【アンテナの豆知識】テレビアンテナの中でも代表的な機種をご存じですか

皆さんはテレビアンテナの概要や機種、役割などについてどのくらいご存じでしょうか。

テレビ放送は私たちにとって非常に身近なものだと言えますが、その一方でテレビアンテナに関する認知度はテレビ放送自体の認知度と比較すれば低いと言えるでしょう。

そこで今回はテレビ放送を視聴する際に使われるテレビアンテナについて、代表的な機種を例に挙げながらご紹介していこうと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

①八木式アンテナ

まず最初にご紹介するのは八木式アンテナです。

八木式アンテナとはテレビアンテナの中でも地上デジタル放送用アンテナに分類されるテレビアンテナで、日本ではトップクラスのシェアを誇る機種でもあります。

もしかすると皆さんも周辺地域の住宅の屋根上などに設置されている光景を見ることができるかもしれません。

なお八木式アンテナは主にデジタル放送などのテレビ放送、FMラジオ、AMラジオ、アマチュア無線など幅広い用途で利用されているアンテナになります。

特徴

特徴的な形状

八木式アンテナの特徴の一つとして、その独特の形状が挙げられます。

八木式アンテナは魚の骨のような独特の形状をしているのです。

これは八木式アンテナに取り付けられている素子と呼ばれるパーツが関係しています。

素子は取り付ける数が増えるほどに電波受信性能が向上するので、まるで魚の小骨のように複数取り付けられているというわけです。

コストパフォーマンス

八木式アンテナのもう一つの特徴および大きなメリットとして挙げられることが多いのが、コストパフォーマンス性能の優秀さです。

本体価格が2,000〜10,000円と安く、設置施工代を含めても15,000〜30,000円程度が相場になります。

さまざまなテレビアンテナ機種の中でも八木式アンテナは電波受信で高い性能を有しているため、そういった点から考えてもコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

注意点

天候や鳥害の影響を受けやすい

八木式アンテナは指向性アンテナであるため、屋外の遮るもののない高所に設置する必要があり、天候の影響を強く受けてしまいます。

そのため大雨に晒されて錆やすくなり、他のテレビアンテナよりも台風による倒壊や積雪の重みに耐えきれず破損してしまう可能性は高いです。

また同様の理由で野ざらしにされた八木式アンテナは、鳥が留まったことによってアンテナの方向がズレてしまったり、糞尿などによって劣化が早まってしまうなどの鳥害被害も考えられますので注意が必要です。

②パラボラアンテナ

次にご紹介するのはパラボラアンテナです。

パラボラアンテナは現状唯一の衛星放送用アンテナであり、「特定の方向に対して強い電波受信感度を発揮する」という性質を持った指向性アンテナにも分類されるアンテナになります。

このパラボラアンテナという名称ですが、お椀型の部分が放物面を描いていることから「放物線」を意味するパラボラという単語が付けられました。

ではどうしてこのような形状をしているのかと言えば、衛星放送を受信するのに優れた形状だからです。

具体的に説明すると、パラボラアンテナは放物曲面凹型のアンテナで

・「ディッシュ」

「一次放射器」

「コンバーター」

という3つの部位から構成されています。

まずディッシュと呼ばれる放物曲面は放送衛星からキャッチした電波を反射させ、中心部分に付いた金属部分へと集中させる役割を持っています。

そして一次放射器では中心点に集まった電波を取り入れます。

最後に、コンバーターは放送衛星から送られてきた電波の周波数を変換する役割を担っています。

こういった仕組みによってパラボラアンテナはテレビを視聴するために必要な電波を受信しているのです。

注意点

アンテナの向き

先述したとおりパラボラアンテナは指向性アンテナに分類されるテレビアンテナであるため、利用する際には「アンテナの向き」が非常に重要になります。

では、パラボラアンテナの正しい向きはどこなのかと言うと、それは「南南西」の方角になります。

地上デジタル放送用に利用される指向性アンテナはテレビ塔などの電波送信施設の方角がアンテナの方向として正しいのですが、衛星放送用アンテナは電波受信の仕組みの関係上、南南西の方角を向く必要があります。

それは、衛星放送用の電波を発している放送衛星が地球軌道上の東経110度の位置で静止しており、それが日本からはちょうど南南西の方角にあるためです。

そのため衛星放送用アンテナは今まで南南西の方角を向いていなければまともに電波を受信することもできませんでした。

そのうえ放送衛星は重たいバッテリーを搭載することができず、バッテリーを充電する時間が必要なために特定時期の深夜には放送を休止することもありました。

ですが現在稼働している放送衛星はこれら諸問題を解決しており、放送を休止して充電期間を確保する必要がないように改良されています。

そのため南南西の方角に放送衛星を配置する意味は薄れつつあるのですが、日本では現在も各家庭の衛星放送用アンテナが南南西の方角を向き続けているということもあり、現在に至っても放送衛星の位置は変更されていません。

テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで

今回はテレビ放送を視聴するうえで大事な役割を果たしているテレビアンテナについて、八木式アンテナとパラボラアンテナの二つを例にご紹介させていただきました。

買ったばかりのテレビで番組を視聴中、いきなり画面に映像が映らなくなったといったトラブルに見舞われた場合、その原因はテレビアンテナにあるかもしれません。

テレビアンテナは屋外に設置されることも多く、天候などの影響を受けやすくもあります。

もしもテレビアンテナに関するトラブルなどでお困りの場合はお近くのアンテナ専門業者を利用するとよいでしょう。

弊社アンテナパンダではアンテナの施工作業を経験豊富なプロのスタッフが行うほかにも、24時間365日いつでもお客様からのご相談やご依頼を受け付けております。

テレビアンテナなどのご相談、ご依頼の際にはぜひアンテナパンダをご利用ください。

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