【用語解説】公共放送とは

皆さんは普段視聴されているテレビ放送の中でも、公共放送についてはどのくらいご存じでしょうか。

日本ではNHKがこの公共放送にあたり、海外ではイギリスのBBCも公共放送に分類されます。

今回はそんな公共放送について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

また、公共放送の補足としてBSや4K映像などの放送用語についてもご紹介していきます。

公共放送の役割

そもそも放送にはいくつか種類が存在しており、公共放送や民間放送、国営放送などがあります。

民間放送は主に広告収入を柱としており、日本ではフジテレビやテレビ東京などが挙げられます。

皆さんがテレビで楽しんでいるバラエティ番組やドラマ番組などは公共放送だけでなく民放でも放送されており、番組の合間に挟まるCMは広告収入と密接な関係にあります。

ちなみに日本には国営放送は存在しておらず、基本的には民間放送と公共放送の二つに、BS・CS放送といった有料放送があります。

そして日本における公共放送としては、NHK(正式名称:日本放送協会)が存在しています。

営利を目的とせず、視聴者からの受信料によって運営されているNHKですが、皆さんも朝のニュースやドラマ、夜のドキュメンタリー番組などをご覧になったことがあるのではないでしょうか。

このように日本の公共放送は民間放送とはいくつかの違いがあることをご理解いただけたと思います。

また、日本の公共放送であるNHKではBS放送や4K映像による番組放送が行われつつあるのですが、皆さんはこれらBS放送や4K映像についてどの程度ご存じでしょうか。

ここからは日本の公共放送(NHK)の補足として、BS放送や4K映像についてご紹介していきます。

BS放送、4K映像とは

皆さんはNHKの番組を視聴している際にNHK BSやBS4Kといった単語を耳にしたことはありますでしょうか。

ここからはBS放送や4K映像といった、耳にすることはあってもその内容はよく知らないといった単語について解説していきます。

BS放送とは

BS放送は「Broadcasting Satellite (放送衛星)」という正式名称があり、地上デジタル放送と異なり、「宇宙空間に存在する衛星放送から発せられた電波を各家庭のテレビアンテナが受信し、それをテレビへ送ることで番組が視聴できる」という仕組みになっています。

分かりやすく順序を解説すると以下のとおりになります。

①放送事業者が番組を作成

②放送局が映像データを電波に変換

③宇宙の人工衛星に送信

④衛星が地球に向けて電波を送信

⑤各家庭のアンテナが電波を受信

⑥受信した電波をテレビが再度映像データに変換

⑦番組を視聴可能

といった流れで各家庭で衛星放送が視聴できるようになります。

衛星放送用アンテナ

ちなみに衛星放送を受信できるアンテナは、白いお椀型の形状をしており強い指向性を有する「パラボラアンテナ」という衛星放送用アンテナ一種のみになります。

高画質でノイズが入りにくく、4Kや8Kに対応した番組なども放送しているのですが、アンテナが正確に衛星を向いていないといけないので設置角度がシビアであるという特徴があります。

そのため少しのズレや遮蔽物が存在していたりするだけで途端にテレビ映像が映らなくなってしまうため、設置場所やその向きが非常に重要になります。

もしもパラボラアンテナを利用もしくは施工の検討を行っている方は、この点には十分注意しましょう。

4K映像とは

この4Kという単語にどのような意味があるのかと言うと、簡単に説明すれば「非常に高い解像度を誇っている」ということになります。

つまりそれだけ「綺麗な映像を視聴することができる」というのが4K映像や8K映像に対応した、いわゆる4Kテレビなどの強みになっているのです。

では具体的にどれだけ高い解像度を誇っているのかと言いますと、一般的なフルハイビジョン映像はおおよそ2Kと言われており、4K映像および8K映像はそれぞれ4倍・16倍の解像度を実現しているのです。

4K映像は横×縦の解像度が3840×2160画素であり、8K映像は7680×4320画素、そしてフルハイビジョン映像(2K)は1920×1080画素です。

画素とはピクセルと呼ばれることもある画像を構成する最小の単位であり、簡単に言えばこの画素が多ければ多いほどより美しい映像を見ることができます。

先述のとおり縦×横の画素数で比較した場合、8Kは4K映像の4倍・2Kの16倍にあたるのですが、これは2Kの16倍も広い映像を写すことができると言えます。

また、もし面積が同じ場合なら2K映像の16倍も緻密な映像表現が可能になっているのです。

これによって従来のフルハイビジョン映像(2K)よりも高画質な映像を視聴することが可能になり、臨場感あふれる映像体験を味わえるようになりました。

また、色域の広がりやHDR技術に対応したことで実際に目で見るものに近い、よりリアルな映像をテレビでご覧になることができます。

今までは家電量販店や通販サイト、CMなどで「4K映像に対応」「8K対応テレビ新発売!」といった文言にあまり興味を持てなかった方でも、こうして画素数の比較をすれば4Kおよび8K映像に対応したテレビ機種が従来のフルハイビジョン対応機種と比べてどれだけ高性能なのかが分かっていただけたことと思います。

アンテナに関するご相談・ご依頼はアンテナパンダへ

今回は公共放送という用語について、補足も含めながら解説していきました。

皆さんが日常的に楽しんでいるテレビ放送は一見すると同じようにも感じられますが、公共放送と民間放送のように細かな部分で違いがあることを分かっていただけたことでしょう。

また、NHKが行っているBS放送を視聴するためにはパラボラアンテナ(衛星放送用アンテナ)が必要になります。

もしもBS放送などの衛星放送が視聴したいという方はぜひお近くのアンテナ専門業者に相談してみてください。

弊社アンテナパンダではパラボラアンテナ以外にも様々なテレビアンテナに詳しいプロのスタッフが、皆様からの施工依頼やご相談に対応しています。

アンテナに関するご相談・ご依頼は24時間365日いつでも受け付けていますので、アンテナのご相談・ご依頼の際にはぜひアンテナパンダまでお気軽にお問い合わせください。

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