【徹底比較】衛星放送・地デジ・ケーブルテレビはどう違うのか

日夜様々な番組が放送され、私たちの大事な娯楽や情報源にもなっているテレビ放送ですが、皆さんはテレビ放送の中にもいくつかの種類があることをご存じですか。

衛星放送や地上デジタル放送、ケーブルテレビといった放送サービスはそれぞれ異なる仕組みで動いており、非常に特徴的です。

そこで今回は衛星放送・地上デジタル放送(地デジ)・ケーブルテレビにはそれぞれどのような違いがあるのかについて比較して紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

①衛星放送とは

そもそも『衛星放送』とは地上デジタル放送と異なり、宇宙空間に浮かぶ放送衛星と電波のやり取りを行うテレビ放送を指す言葉です。

また衛星放送と一口に言っても、BS放送やCS放送などに細分化されています。

BS放送は『Broadcasting Satellite (放送衛星)』、CS放送は『Communications Satellite (通信衛星)』という正式名称があり、ここからも衛星放送が人工衛星を利用した放送サービスであることを理解していただけることでしょう。

そんな衛星放送ですが、実際に番組が視聴できるようになるまでの仕組みは以下のとおりです。

放送事業者が番組を作成

放送局が映像データを電波に変換

宇宙の人工衛星に送信

衛星が地球に向けて電波を送信

各家庭のアンテナが電波を受信

受信した電波をテレビが再度映像データに変換

番組を視聴可能

といった流れで各家庭で衛星放送が視聴できるようになります。

ちなみに衛星放送を受信できるアンテナは、白いお椀型の形状をしており強い指向性を有する『パラボラアンテナ』という衛星放送用アンテナ一種のみになります。

高画質でノイズが入りにくく、4Kや8Kに対応した番組なども放送しているのですが、アンテナが正確に衛星を向いていないといけないので設置角度がシビアであるという特徴があります。

そのため少しのズレや遮蔽物が存在していたりするだけで途端にテレビ映像が映らなくなってしまうため、設置場所やその向きが非常に重要になります。

もしもパラボラアンテナを利用もしくは施工の検討を行っている方は、この点には十分注意しましょう。

②地上デジタル放送とは

地上デジタル放送とは、2011年にそれまでのアナログ放送から完全に移行したテレビ放送サービスであり、地デジ放送や地上波放送と呼ばれることもあります。

地上デジタル放送が皆さんのテレビで視聴できるようになっている仕組みは以下のような流れになっています。

①放送事業者が番組を作成

②放送局が映像データを電波に変換

③電波塔から各家庭に向けて電波を発信

④各家庭のアンテナが電波を受信

⑤受信した電波をテレビが再度映像データに変換

⑥地上デジタル放送のテレビ番組が視聴可能

地上放送の特徴としては、アナログ信号をデジタル回路に通してデジタル信号へ変換する方式を取っているため遅延が多く、チャンネルの切り替えにもやや時間はかかってしまう点がデメリットと言えます

その一方で、ノイズをより抑えられることが地上デジタル放送のメリットです。

万が一ノイズが混入した場合でも、エラーを検出した際の訂正機能によって電波を劣化させることなく、元通りの情報に正すことができる点に関しては「地上デジタル放送」独自のメリットと言えるでしょう。

③ケーブルテレビとは

ケーブルテレビについて簡単に説明すると、地上デジタル放送や衛星放送の電波を一旦『ケーブルテレビセンター』で受信し、それをケーブルテレビ網によって各家庭まで届けることでテレビ番組を視聴可能にするシステムです。

電波をテレビ塔や人工衛星を通じて送信し、テレビアンテナで受け取る『地上デジタル放送』・『衛星放送』とは全く異なるシステムになっていることが分かることでしょう。

そんなケーブルテレビのメリットとして挙げられることが多いのは、主に以下の二つです。

アンテナの設置が不要

大規模な追加施行が不要で、なおかつ地上デジタル放送や衛星放送を視聴できる

ケーブルテレビはアンテナを利用せず電柱・電線を用いてテレビ番組の電波を受信するという大きな特徴を持っています。

テレビアンテナは設置に少なからず費用がかかるだけでなく、業者に依頼せず自力で設置を行うには知識や技術が求められ、屋根上などの高所での作業には危険も伴います。

しかしケーブルテレビではテレビアンテナを設置する必要がないため、こういった施工費用や自力で設置する際のリスクを抑えられます。

また、テレビアンテナを設置したことによる住宅の外観の変化や隣家の敷地にアンテナがはみ出てしまうことによるトラブルを発生することも防止できるため、こういった点はテレビアンテナを必要としないケーブルテレビならではのメリットだと言えるでしょう。

そしてケーブルテレビを利用する際には、衛星放送用のパラボラアンテナを設置するなどの大規模な追加施行は不要であり、それでいて地上デジタル放送と衛星放送を視聴可能になるのは大きなメリットです。

これらのメリットは単純に大幅な初期費用の削減に繋がるだけでなく、強風や鳥によるアンテナの損傷・倒壊といった事故やトラブルの心配が減るという点でも非常に重要です。

ただしケーブルテレビは有料であり、ケーブルを敷設するために通信会社との契約が必要になりますので、もしも新しくケーブルテレビの利用を考えていらっしゃる場合には注意が必要です。

アンテナに関するご相談・ご依頼はアンテナパンダへ

今回は衛星放送・地上デジタル放送・ケーブルテレビの三つの放送サービスについて比較しながらご紹介しました。

放送サービスごとに必要な機器や注意点なども異なってきますので、もしも新しく衛星放送やケーブルテレビの利用を考えている方は注意しましょう。

また、衛星放送や地上デジタル放送ではアンテナが非常に重要な役割を担っています。

もしもアンテナが故障や破損などのトラブルに見舞われた際には個人で修理などを行うよりもアンテナ専門業者に依頼する方が安心です。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでも施工依頼やご相談を受け付けております。

アンテナに関するご相談や修理・施工のご依頼などをお考えの方はぜひアンテナパンダまでお気軽にお問い合わせください。

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