【徹底比較】地上デジタル放送とケーブルテレビを徹底比較

皆さんが普段視聴しているテレビ放送には、実はいくつかの種類が存在していることをご存じでしょうか。

テレビ放送には大きく分けて『地上デジタル放送』と『衛星放送』、そして『ケーブルテレビ』の三種類があります。

今回はこの三種類のテレビ放送の中でも地上デジタル放送とケーブルテレビを比較しながら解説していきます。

地上デジタル放送とケーブルテレビはどのように異なり、どんなメリットや特徴があるのかについても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

地上デジタル放送とは

「地上デジタル放送」とは2011年に開始された新たなテレビ放送サービスであり、「地デジ放送」や「地上波放送」といった別称の方がなじみ深い方も多いのではないでしょうか。

ちなみに地上デジタル放送という名称についてですが、これはデジタル信号で成り立っているテレビ放送サービスのうち「電波の送受信を一貫して地上で完結させているもの」を「地上デジタル放送」と表記していることいによるものです。

次に『地上デジタル放送』における電波送受信の流れについてですが、

①放送事業者が番組を作成

②放送局が映像データを電波に変換

③電波塔から各家庭に向けて電波を発信

④各家庭のアンテナが電波を受信

⑤受信した電波をテレビが再度映像データに変換

⑥地上デジタル放送のテレビ番組が視聴可能

という流れになっています。

また「地上デジタル放送」とは電波の送受信が一貫して地上で完結しているテレビ放送サービスを指した単語であり、地上ではなく宇宙に存在する人工衛星を利用した放送サービスとして「衛星放送」があります。

この衛星放送の中でも知名度が高いものがBS放送やCS放送になります。

地上放送の特徴として挙げられる点としては、アナログ信号をデジタル回路に通してデジタル信号へ変換する方式を取っているため遅延が多く、チャンネルの切り替えにもやや時間はかかってしまう点がデメリットと言えるでしょう。

その一方でノイズをより抑えられることが長所になっています。

たとえノイズが混入しても、エラーを検出した際の訂正機能によって電波を劣化させることなく、元通りの情報に正すことができる点に関しては「地上デジタル放送」独自のメリットと言えるでしょう。

ケーブルテレビとは

ケーブルテレビについて簡単に説明すると、地上デジタル放送や衛星放送の電波を一旦『ケーブルテレビセンター(ケーブルテレビ局)』で受信し、それをケーブルテレビ網によって各家庭まで届けることでテレビ番組を視聴可能にするシステムです。

もっとかみ砕いて説明するのならば、ケーブルテレビ局（ケーブルテレビセンター）が地上デジタル放送用電波と衛星放送用電波の受信を代行し、それを全国各地にある電柱・電線を用いて各家庭へと送信するということです。

電波をテレビ塔や人工衛星を通じて送信し、テレビアンテナで受け取る『地上デジタル放送』・『衛星放送』とは全く異なるシステムになっていることが分かることでしょう。

ケーブルテレビのメリット

ケーブルテレビのメリットとして挙げられることが多いのは、主に以下の二つです。

・アンテナの設置が不要

・大規模な追加施行が不要で、なおかつ地上デジタル放送や衛星放送を視聴できる

まず前者の『アンテナの設置が不要』という点ですが、これは先ほど解説したようにケーブルテレビではアンテナを利用せず電柱・電線を用いてテレビ番組の電波を受信するからです。

テレビアンテナは設置に少なからず費用がかかる他、業者に依頼せず自力で設置を行うには知識や技術が求められ、屋根上などの高所での作業という危険性も付きまといます。

しかしケーブルテレビではテレビアンテナを設置する必要がないため、こういった施工費用や自力で設置する際のリスクを抑えられます。

また、テレビアンテナを設置したことによる住宅の外観の変化や隣家の敷地にアンテナがはみ出てしまうことによるトラブルを発生することも防止できるため、こういった点はテレビアンテナを必要としないケーブルテレビならではのメリットだと言えるでしょう。

次に『大規模な追加施行が不要で、なおかつ地上デジタル放送や衛星放送を視聴できる』という点について詳しく解説しましょう。

先ほども説明したようにケーブルテレビではアンテナの設置が不要であり、なおかつテレビ番組の電波をやり取りするのは電柱や電線になります。

そのためケーブルテレビを利用する際には、衛星放送用のパラボラアンテナを設置するなどの大規模な追加施行は不要であり、それでいて地上デジタル放送と衛星放送を視聴可能になるのは大きなメリットです。

これらのメリットは単純に大幅な初期費用の削減に繋がるだけでなく、強風や鳥によるアンテナの損傷・倒壊といった事故やトラブルの心配が減るという点でも非常に重要です。

ケーブルテレビのデメリット

ここからはケーブルテレビが抱えているデメリットについて解説していきます。

ケーブルテレビには幾つかメリットがありますが、それと同時にデメリットも抱えており、その一つが『ケーブルテレビは有料であり、ケーブルを敷設するにも通信会社との契約が必要』という点です。

もちろんマンションやアパートのような集合住宅では建物ごとすでにケーブルテレビのサービスに加入しているといったケースもありますが、そうではないケースも当然存在します。

その際にはテレビアンテナの設置を検討するなど、別の選択肢についても考えた方が良いでしょう。

テレビに関するご相談はアンテナパンダまで

今回は地上デジタル放送とケーブルテレビについて、それぞれの概要や特徴などについて比較しながら解説させていただきました。

地上デジタル放送とケーブルテレビには異なる特徴やデメリットが存在するため、もしもテレビアンテナの設置やケーブルテレビへの加入を考えている方はそれぞれに適したものを選ぶようにしましょう。

もしもテレビアンテナに関して不安があるという方は専門業者に相談したり依頼するのも一つの手段と言えます。

アンテナパンダでは豊富な技術と知識をもったプロのスタッフが在籍しているため、屋根上でのアンテナ設置作業も安心です。

アンテナに関するご依頼・ご相談の際にはぜひ、アンテナパンダまでご連絡ください。

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