【アンテナの豆知識】その形状は唯一無二 ポール型の形状が目印のユニコーンアンテナとは
皆さんはテレビアンテナと聞くと、どのような形状をイメージされますか。
おそらく多くの方は矢印のような形状や、パラボラアンテナのように白いお皿のような形状をイメージされるのではないでしょうか。
実はテレビアンテナの機種の中にはユニークな形状を採用しているものも存在しており、ユニコーンアンテナもその一つです。
そこで今回はこのユニコーンアンテナについてご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
ユニコーンアンテナとは
そもそもユニコーンアンテナとは、八木式アンテナや平面デザインアンテナと同じテレビアンテナの一種であり、現行の最新機種でもあります。
八木式アンテナは「第一世代テレビアンテナ」、平面デザインアンテナは「第二世代テレビアンテナ」といったように世代区分をされることがあるのですが、今回ご紹介するユニコーンアンテナは「第三世代テレビアンテナ」と呼称されることがあります。
なお、ユニコーンアンテナは八木式アンテナや平面デザインアンテナでデメリットとして挙げられることの多いポイントを踏まえて開発されたため、非常に優秀なテレビアンテナと言えるでしょう。
ユニコーンアンテナの特徴
先ほども述べましたが、ユニコーンアンテナは八木式アンテナや平面デザインアンテナに次ぐ「第三世代テレビアンテナ」とも呼称され、現行の最新機種でもあります。
ここからはそんなユニコーンアンテナの特徴をご紹介します。
①ポールが特徴的な形状
ユニコーンアンテナの形状デザインには既存のテレビアンテナとは異なるデザインが採用されており、ポールの先端に円柱状の受信装置が据えられています。
この構造には鳥害を防止する働きもあり、鳥がアンテナに留まることによって発生するアンテナの破損や方向のズレ、屋根やテレビアンテナ本体への糞害といった問題発生のリスクを軽減することにも繋がっています。
鳥害や糞害以外にも台風などの強風でアンテナが損傷・倒壊する危険性が低下していることもユニコーンアンテナの優秀な点の一つです。
これは風を受ける面積が非常に小さいユニコーンアンテナならではのメリットであり、八木式アンテナや平面デザインアンテナには無い特徴だと言えるでしょう。
八木式アンテナでは鳥害や糞害、強風被害への対策が求められるケースもあるため、追加で施工を行う必要となる可能性を考慮しておきましょう。
ユニコーンアンテナではこういった鳥害や糞害などへの対策を必ずしも行う必要が無いため、その分の費用が浮いて多少はお得になっていると言えます。
②設置場所の選択肢が豊富
先述したようにポール状の形状デザインを採用しているユニコーンアンテナですが、この形状のおかげで設置する僅かなスペースさえあればベランダにも設置可能であり、平面デザインアンテナと同じく設置場所の選択肢が豊富です。
ちなみに八木式アンテナの特徴とも似通っていますが、ユニコーンアンテナは設置場所の高度自体が低い場合でもポールを伸ばすことで受信装置を上方へと押し上げることが可能となっています。
高度が稼げない場合は平面デザインアンテナのように電波受信に支障をきたす可能性もありますので、自ら高度を調整できるというのは非常に大きなメリットであると言えるでしょう。
ユニコーンアンテナを利用するうえでの注意点
ここまでユニコーンアンテナの概要や特徴について解説してきましたが、ユニコーンアンテナにもいくつか注意しておくべき点というものが存在します。
ユニコーンアンテナの性能を最大限活かすためにも、ユニコーンアンテナが抱えている注意点についてはしっかり理解しておくと良いでしょう。
①取り扱っている業者に一部制限が存在する
ユニコーンアンテナの注意点の一つとして、「一部業者では取り扱いが無い・修理などに対応できない可能性がある」というものが存在します。
これはユニコーンアンテナが「マスプロ電工」によって単独で開発された機種であることが関係しています。
そのためユニコーンアンテナを設置する際には、優れた技術を持った信頼できるアンテナ専門業者を予め見つけておくと良いでしょう。
②他のアンテナ機種よりも費用が高くなる場合がある
今回ご紹介しているユニコーンアンテナの本体価格相場は33,000~40,000円であり、この金額は八木式アンテナの施工相場(16,000~30,000円)や平面デザインアンテナ(20,000~59,000円)と比較すると高額になりがちです。
もちろん金額は上下する可能性があるため断言することはできませんが、店舗や業者によっては他のアンテナ機種よりもコストが高くなる可能性があるので注意しておきましょう。
③アンテナの向きには注意
ユニコーンアンテナはあらゆる方向から同量の電波を受け取ることができる「無指向性アンテナ」と比較すると受信可能域では劣ってしまいます。
ですが電波受信感度はこれを上回っているため、アンテナの向きには注意が必要になります。
ユニコーンアンテナの設置に際して覚えておくべきこととしては、「ユニコーンアンテナはロゴの入っている面が表側」という点です。
もしもこの向きがズレてしまうと、途端に電波受信感度が低下してしまう恐れがあります。
ユニコーンアンテナだけでなく他のアンテナ機種でも同じことが言えるので、テレビアンテナを利用するうえでアンテナの向きは気を遣っておくべきポイントです。
テレビアンテナのご相談やご依頼はアンテナパンダへ
今回はテレビアンテナ機種の中でもユニコーンアンテナについてご紹介させていただきました。
ユニコーンアンテナの特徴は何と言ってもそのポール型の形状であり、これによって設置場所の選択肢が豊富となるだけでなく、強風被害のリスクも下げることができています。
もしも今後テレビアンテナの設置や買い替えなどを検討されている場合には、このユニコーンアンテナも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼を受付ています。
テレビアンテナに関する疑問やお悩みを抱えていらっしゃるという方は是非一度アンテナパンダまでお問い合わせください。
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