【アンテナの豆知識】テレビ電波の強弱にも影響を与える強電界地域の注意点を解説します

皆さんはテレビ放送を視聴している途中でテレビ映像が乱れたり、映らなくなってしまうなどのトラブルに遭遇したことはありますか。

テレビの映像が乱れる、もしくは映らなくなってしまう原因はさまざまですが、「強電界地域」が関わっている場合があります。

そこで今回は、テレビ電波の強弱などにも関係している強電界地域について、その注意点などを解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

そもそも強電界地域とは

強電界地域とは、テレビ塔や電波塔などの電波送信施設から半径10キロメートル以内の範囲を指す言葉です。

この強電界地域に該当する地域ではアンテナに届く電波が通常よりも強いせいでテレビ画面にブロックノイズが走ってしまうなどのトラブルが発生する可能性が存在します。

もちろん電波が弱ければ満足にテレビ番組を視聴することはできませんが、逆に電波が強すぎても悪影響が発生するということです。

テレビ画面の映りが悪いからといってテレビアンテナを買い替えたとしても、設置場所が強電界地域に入っていることに気づかなければ買い替えの費用が無駄になってしまうかもしれません。

そうなっては時間もお金も無駄になってしまいますから、あらかじめテレビアンテナに関するトラブルのリスクなどを把握しておくことは大切です。

もしも皆さんの中で電波塔やテレビ塔が近くに建っているのにテレビの映りが悪い、テレビ映像が映らなくなってしまうなど満足に番組を楽しめないといったお悩みを抱えていらっしゃる方がいる場合、その原因は強電界地域かもしれません。

では、強電界地域に該当する場所にアンテナがある場合、どうすればよいのでしょうか。

ここからは強電界地域でテレビ番組を快適に視聴するための助けとなる「とある道具」についてご紹介します。

アッテネーターについて

そもそもアッテネーターとは、簡単に説明すると「電波を減衰させる機能を持ったアンテナ関連機器」になります。

先ほどもご紹介しましたが、強電界地域においては届く電波が強すぎるため、ブロックノイズの発生やテレビ画面が映らなくなってしまうといったトラブル発生の可能性が考えられます。

こういったトラブル発生を抑え、快適かつ安定した番組視聴の環境を整える手助けをしてくれるのが、このアッテネーターというわけです。

アッテネーターを設置する際には、テレビのコードに付けるだけで済みますので準備が簡単なことは特徴の一つです。

また、価格自体も比較的安いため機能面以外のメリットもたくさんあるのが特徴です。

こういったアンテナ関連の機器にはいくつか種類があり、その中にはアッテネーターと反対の効果を発揮する「ブースター」と呼ばれるアンテナ関連機器もあります。

このブースターは強電界地域とは真逆の、弱電界地域において非常に役立つ存在です。

せっかくなので、ここからはこのブースターについてもご紹介しましょう。

弱電界地域で役立つブースターとは

ブースターはその名のとおり「届いた電波を増幅させる機能」を持っています。

これはここまでご紹介してきたアッテネーターと正反対の機能であり、弱電界地域では非常に効果的です。

そもそも弱電界地域とは、テレビ塔や電波塔といった電波送信施設から距離が離れているために届く電波が弱くなってしまっている地域のことです。

また、電波送信施設から距離が離れていなくとも、アンテナの設置場所が高層ビルに囲まれていたり山間部に位置しているせいで電波が阻まれてしまっている場合があります。

こういった弱電界地域ではアンテナへ届く電波の強さが減衰しており、テレビ画面に映る映像が乱れてしまうといった不具合が発生してしまう可能性があります。

そこでこのブースターを設置すると届いた電波は増幅され、結果的にテレビ画面に映る番組映像の乱れなどの改善が期待できます。

ちなみにこのブースターには落雷時に発生する高出力の電気の逆流からアンテナ本体を守るための機能も備えており、弱電界地域への対策としてだけでなく落雷被害を抑えるためにも効果を発揮するアンテナ関連機器になっています。

しかし、このように便利なブースターにも注意点というものが存在しますので、ぜひ覚えておいてください。

その注意点とは、ブースターがテレビ本体にあらかじめ内蔵されている、もしくは別途購入する場合には大掛かりな施工や相応の費用が必要になる場合があるという点です。

もしもブースターの設置や利用を検討されるのでしたら、事前にかかる費用や施工作業の詳細についてアンテナ専門業者へ問い合わせたりしておくとよいでしょう。

なお、ブースターを新しく設置する以外にも、受信した電波をアンテナ内部で増幅できる八木式アンテナや八木式アンテナの派生機種であるパラスタックアンテナを利用することでトラブルが解決する可能性も存在します。

ただし八木式アンテナなどはコストパフォーマンスに優れる一方でサイズ面などから設置場所に制約が発生するかもしれません。

また、アンテナ機種によっては鳥害や強風への対策が必要になることもあるので、予算や設置スペースなども鑑みて判断することが大切です。

テレビアンテナのトラブルはアンテナパンダにご相談を

今回はテレビ放送の電波受信などに影響を与える強電界地域だけでなく、アッテネーターやブースターなどのアンテナ関連機器についてもご紹介させていただきました。

現在では非常に多くの方がテレビ放送を視聴されており、もしもテレビアンテナにトラブルが発生した場合にはテレビ放送の視聴にも影響が出てしまうことがあります。

そういった場合には無理をして個人で解決しようとするよりも、アンテナ専門業者に相談や依頼を出す方が安心です。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しております。

たとえばアンテナ施工作業の際には、経験豊富なプロのスタッフが作業を行うので安心です。

アンテナ施工以外にもテレビアンテナに関するお悩みなどがございましたら、ぜひお気軽にアンテナパンダまでお問い合わせください。

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