【アンテナの豆知識】雷雨や強風からテレビアンテナを守る テレビアンテナの屋内設置について解説

皆さんがイメージされるテレビアンテナの設置風景は、その大半が屋根上やベランダに設置されているものでしょう。

しかし中には「屋外に設置して雨や雷の被害は大丈夫なのか」「テレビアンテナは屋内に設置できるのか」といった疑問を抱かれる方もいるかもしれません。

そこで今回はテレビアンテナを雷雨や強風から守るためにも、テレビアンテナの屋内設置について解説させていただきます。

ぜひ最後までご覧ください。

テレビアンテナは屋内に設置できるのか

結論から申し上げますと、テレビアンテナは屋内に設置することが可能です。

屋根上やベランダなどに設置されるイメージが強いテレビアンテナですが、実は室内にも設置することはできます。

こういった室内に設置するアンテナは「室内アンテナ」と呼ばれ、屋外に設置する場合とはまた異なる特徴や注意点などが存在します。

ここからは室内アンテナの特徴および注意点などについて解説していきましょう。

室内アンテナとは

そもそも室内アンテナとは、その名前のとおり室内に設置されるタイプのテレビアンテナ機種の一つになります。

この室内アンテナの大きな特徴は二つです。

特徴①一人で簡単に設置可能

一つ目は、一人でも簡単に設置が可能という点です。

届く電波の強度などに関しては専門業者が持つ業務用の専用機器を使わなければ調べることはできないものの、最近では専用のスマホアプリを利用することで個人でも電波塔の位置や方向を調べることができるため、室内アンテナ設置のハードルは下がっています。

また、配線や機器の調整を行わなければいけない屋外設置式アンテナとは異なり、数分程度の作業で簡単にテレビと接続できることも室内アンテナが持つメリットと言えます。

特徴②他機種と比較して費用を抑えることが可能

二つ目は、他のテレビアンテナ機種と比較して費用をを抑えることができるという点です。

室内アンテナの本体価格は1,000~6,000円程度で他のテレビアンテナ機種と比較すると非常に安く、一人で設置可能なので施工にかかるコストも幾らか節約することが可能です。

そのため他のテレビアンテナを購入して施工を行い、鳥害や強風による破損・汚損といったトラブルへの対策を施すよりも総合的なコスト面で優れていると言えるでしょう。

ただし業者に頼らず一人で設置する場合には、受信電波が業者の持っている専用の機器でしか調査できない点には注意が必要です。

もしもテレビ画面を確認して電波を受信できていないことが発覚した場合には、テレビアンテナの専門家であるアンテナ業者へ相談することをオススメします。

室内アンテナ設置の流れについて解説

ステップ①室内アンテナが設置可能な地域であることを確認

まず、室内アンテナは八木式アンテナなどの高所に設置するような機種よりも受信感度は弱くなっています。

そのため設置可能地域は電波塔などの電波送信施設から半径約10km圏内である「強電磁地域」のみに限定されますので注意が必要です。

もしも強電磁地域以外の地域や電波塔から非常に遠い地域、高所における障害物が多いために電波の届きづらい「弱電磁地域」にこの室内アンテナを設置した場合は、テレビ画面に映る映像が乱れてしまう可能性があり、最悪の場合にはテレビが映らないというトラブルも考えられます。

そのためアンテナの設置場所が電波塔などから半径約10km圏外であった場合、総合的な性能に優れているユニコーンアンテナや高い受信感度とコストパフォーマンスが特徴の八木式アンテナなど、他のテレビアンテナ機種の設置を強く推奨します。

お住まいの地域が弱電磁地域であった場合でも上記のアンテナは受信感度が高いため、不具合を起こしにくいのでオススメです。

ステップ②室内における電波をキャッチしやすい場所を見つける

お住まいの地域が室内アンテナの設置が可能である強電磁地域だと確認ができたのであれば、今度は設置場所の選定を行う必要があります。

この際に気をつけねばならない点としては、

遮熱シートを外壁に貼っている

断熱材を使用している

鉄筋コンクリートで作られている

といったポイントが設置する住居に当てはまる場合は要注意です。

このような建物は電波が遮られる可能性が高く、設置場所は窓側に限られてくる傾向にあります。

またこの際には部屋の中でもテレビ塔などに一番近い位置というのがやはり好ましく、最も良い場所はその窓から電波塔が視認できるケースです。

ただし網の入っているような防犯用窓ガラスがある場合や、アンテナからテレビまでの距離が遠い場合に関しても、電波が弱くなってしまうケースが見受けられるので注意しましょう。

なお、他機種との比較点を考えるとすれば『アンテナ設置の難易度』と『安全対策』が挙げられます。

八木式アンテナを始めとする屋根上設置型のテレビアンテナはアンテナ本体が敷地から飛び出してしまうことによる越境問題や鳥害への対策を行わなければトラブルのリスクを抱えており、その点ではこの室内アンテナが優れていると言えるでしょう。

ステップ③実際にアンテナを置き、付属のケーブルをテレビと繋ぐ

設置自体は10分もかからない簡単な作業で、他のアンテナで要求されるようなビス止め作業、角度調節などは必要ありません。

またテレビに直接繋ぐため、他のアンテナではほとんど作業が必須となるような、ケーブル引き込み口や分配器といったものも触れずに済みます。

テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで

今回はテレビアンテナの屋内設置について解説させていただきました。

テレビアンテナはテレビ放送を視聴する上で大事な存在であり、もしも強風や豪雨などでトラブルが発生した場合にはテレビ放送の視聴に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そういったトラブルを避けるためには今回ご紹介したテレビアンテナの屋内設置も選択肢の一つになります。

もし皆さんの中にテレビアンテナの屋内設置だけでなく、テレビアンテナに関するお困りごとや疑問点がある方はぜひアンテナパンダをご利用ください。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもご相談やご依頼を受け付けています。

アンテナに関するご相談・ご依頼の際はぜひアンテナパンダまでお気軽にお問い合わせください。

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