受信感度が良いものの見た目がちょっと…と思っている人も多いでしょう。
とはいえ、他のアンテナは見た目はまだ良いものの電波の受信感度が低いといったデメリットがあるのです。
そこで今回の記事では、テレビアンテナを屋根裏に設置するメリットとデメリットを紹介します。
テレビアンテナは屋根裏に設置できる?
結論からいうと、テレビアンテナは屋根裏に設置可能です。
ただ、以下の最低限の条件をクリアする必要があります。
- 点検口がある
- 屋根裏にアンテナを設置するスペースがある
- テレビ視聴に必要な電波を受信できる
- 木造住宅
- 瓦やスレートなどの金属以外が使用されている屋根である
この5つの中のどれか1つでも欠けると、テレビアンテナを屋根裏には設置できません。
3.の「テレビ視聴に必要な電波を受信できる」に関しては、
- アンテナの設置業者に電波のチェックをしてもらう
- 電波チェッカーを購入して屋根裏内の電波状況を確認する
といった方法があります。
4.「木造住宅」に関しては、鉄筋などの金属を使用している住宅の場合、電波が遮られてしまったり、反射・吸収してしまうという特徴があるので、順守しなければなりません。
ただ、アンテナの設置業者などに電波測定を行ってもらって、問題ないとお墨付きをもらったのであれば問題ありません。
5.「瓦やスレートなどの金属以外が使用されている屋根である」に関しても、自宅の屋根がどういう構造なのかを調べておくと安心でしょう。
テレビアンテナを屋根裏に設置できるのは地デジアンテナのみ!
テレビアンテナには、地デジ専用アンテナおよび衛星放送専用アンテナがあります。
しかし、屋根裏に設置できるのは地デジ専用アンテナのみです。
地デジ専用アンテナは、屋根や壁などの障害物があっても、障害物の素材が金属でない限り電波を受信できるからです。
一方、衛星放送専用のアンテナは、電波が障害物を抜けることはできません。
ただ、屋根裏に天窓があるような場合は設置が可能になることも…。
このあたりは、電波チェッカーなどを利用して電波の有無を確認する必要があるので、アンテナ業者に依頼するのが良いでしょう。
テレビアンテナと太陽光パネルの共存は難しい!
テレビアンテナと同じく住宅の屋根の上に設置されるものとして、太陽光パネルが挙げられます。
ただ、テレビアンテナと太陽光パネルの共存は難しい事実が…。
太陽光パネルは、太陽光をいかに吸収できるかが重要なポイントです。
住宅の屋根にテレビアンテナが設置されていると、テレビアンテナが影となり、太陽光パネルの発電量を落としてしまう可能性があります。
太陽光パネルでは、発電された電力を使って売電収入を得たり、電気代の削減を狙うことが可能です。
だからこそ、太陽光パネルの発電量を落とす可能性があるテレビアンテナは、住宅の屋根に取り付けられないのです。
ただ、状況が許すのであれば、太陽光が望めない北側にテレビアンテナを設置できる可能性も…。
この場合も、住宅によって状況が変わるので、アンテナ業者に細かな部分を調査してもらう必要があります。
テレビアンテナを屋根裏に設置する主なメリットは?
テレビアンテナを屋根裏に設置する主なメリットは、以下の通りです。
メリット①家の景観を乱さない
テレビアンテナを屋根裏に設置するメリットとして、家の景観を乱さないことが挙げられます。
古くから存在している八木式アンテナは、魚の骨の形をしている一風変わった形の地デジ専用アンテナです。
電波の受信感度が非常に良いというメリットこそあるものの、変わった形状から昨今のスタイリッシュな住宅には似合いません。
ただ、屋根裏に設置できれば、家の景観を乱すことなく、電波の受信感度が高いテレビアンテナを使うことができるのです。
メリット②自然災害の影響を受けずに済む
テレビアンテナを屋根裏に設置するメリットとして、自然災害の影響を受けずに済むことも挙げられます。
屋外のテレビアンテナはとても頑丈に設置しますが、
- 強風や積雪の重みでアンテナが折れる
- 塩害の影響で錆びが進む
- 強風でテレビアンテナの方向が変わる
といった様々な悪影響があるでしょう。
しかし、テレビアンテナを屋根裏に設置すれば、そういった自然災害の影響を気にしなくて済みます。
安心してテレビを視聴できるでしょう。
メリット③屋根の修繕工事の邪魔にならない
テレビアンテナを屋根裏に設置するメリットとして、屋根の修繕工事の邪魔にならないことも挙げられます。
住宅の屋根はもちろん経年劣化があり、修繕工事が必要になることもあるでしょう。
大規模な屋根の修繕工事を行う際には、必要に応じてテレビアンテナを一旦外さなければならないこともあります。
テレビアンテナを屋根裏に設置しておけば、屋根の修繕工事の邪魔にはなりません。
テレビアンテナを屋根裏に設置する主なデメリットは?
続いて、テレビアンテナを屋根裏に設置する主なデメリットは、以下の通りです。
デメリット①設置できる条件が厳しい
テレビアンテナを屋根裏に設置するデメリットは、設置できる条件が厳しいことです。
こちらは、第1章で紹介した通りになります。
また、近くに高い建物があったり、高い木々が立ち並んでいる場合、電波が遮蔽障害を受けてしまう可能性があります。
遮蔽障害を受ける可能性が高いと判断された場合、テレビアンテナを屋根裏に設置することはできません。
デメリット②LED照明の電波障害を受ける可能性が高い
テレビアンテナを屋根裏に設置するデメリットは、LED照明の電波障害を受ける可能性が高いことです。
LED照明をつけない日中はテレビが通常通り視聴できるのに、LED照明をつける夜間になるとテレビの映りが悪くなるといった場合、LED照明が原因で電波障害が起きていると考えます。
この場合、電波障害を起こさない対策の取られたLED照明を購入することで解決しますが、LED照明はそれでなくても高いもの。
お金で解決できるとはいえ、家計がダメージを食らうことでしょう。
デメリット③塗料が電波障害の原因になる可能性もある
外壁塗料の中に金属が含まれていることで、それが原因でテレビの映りが悪くなるケースもあります。
屋根裏にテレビアンテナを設置する場合は、外壁塗装を行ってもらう際にしっかり業者に相談しましょう。
テレビアンテナを屋根裏に設置したい場合はアンテナパンダまで
見た目にこだわった新築住宅。
それなのに、テレビアンテナの見た目が変だと、せっかくのこだわり住宅が台無しです。
住宅の見た目を気にして、初めから屋根裏を作る人も増えているのだとか。
リフォームの場合も、紹介した条件にさえクリアできれば、テレビアンテナを屋根裏に設置することは可能です。
弊社アンテナパンダでは、24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。
例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。
テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください
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