【アンテナの豆知識】落雷にご注意！雷サージがテレビアンテナに与える影響とは

雷は夏場が特に多い印象ですが、冬雷・春雷という言葉があるように、地域によって夏以外でも落雷が発生することがあります。

住宅への落雷はアンテナ破壊等の損害を与える原因となりますが、最も恐ろしいのは雷サージと呼ばれる現象です。

今回は雷サージがどのようなものか、対処法も合わせてご紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。

雷サージとは

雷サージとは、落雷のときに瞬間的に高い電圧や電流が発生し、家電やパソコンの故障の原因となることです。雷サージは「直撃雷」「誘導雷」「侵入雷」「逆流雷」から発生します。

これら雷サージの特徴を詳しくご説明します。

直撃雷

直撃雷とは、雷がアンテナや建物に直接落ちることです。直撃箇所は破損し、建物内に雷が通過する恐れがあり、命に関わります。直撃雷による被害を回避することはほぼ不可能です。

誘導雷

誘導雷とは、落雷が発生した際に電圧が誘導電流を起こし家電等に影響を及ぼすものです。

落雷による電圧が、電話線やアンテナ線など外部と繋がるケーブルを伝って屋内に流れ込み、家電等に故障をもたらす原因となります。

侵入雷

落雷が地面に流れず、外の電線などを通して建物内に侵入し放電することです。強烈な電圧と電流が侵入し、家電を襲うので住宅内の大半の家電に影響が出ます。

逆流雷

大地に流れ出た電流が、アースを通して逆流してくる現象です。

侵入雷同様、家電が故障するほどの強烈な電圧と電流が家電を故障させ、大きな被害を受けます。

テレビアンテナと落雷の関係

テレビアンテナは、屋外に設置された電波を受信するための装置です。しかし、雷のような自然現象が発生すると、テレビアンテナは雷サージの被害を受ける可能性があります。雷サージは、雷が地面や建物などに直接落ちることで発生し、高電圧の電流が短時間でテレビアンテナに流れ込みます。

また、雷がアンテナに直撃すると強い電圧によりアンテナが破壊されます。

その衝撃は非常に大きく、アンテナが倒壊すると屋根への被害にも繋がるので大変危険です。

雷対策が大切

雷被害を防ぐには、事前に対策を取ることが大切です。

落雷の影響で家電が故障となると、その後の費用が大幅にかかるだけでなく、家電を揃え直すことにも時間を要します。

対策①：落雷リスクの低いアンテナを選択する

現在、落雷のような強烈な電撃に耐えられるテレビアンテナは存在しません。

一般的に八木式アンテナと呼ばれるものが主流となっており、八木式アンテナは屋根の上に設置されているため、落雷の被害を受けやすいです。

テレビアンテナを落雷から守る方法として、アンテナを屋根上に設置しないという方法があります。

近年、デザインアンテナと呼ばれるものが広く使われるようになっており、屋根上でなく壁面や屋根裏の設置が可能なので落雷による被害は非常に受けにくくなっています。

平たくコンパクトな形をしている デザインアンテナは低い位置の設置が可能なので、雷が直撃することは少なく、アンテナが倒壊するといった心配もありません。

対策③：雷が保証対象となる保険に加入する

万が一、住宅が落雷の被害に遭いアンテナの故障や倒壊などで屋根に損害が出た場合、火災保険が適用されることがあります。

アンテナや家電の故障や損害を防ぐものではありませんが、修理や買い替えの出費を補うことが可能になります。

雷ガードを使用する

落雷により、アンテナや家電に影響を与えると先述にありましたが、雷ガードとい呼ばれるものを使用することで家電への被害を最小限に抑えることが可能となります。

2種類の電源タップをご紹介します。

雷サージ保護機能付電源タップ

雷サージ保護機能付電源タップは、雷の過剰な電圧を吸収し家電への被害を防いでくれます。

ただし、一度過電圧を吸収した電源タップは保護機能がなくなり、使用できなくなるので注意が必要です。

雷サージ保護機能付電源タップが正常に機能しているときは、ランプが点灯しています。ランプが消えていたら買い替えと覚えておくと良いでしょう。

雷サージの被害を完全に防ぐことは難しいですが、被害に遭う確率を下げるための有効的な手段です。

注意点として、「雷が鳴っている時はコンセントの抜き差しをしない」「たこ足配線しない」この2点を守る必要があります。

過電流保護機能付電源タップ

過電流により電線の許容電流を超えた状態が続くと、電線が耐えられなくなり配線が溶けて発火や火災に繋がる危険があります。

過電流保護機能付電源タップは、流れてくる電流が許容範囲を超えた際に電流を止める機能です。

アンテナ線の破壊や家電の製品劣化を防ぐ役割を果たします。

過電流保護機能を備えたコンセントは、消費出力が1500wを超えた場合に電源をシャットアウトし、電源タップの異常な発熱やブレーカー落ちを防止します。

雷が発生した時の対処法

雷が発生したときは、家電をどのように扱えばよいか知っておくことで、家電への被害を最小限に抑えることができます。また、自身の身を守ることに繋がるので、知っておいて損はないと思います。

電源プラグに触らない

雷が鳴り始めたら、感電の危険性が高いので家電等の電源には触らないでください。テレビの電源やアンテナ線、通信機器に関する電源は特に落雷の時の被害が大きいので絶対に触らないでください。

停電になったら電源プラグを抜く

停電したときは、電源プラグを抜くことが大切です。電気が復旧した際、電源が繋がったままだと一斉に電流が流れ運転を再開し、ブレーカーが落ちたりヒューズが飛んだりします。

落雷の影響でテレビが視聴できない時

落雷の影響でテレビが視聴できない、アンテナに雷が落ちてアンテナが故障した等のトラブルが起きた時はテレビの販売店もしくはアンテナ専門業者に連絡しましょう。

具体的にどこが故障したのか専門業者に確認してもらうことで、正確な修理の目安が把握できます。また、火災保険が適用されるかの判断もできますのでメーカーに直接依頼することも可能です。

無料保証や販売店の特約がある場合は、メーカーに依頼せず専門業者に相談するのがおすすめです。

テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで

今回は、落雷がテレビアンテナに与える影響と対処法について解説しました。

雷は夏場に発生しやすい印象ですが、地域によっては季節に関係なく雷が発生します。

いつ起こるかわからない自然災害は早めに対処しておくことで、安心して生活できます。テレビは貴重な情報収集源なので被害を受けないように対策を施すことが大切です。

取り付けを検討される方はぜひ専門業者にご依頼ください。

テレビアンテナの破損や故障などのトラブルに遭遇した場合には、お近くの信頼できるアンテナ専門業者に相談や修理依頼を行うことをお勧めします。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。

例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。

テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください。

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