【テレビの豆知識】あなたはどれを視聴していますか 地デジ放送などの特色をご紹介
私たちの生活とテレビ放送は切っても切れない関係にあります。
ニュースやドラマ、映画やバラエティ、教育番組やアニメなど、情報源としてだけでなく娯楽としても触れる機会の多いテレビ放送ですが、皆さんは普段どのようなテレビ放送を視聴されていますか。
テレビ放送の中でも皆さんにとってなじみ深いものは、おそらく地上デジタル放送(地デジ放送)や衛星放送でしょう。
そこで今回は地デジ放送などの特色を簡単にご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
テレビ放送が視聴できるまでの流れとは
地上デジタル放送などの概要について紹介する前に、まずはテレビ放送がどのように視聴できるのかについて簡単に解説していきましょう。
たとえば地上デジタル放送が皆さんのご家庭にあるテレビで視聴できるまでには、大きく分けて以下のような段階を踏んでいます。
①放送事業者が番組を作成
②放送局が映像データを電波に変換
③電波塔やテレビ塔などの電波送信施設から各家庭に向けて電波を発信
④各家庭のテレビアンテナが電波を受信
⑤受信した電波をテレビが再度映像データに変換
⑥地上デジタル放送のテレビ番組が視聴可能
ちなみに衛星放送の場合は地上デジタル放送と少し異なる点がありますが、具体的には以下のような順序になっています。
①放送事業者が番組を作成
②放送局が映像データを電波に変換
③宇宙空間に存在する人工衛星へ送信
④衛星が地球に向けて電波を送信
⑤各家庭のアンテナが衛星から送られた電波を受信
⑥受信した電波をテレビが再度映像データに変換
⑦番組を視聴可能
いかがでしょうか。
地上デジタル放送と比べると、やはり途中で宇宙空間に存在する人工衛星が関わっている点が特徴的だと言えるでしょう。
ではここからは、それぞれの放送についてもう少し深くご紹介していきましょう。
地上デジタル放送の特色とは
地上デジタル放送とは、簡単に説明すると「地上で全ての過程が完結するデジタル放送」になります。
こういった点は「地上デジタル放送」という名称にも反映されています。
そんな地上デジタル放送ですが、その最大の特色(メリット)は「ノイズをより抑えられること」だと言えるでしょう。
地上デジタル放送では、もしも電波を受信するまでの過程などでノイズが混入してしまった場合でもエラーを検出した際の訂正機能によって電波を劣化させることなく、元通りに修正することができます。
しかしその一方で、アナログ信号をデジタル回路に通してデジタル信号へ変換する方式を取っているため遅延が多く、チャンネルの切り替えにもやや時間はかかってしまう点は予め理解しておいた方が良いでしょう。
地上デジタル放送に必要なテレビアンテナ
地上デジタル放送に対応しているテレビアンテナはいくつか存在しますが、その中でも八木式アンテナは国内トップクラスのシェアを誇るアンテナです。
その最大の特徴は「魚の骨のような形状」なのですが、これには八木式アンテナに素子(エレメント)と呼ばれるパーツがより多く取り付けられていることが関係しています。
素子とはテレビアンテナ本体が受け取った電波を増幅させる役割を持っているパーツで、その個数が増えるほど電波の増幅度合いが向上するという性質があるので、より多く取り付けたいというわけです。
一方で鳥害によるアンテナの破損や屋根の汚れ、強風によるアンテナのズレや破損などの被害には害虫駆除や強風対策などを済ませておく必要があります。
衛星放送の特色とは
衛星放送とは赤道上空36,000kmの静止軌道上を周回している静止衛星を利用して、契約世帯にテレビやラジオの電波を直接送り届ける放送サービスです。
先ほども触れましたが、衛星放送が視聴できるまでの流れ(仕組み)としては以下のようになっています。
・地上の送信局から人工衛星に向けて電波を送る。
・人工衛星が地上に向けて送り返す。
・各家庭のパラボラアンテナで電波を直接受信する。
なお、地上の送信局から人工衛星に電波を送る際には36,000kmという長い道のりを越える必要がありますが、その過程で弱くなってしまった電波は衛星内部で増幅して送り返されます。
そのため、家庭に設置されているような小さなアンテナでも衛星から送られてきた電波をしっかりと受信することができるというわけです。
では、そのアンテナとはどのようなものなのか。
ここからは衛星放送に必要なテレビアンテナについてもご紹介しましょう。
衛星放送に必要なテレビアンテナ
実は衛星放送用アンテナに該当するテレビアンテナは、現在だとパラボラアンテナのみしか存在しません。
そんなパラボラアンテナの特徴の一つが、白いお椀のようなユニークな形状です。
これは衛星放送を受信するのに優れた形状になっており、パラボラアンテナはお椀型の反射器で電波を反射し、中心部分に電波を集めて受信しやすいように設計されています。
またパラボラアンテナは、
・「ディッシュ」
・「一次放射器」
・「コンバーター」
主にこの3つのパーツで構成されています。
まずディッシュと呼ばれる放物曲面ですが、これは先述の通りキャッチした電波を反射させ、中心部分に付いた金属部分に集中させる役割を持ちます。
一次放射器では中心点に集まった電波を取り入れます。
コンバーターは放送衛星から送られてくる電波の周波数を変換する役割です。
このような仕組みで、パラボラアンテナはテレビを視聴するために十分なレベルの電波を受信しているのです。
アンテナのお悩みや施工依頼はアンテナパンダまで
今回は地上デジタル放送や衛星放送の特色についてご紹介させていただきました。
テレビ放送は私たちにとって非常に身近な存在ではありますが、それに関わるテレビアンテナはとても大切な機器です。
もしもテレビアンテナに関するトラブルなどで悩んでいるという方は、ぜひお近くのアンテナ専門業者に相談することをお勧めします。
なお、弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談やご依頼を受け付けており、アンテナ施工作業では経験豊富なプロのスタッフが作業を行うので安心です。
テレビアンテナなどのご相談やご依頼の際にはぜひアンテナパンダまでお問い合わせください。
お電話で問合せ
LINEで問合せ
以下のLINEボタンをタップして、友だち追加後メッセージを送信ください。
メールで問い合わせ