【アンテナの豆知識】テレビアンテナによるトラブルとその原因とは

皆さんが日常的に利用しているテレビ放送ですが、その安定した視聴を可能にするためにはテレビアンテナの設置は欠かすことのできないポイントです。

テレビアンテナというと、多くの方は魚の骨のようなアンテナや白いお皿型のアンテナなどを想像される方が多いかもしれません。

そんなテレビアンテナにはいくつかトラブルのリスクもあるため、今回はテレビアンテナが抱えるトラブルのリスクとその原因について詳しく解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

そもそもテレビアンテナとは

テレビアンテナに関するトラブルについて解説する前にはまず、テレビアンテナについて詳しく解説する必要があります。

テレビアンテナとはテレビ放送を皆さんのご家庭にあるテレビ画面に映すために利用される機器で、テレビ塔や人工衛星から送信された番組の電波を受信することが大きな役割です。

そのため電波を受信しやすい形状や機能を有しており、その設置場所として屋根上やベランダといったある程度の高度があり、なおかつ周囲に電波を遮る障害物が存在しない環境が選ばれることも理解できるのではないでしょうか。

テレビアンテナには八木式アンテナやパラスタックアンテナ、デザイン性に重きを置いた平面デザインアンテナなど、用途や機能によっていくつかの種類があります。

そんなテレビアンテナはいくつかリスクを抱えてもいますので、ここからはそれらによって引き起こされるトラブルとその原因、対処方法などについて解説していきます。

テレビアンテナが抱えるトラブルとは

・鳥害

・強風による被害

・テレビアンテナ設置による越境問題

これらはテレビアンテナにおける代表的なトラブルの例です。

ここからは例に挙げた三つのトラブルとその対策などについて、詳しく解説していきます。

トラブル①鳥害

鳥害とは、テレビアンテナに鳥が留まることによってテレビアンテナの方向がズレてしまったり、破損・汚損してしまうトラブルのことです。

八木式アンテナなどの指向性アンテナはテレビアンテナの向きが非常に重要であり、鳥が留まることによってこの向きがわずかでもズレてしまうと電波受信感度が著しく低下してしまいます。

最悪の場合にはテレビに映像がまったく映らないといった事態にもなりかねないため、鳥害の対策は必須と言えます。

また、テレビアンテナに留まった鳥がフンを落とすことで被害が出てしまうケースもあります。

そんな鳥害の対策にはいくつかの種類があり、たとえばカラスなどの大型の鳥への対策として『結束バンド』を巻くといった方法のほか、『超音波害鳥撃退器』の設置なども対策として挙げられます。

これらの対策方法は必要な費用や効果の持続期間、電波感度に与える影響などに差があるため、鳥害の詳しい内容によって最適な選択は変わってきます。

そのため『それぞれの被害やトラブルに適した対策を考えること』が重要になります。

トラブル②強風によるアンテナ被害

アンテナトラブルの例として挙げられるものの一つに、強風によるアンテナ被害があります。

具体的に解説すると、台風などの強風や暴風によってアンテナの倒壊・破損などが起こってしまうというトラブルです。

このトラブルへの対策としてまず紹介するのは、『支線アンカー』を利用することです。

支線アンカーとは、主に八木式アンテナやその派生機種であるパラスタックアンテナに使用できる周辺器具になります。

強風対策はもちろんのこと、積雪地帯では豪雪などによるアンテナの傾斜、倒壊事故を防止する効果も期待でき、アンテナを地面にしっかりと繋ぎ留める錨の役目を果たす器具です。

次に強風被害への対策としてご紹介するのは『火災保険』になります。

実は台風を原因としたアンテナの損傷にも「火災保険」を適用できる場合があります。

免責金額に満たない損害額であった場合などには適用範囲外となることもありますが、火災保険は落雷や水災、水漏れ、盗難、破損、汚損などにも適用可能になっているのです。

ただし、注意点として『地震や噴火が原因となる場合は適用範囲外扱いになる』ということには気をつけましょう。

また地震に対して備えをしておきたい場合には、それ専用の「地震保険」への加入が必要となります。

トラブル③テレビアンテナ設置による越境問題

越境問題と一口に言っても、その内容は様々です。アンテナに事例を絞ったとしてもいくつかのケースが考えられますが、代表的なものとしては以下の二つが挙げられます。

・自宅に設置したアンテナが、自宅の敷地内から飛び出してしまう。

・アンテナが隣家に対して影を作ってしまう。

越境問題の広義的な意味合いとしては「自分の領域の何かが、第三者へ不利益を生じさせること」であり、上述したようにアンテナだけに絞ってもその事例は多岐にわたります。

そのためアンテナが及ぼしている被害の度合いにもよりますが、多少何もない空間に突き出てしまうといったケースであるならば、隣家との『話し合い』によって解決できる場合があります。

ただし、口約束であれば数年後に忘れてしまう・移り住んだ別の人物に理解されず、トラブルが再燃してしまうといったことも十分に考えられますので、同意書などの明確な文書を作成しておくとよいでしょう。

また、隣家から承諾を得る以外にも設置するアンテナをよりコンパクトなものに変更するなど、万が一トラブルが発生した際には解決に向けた対応を考えることが重要になります。

テレビアンテナに関するご相談はアンテナパンダまで

今回はテレビアンテナによるトラブルについて解説を行ってきました。

テレビアンテナを安全に、そして長持ちさせるためにもトラブルの原因を理解して対策を行っておくことは非常に大切です。

もしも一人で対策を行うことに分からないことや不安があるという方は、信頼できるアンテナ専門業者に相談もしくは依頼を行ってみるとよいでしょう。

弊社アンテナパンダには豊富な知識と技術を持ったプロのスタッフが在籍しており、24時間365日いつでも受付体制を整えております。

テレビアンテナに関するご依頼およびご相談の際にはぜひ、アンテナパンダまでご連絡ください。

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