【アンテナの豆知識】気をつけて トラブルになりやすいテレビアンテナの注意点を紹介

皆さんは一週間のうちにどれくらいの頻度でテレビ放送を視聴されますか。

おそらくほとんどの方が毎日、もしくはそれに近い頻度でテレビ放送をご覧になられていることでしょう。

それぐらい私たちにとって身近なテレビ放送ですが、さまざまな番組を視聴するために重要な役割を担っているのが屋根上などに設置されることの多いテレビアンテナです。

そこで今回はトラブルになる可能性があるテレビアンテナの注意点についてご紹介していこうと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

テレビアンテナの役割

地上デジタル放送や衛星放送など、現代のテレビ放送を視聴する上でテレビアンテナはもはや欠かすことのできない大きな存在です。

テレビ放送においてはほとんどの場合、テレビ番組の電波が地上のテレビ塔や上空にある人工衛星から送られてきますが、それを各家庭で受信するための機器がテレビアンテナです。

たとえば地上デジタル放送の場合、皆さんの使っているテレビで番組が視聴できるようになるまでの流れはだいたい以下のような流れになっています。

①放送事業者が番組を作成

②放送局が映像データを電波に変換

③電波塔から各家庭に向けて電波を発信

④各家庭のアンテナが電波を受信

⑤受信した電波をテレビが再度映像データに変換

⑥地上デジタル放送のテレビ番組が視聴可能

ちなみに地上デジタル放送以外にも、地上ではなく宇宙に存在する人工衛星を利用した放送サービスとして衛星放送が存在します。

衛星放送が視聴できるまでの流れは地上デジタル放送と似てはいますが、電波塔ではなく人工衛星を用いる部分などが異なっています。

どちらにせよテレビアンテナは電波塔や人工衛星から送られてくる電波をキャッチするという重要な役割を任されており、もしもトラブルが発生してしまうとテレビ放送の視聴に影響を与えることは想像に難くないでしょう。

そこでここからはテレビアンテナのトラブル原因となる代表的なものをいくつかご紹介していこうと思います。

テレビアンテナのトラブル原因と対策

①鳥害によるアンテナ被害とその対策

鳥害とは、テレビアンテナに鳥が留まることでアンテナの向きが変わってしまったり、留まった鳥がフンを落とすことでアンテナが汚れてしまったり受信効率が落ちてしまう被害のことを指します。

また、鳥がフンを落とすことでテレビアンテナ以外にも被害が出てしまうケースもあります。

そんな鳥害の対策としてはカラスなどの大型の鳥に対して「結束バンド」を巻くといった方法が挙げられるほか、「超音波害鳥撃退器」の設置などがあります。

これらの対策は必要な費用や効果の持続期間、電波感度に与える影響などに差があるため、鳥害の詳しい内容によって選ぶべき対策は変わってきます。

そのため、被害がすでに出ている場合には、その状況に応じて対策を考えると良いでしょう。

②強風によるアンテナ被害とその対策

次に紹介するのは、強風によるアンテナ被害とその対策です。

強風によるテレビアンテナの被害は先述した鳥害同様、テレビアンテナが台風などの強風で折れてしまうといったケースがほとんどです。

アンテナが折れてしまうと修理費用や買い替え費用が必要になるだけでなく、折れたテレビアンテナが家や人にぶつかる可能性もあるため、非常に危険です。

そんな強風対策として代表的なものの一つが、アンテナ関連機器「支線アンカー」の利用です。

支線アンカーとは、主に八木式アンテナやその派生機種であるパラスタックアンテナに使用できる周辺器具のことです。

強風対策はもちろんのこと、積雪地帯では豪雪などによるアンテナの傾斜、倒壊事故を防止する効果も期待でき、アンテナを地面にしっかりと繋ぎ留める「錨」の役目を果たす器具となっています。

これは意外かもしれませんが、「火災保険」も強風によるテレビアンテナ被害の対策に利用できることがあります。

実は台風を原因としたアンテナの損傷にも火災保険を適用できるケースがあり、免責金額に満たない損害額であった場合などには適用範囲外となる場合もありますが、火災以外にも落雷や水災、水漏れや盗難、破損、汚損などにも適用可能です。

ただし、地震や噴火が原因となっている場合に関しては適用範囲外扱いとなる点には注意が必要なので気をつけてください。

③越境問題とその対策

越境問題と一口に言っても、その内容は多岐にわたります。

例えば「設置したアンテナの一部が敷地内から飛び出している」「アンテナの影が隣家に何らかの影響を与えている」などです。

アンテナが及ぼしている被害の度合いにもよりますが、多少何もない空間に突き出てしまうといったケースであるならば、隣家との「話し合い」によってスムーズ解決できる場合があります。

この際、口約束で済ますのではなく、同意書などの明確な文書を作成しておくとよいでしょう。

また、隣家から承諾を得る以外にも設置するアンテナをよりコンパクトなものに変更するなど、万が一トラブルが発生した際には解決に向けた対応を考えることが重要になります。

テレビアンテナはほとんどの場合、屋根上やベランダなどに設置されます。

こういった越境問題の発生を防ぐためにも設置する際には事前に周囲の環境をチェックしておくと良いでしょう。

テレビアンテナに関するご相談等はアンテナパンダへ

今回はテレビアンテナのトラブルになりやすい注意点についてご紹介させていただきました。

テレビアンテナは多くのご家庭で利用されており、快適なテレビ放送の視聴を支ええてくれています。

しかしテレビアンテナに何らかのトラブルが発生した場合にはテレビ放送の視聴に悪影響が出ることも考えられます。

そういった事態を避けるためにも、予めトラブル対策を施しておくことは大切です。

もしもテレビアンテナに関するお悩みなどがございましたら、ぜひお気軽にアンテナパンダまでお問い合わせください。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼やご相談を受付ています。

アンテナの新規設置作業などが必要な場合には、ぜひアンテナパンダをご利用ください。

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