【アンテナの豆知識】地デジアンテナは八木式が最強?理由やデメリットを紹介!
地デジアンテナを検討している方の中には、古くから存在している「八木式アンテナがなんだかんだで最強なのでは…?!」と思っている方も多いでしょう。
ネット上でも、八木式アンテナは最強という記事が多いですよね。
では、八木式アンテナは本当に最強なのでしょうか。
今回の記事では、八木式アンテナが最強といわれる理由はもちろん、八木式アンテナにあるデメリットも紹介します。
地デジアンテナをお探しで、その中でも最もポピュラーな八木式アンテナを検討している方、必見です。
地デジアンテナの種類は?
まずは、2024年現在の地デジアンテナの種類を紹介します。
2024年現在、販売されている地デジ専用のアンテナは、以下の3つです。
- 八木式アンテナ
- デザインアンテナ
- ユニコーンアンテナ
それぞれ一長一短あるものの、八木式アンテナは最も歴史が長く、多くの住宅で使われている地デジ専用アンテナになります。
矢印状の骨組みに、短い横棒をいくつもつけた、魚の骨のような形をしています。
古くからある住宅の屋根に設置されている場合が多いので、ぜひ住宅街で上を見て歩いてみてはいかがでしょうか。
八木式アンテナが最強って本当?
古い歴史を持つ八木式アンテナ。
1926年に誕生し、既に100年近い歴史があります。
一方、デザインアンテナは2009年の地デジ移行によって誕生した比較的新しい地デジアンテナです。
ユニコーンアンテナに関しては、2017年に発売が開始された最新鋭の地デジアンテナになります。
これら最新のアンテナは、今の新築住宅に合った外見や性能を持っています。
しかし、やはり100年近い歴史を持っているというだけあって、八木式アンテナはメリット豊富な地デジアンテナです。
ここからは、八木式アンテナが最強といわれる主な理由を見ていきましょう。
最強といわれる理由①受信感度が高い
八木式アンテナが最強といわれる理由は、受信感度が高いからです。
八木式アンテナは、素子をはじめとするアンテナの各部分がむき出し状態です。
素子が直接電波に触れるので、受信性能が高いというメリットがあります。
最強といわれる理由②指向性が鋭い
指向性とは、源から放射される光、電波、音波などの強さが、方向によって異なる性質のことです。
マイクやスピーカーなど、音声を発信および受信する音響機器などがもつ性質といえば、わかりやすいでしょうか。
アンテナの世界で指向性が鋭いというのは、電波の受信感度が高いということを意味します。
先ほど、八木式アンテナは受信感度が高いと紹介しましたが、指向性が鋭いのも理由のひとつということです。
最強といわれる理由③設置する場所が高い
八木式アンテナは、基本的に住宅の屋根に設置します。
設置場所が高いということは、高層ビルや周辺に存在している木々の影響を受けにくいということです。
つまり、受信感度が高くなり、テレビの視聴がストレスフリーでできるでしょう。
住宅の屋根に設置するので、目に見える範囲内の景観を乱さないという特徴もあります。
見た目にこだわった家づくりをしたいという方は、八木式アンテナがおすすめです。
最強といわれる理由④水平偏波・垂直偏波どちらにも対応可能
中継局などの電波塔から送信される地デジ電波には、水平偏波と垂直偏波の2種類の電波があります。以下は、それぞれの特徴を示したものです。
- 水平偏波…地面に対して水平に波長を描く電波
- 垂直偏波…地面に対して垂直に波長を描く電波
2024年現在、日本各地に存在する中継局のうち、95%以上が水平偏波を送信しています。
垂直偏波を送信するのは、残りの5%以下の中継局です。
両方の電波を使える八木式アンテナは、どちらかの電波が弱くなった場合、もう片方の強い電波を利用してテレビを視聴できるメリットがあります。
テレビの視聴をストレスフリーでできる可能性が高まるのは、とても大きなメリットでしょう。
最強といわれる理由⑤本体価格が割安
八木式アンテナが最強といわれる理由は、受信感度が高く電波が安定しているのに本体価格が割安なことです。
本体価格が割安な理由は、
- 非常にシンプルな設計を持つ古典的アンテナだから
- 古くから存在しているので安定した需要があるから
- 設計や製造、設置の技術などが完成されているから
- コスト軽減の手法が確立しているから
になります。
本体価格がどれくらい安いのかというと、3千円代から販売されているものも…。
ただ、性能の良いものを…と言うのであれば、2〜3万円ほどは見ておく必要があります。
それでも、他の地デジアンテナに比べて圧倒的に安いです。
八木式アンテナは最強?主に痛感するデメリットは?
八木式アンテナには、様々なメリットの存在がわかりました。
とはいえ、残念ながらデメリットもあります。
八木式アンテナのデメリットは、以下の通りです。
- 存在感がある
- 越境問題が生じるケースがある
- 太陽光発電との併用が難しい可能性がある
それぞれどういうことか、見ていきましょう。
デメリット①存在感がある
八木式アンテナは、魚の骨に例えられる形状です。
昔ながらの家に設置されているのであれば、見慣れているからか不自然ではありません。
しかし、最新のスタイリッシュな家の屋根に八木式アンテナが乗っていると、それは不自然です。
存在感がありすぎるのです。
存在感がありすぎるあまり、京都府など歴史ある古い街並みや景観の美しさを残すために制定された「景観法」に基づいて、一般の住宅の形状や設備などが条例で制限される「景観地区」では、八木式アンテナの設置が禁止されているほど…。
メリットが多数ある八木式アンテナですが、家の見た目をしっかり意識して設置を検討したいですね。
デメリット②越境問題が生じるケースがある
越境問題が生じるケースがあるのも、八木式アンテナのデメリットです。
魚の骨の形状をしている八木式アンテナ。
その一部分が隣の家の敷地内に入ってしまうなどして、越境問題が生じるケースがあります。
設置する際には、越境問題に発展しない範囲内で八木式アンテナを設置できるか、しっかり見極めましょう。
デメリット③太陽光発電との併用が難しい可能性がある
太陽光発電との併用が難しい可能性があるのも、八木式アンテナのデメリットです。
住宅の屋根に取り付ける八木式アンテナと太陽光発電。
八木式アンテナが影になり、太陽光発電の発電量に影響してしまう可能性があるのです。
併用が難しいのは納得ですね。
地デジのアンテナ工事はアンテナパンダまで
地デジを視聴するのに必須のアンテナ。
だからこそ、受信感度が高いアンテナを探しているかと思います。
八木式アンテナは受信感度が高く、使い勝手が非常に良いです。
しかし、最近建てられた住宅に適さないなど、デメリットもあります。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。
例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。
テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください
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