電波はどうやって作る?作った電波の活用先も解説
電波を作る方法と活用先について
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私達が普段何気なく眺めている空には、見えることのない、無数の電波が飛びかっていることでしょう。無線や携帯、テレビ、ラジオなど、私達は電波を利用してさまざまな映像や音声、情報などを発信し、受け取っています。しかし、毎日の生活に必要不可欠な電波に対し、私達はどれくらい理解しているのでしょうか?例えば電波はどのようにして作られているのか、また、何に利用されているのかについて、はっきりと答えられる方はさほどいないのではないでしょうか。
そこで今回は電波とは何なのか、また、電波はどのようにして作られているのかについてお話していきたいと思います。
電波とは
電波とは光や赤外線、紫外線などと同じ、電磁波の一種です。電波を利用し、私達はさまざまな情報伝達を日常的に行っています。光と同じ仲間であるにも関わらず、私達の肉眼で電波を確認することはできません。電波法という法律において、電波とは「300万メガヘルツ以下の電磁波のことをいう」と定義されています。波長の長さによって「短波」や「長波」など、7種類に分類され波長の長いものはAMラジオや電波時計、波長の短いものはFMラジオや地デジ放送、携帯電話などで利用されています。
電波はどうやって作る?
電波を作るには発信機とアンテナが必要です。出したい電波と同じ電気信号を発信機によって作り出し、作り出した電気信号をアンテナに通して電波に変換し、送受信されるという仕組みになっています。アンテナは電波を受信することも可能ですが、アンテナから電波を送信することも可能なのです。
電波の活用先
今日私達の生活において、電波はさまざまなものに利用されています。私達の生活のどこに電波が使われているのか、具体的に見ていきましょう。
テレビ、ラジオ
テレビやラジオは電波を利用して音声や映像をさまざまな地域に発信しています。テレビは現在地デジ放送になっていますが、地デジ放送は極超短波(UHF)、FMラジオは超短波(VHF)、AMラジオは中波(MF)を利用しています。テレビ、ラジオ、どちらもアンテナによって送受信を行っています。
ICカード
非接触型のICカードも電波なしではそのシステムは成立しません。カードを読み取り機に当てると、読み取り機から出ている弱い電波がカードの磁気を読み取り、無線システムによって機械が作動するシステムになっています。
電子レンジ
電子レンジは電波の一種であるマイクロ波を利用した調理家電です。電子レンジに装着されているアンテナからマイクロ波が発信されると食物に含まれた水分が振動を起こし、その振動の際に生じた摩擦熱によって食物が温まる、といったシステムになっています。
携帯電話
携帯電話やスマートフォンは極超短波を利用した現代の生活には欠かせない通信機器です。極超短波は小さなアンテナで電波を送受信することが可能であり、通話や音声、その他情報を手軽に持ち運びできるのも、極超短波のこのような性質の賜物です。
電波がどうやって作られるかを知ろう
電波は私達の生活に欠かすことができない、貴重なエネルギーの1つですが、どのようにして作られ、何に応用されているのか、その詳細はあまり知られていません。電波のシステムをある程度理解しておけば、電波を利用するアンテナや、テレビ、ラジオのトラブルに敏速に、落ち着いて対応できます。
今回はこのようなキーワードを検索されている方々に少しでもお役に立てればと、記事にしてみました。この記事を読んでいる方の中で現在アンテナに関するトラブルや新規設置で悩んでいらっしゃるのであれば、ぜひお気軽に御一報ください。
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