【アンテナの豆知識】アンテナマストの役割とは
皆さんは『アンテナマスト』という単語をご存じでしょうか。
アンテナマストとは、アンテナを屋根上などにワイヤーで設置する際に使用される器具のことです。
アンテナ設置工事の際によく利用される器具なのですが、その知名度や役割などについてはあまり知られていないのが現状です。
そこで今回はこのアンテナマストがどのような器具なのか、どのような役割があるのかについて詳しく解説を行っていこうと思います。
また、アンテナマストと密接な関わりのあるアンテナについてもご紹介します。
アンテナマストの概要
先述したように、アンテナマストとはアンテナを設置する際によく利用される器具になります。
アンテナマストには錆びにくい加工がされているケースが多く、その太さは「一般住宅用」「集合住宅用」「ビル用」など用途によって大きく異なってきます。
なお、アンテナマストは空洞部分に他の部品を組み合わせて設置を行うことになりますが、その大きさは「径」や「直径記号(φ、Φ)」によって表されるので覚えておくと良いかもしれません。
購入の際に気をつけるべき重要なポイントとして、『各家庭で使用されているアンテナの適合マスト径サイズを確認しておく』という点があるので注意しましょう。
アンテナマストの役割
記事冒頭から解説しているように、アンテナマストとはアンテナ設置の際に重要な役割を果たす器具です。
その役割を簡単に説明すると、『アンテナを設置する際にアンテナ本体を支える』ことです。
より具体的には、屋根上・屋根裏や外壁などにアンテナを設置する際に、そのアンテナ本体を支えるための鉄棒(ポール)がアンテナマストになります。
アンテナマストはステンレスやアルミなどが素材として使われており、直径25~32mmの棒状サイズが主流ですが、アンテナマストの中には伸縮するタイプなども存在しています。
そのため屋根上や外壁など、取り付けるアンテナの種類や場所といったシチュエーションに合わせて最適な長さ・太さの製品を選ぶ必要があります。
アンテナマストと関係機器
ここまでアンテナマストについて解説をしてきましたが、実際にアンテナマストを使用するアンテナ設置工事では他にも様々な関係機器が使われています。
ここからはアンテナマストと関わりの深い機器についてご紹介していきましょう。
①アンテナ本体
当然ですがアンテナ設置工事において一番重要で、無くてはならないのがこのアンテナ本体です。
アンテナ本体は地上デジタル放送用と衛星放送用の二種類に大まかに分類されますが、地上デジタル放送用の中にもデザイン性やコストパフォーマンスなど異なる特徴を持ったアンテナが存在します。
ここでは地上デジタル放送用アンテナとして『八木式アンテナ』を、衛星放送用アンテナとして『パラボラアンテナ』について簡単にご紹介しましょう。
八木式アンテナ
地上デジタル放送用アンテナの一種である八木式アンテナは、他のアンテナと比較してコストパフォーマンスに優れたアンテナであると言えます。
受信感度の高さと設置工事費の低さは八木式アンテナの大きな特徴であり、地上デジタル放送用アンテナを選ぶ際の選択肢の一つとして覚えておくと良いでしょう。
パラボラアンテナ
実は衛星放送用アンテナに分類されるアンテナは、パラボラアンテナの一種のみしか存在しません。
パラボラアンテナと言えばお椀型のシルエットが特徴的ですが、BS/CS放送といったいわゆる衛星放送を視聴したい場合はこのパラボラアンテナを設置する必要があります。
②屋根馬
屋根馬は、接地面が平らではない屋根上へアンテナを固定するために使用されます。
屋根上へ設置するアンテナは台風や強風など自然災害の影響を特に受けやすいため、アンテナの倒壊や破損を防ぐためにも屋根馬を使うことで水平状態を保ち、倒壊等のリスクを抑える必要があるのです。
ちなみに屋根馬には地上デジタル放送用とアマチュア無線用の二種類が存在しており、それぞれ価格などが異なります。
もしも屋根馬を購入することがありましたら、用途に合わせて最適な屋根馬を選ぶようにしましょう。
③サイドベース
サイドベースとは、住宅の外壁やベランダにアンテナを取り付ける際に利用される金具のことで、壁面金具という別名で呼ばれることもあります。
サイドベースには様々な種類が存在しており、利用する位置によって種類が異なります。
例えば軒先に合わせて伸縮する種類や外壁に直接取り付ける種類などが存在しており、アンテナを屋根上に設置できない場合にアンテナマストなどを固定する土台として使われます。
サイドベースは設置する場所に応じて様々な種類が存在しているため、それぞれ必要な種類のサイドベースを選択すると良いでしょう。
④ワイヤー・ステーアンカー
ステーアンカーとは、屋根上にアンテナを固定する際に使用される器具になります。
より具体的には、アンテナマストと屋根馬によってアンテナ本体を屋根上に固定した後、四方に支線を張ることでより強く固定するために使われるのです。
実際の使い方としては破風板などにステーアンカーを打ち込み、そこに引っかけたターンバックルで挟むことによって支線とアンテナ本体を繋ぎます。
強風などの影響を受けやすい屋根上のアンテナを四方から支える重要な部分になるため、しっかりと打ち込むことが重要になります。
アンテナのご相談はアンテナパンダへ
今回はアンテナマストの役割を中心に、アンテナマストの概要や関係のある器具についても紹介してきました。
実際にアンテナを設置する際にはアンテナ本体だけでなく、アンテナマストをはじめとしたさまざまな器具が利用されていることが分かっていただけたことかと思います。
アンテナマストなどの器具は利用する状況によって適したものを選ぶ必要がありますが、アンテナ設置に詳しくない場合にはどれを選べばいいのか分からないということも考えられます。
そんな時にはアンテナ設置工事を取り扱う、アンテナ専門業者に相談・依頼することがベストな選択だと言えます。
アンテナ専門業者の一つである『アンテナパンダ』では、24時間365日フリーダイヤルと専用フォームにてご相談やご依頼を受け付けております。
20,000件以上の施工実績、豊富な技術と知識を有するアンテナのプロがお客様のお悩みを解決しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
お電話で問合せ
LINEで問合せ
以下のLINEボタンをタップして、友だち追加後メッセージを送信ください。
メールで問い合わせ