【工事の豆知識】室内アンテナの設置の注意点!実際の施工の流れも踏まえて徹底解説

地上デジタル放送、我々にとって馴染みの深い呼称としては「地上波放送」を視聴するためには専用のテレビアンテナが必要であり、「地上デジタル放送用アンテナ」にはさまざまな機種が存在しています。

電波受信感度の高さと安さを両立させて日本国内トップのシェア率を誇っている「八木式アンテナ」や、デザイン性や住居との親和性を重視した「平面デザインアンテナ」など、実に多種多様なテレビアンテナが存在します。

そんな「地上デジタル放送用アンテナ」の中でも、今回ご紹介する「室内アンテナ」は業界最安値という突き抜けた「安さ」が特徴の機種です。

しかし「業界きっての安さと言っても、実際は『チープな製品』なのでは?」といったようなイメージを抱かれやすく、「室内アンテナ」自体の認知度も「八木式アンテナ」「平面デザインアンテナ」などのメジャーなテレビアンテナに比べれば低いというのが現状です。

そこで今回は、この「室内アンテナ」が持っている基本的なメリット、設置する際にはどのような点に注意しなければならないのかといった実用的なポイントについてもご紹介していきます。

「室内アンテナ」のメリット

①「本体価格が安い」

性能、販売元によって数千円から数万円ほど価格に幅はありますが、この「室内アンテナ」は地上デジタル放送用アンテナの中でも最安値であることに変わりはありません。

八木式アンテナは16,000-30,000円、平面デザインアンテナは20,000-59,000円、ユニコーンアンテナは33000-40,000円ほどの価格相場である一方、この「室内アンテナ」の相場に関しては1,000-6,000円ほどで、コスト面においては圧倒的です。

②「小型でコンパクトなデザイン」

「室内アンテナ」のメリットは価格だけでなく、八木式アンテナをはじめとした屋根上設置型のアンテナに比べ、コンパクトで小型であることも大きな長所であると言えます。

八木式アンテナなどでは設置不可能な場合もある屋根上のわずかなスペースにも、「室内アンテナ」は難なく設置することが可能です。

③「取り付け作業が簡単」

設置も他のアンテナとは違って大掛かりなものではなく、他のアンテナ設置では必須となる専門的なスキル・専門器具等も必要ありません。

アンテナ専門器具を一から買い揃えようと思うとかなりの出費を強いられるほか、高所でのDIYといった事故のリスクがある工程も不要なため、安心して取り付け作業を行うことができます。

「室内アンテナ」の注意点

「室内アンテナ」はアンテナ本体が非常に安価であり、設置も簡易的なものであるがゆえに業者を呼ぶ必要もないので施工費を節約できるなど、他の機種と比較してお金のかからないアンテナであることが最大の魅力になっています。

しかし、「室内アンテナ」は電波塔などといった電波送信施設から半径10km圏内に位置する「強電界地域」以外では機能しないといった致命的なデメリットを抱えており、設置できる地域がかなり制限されてしまうことが難点となっています。

また、スマホアプリなどで電波送信施設から現在地点までの距離を計算し、現在地点がその「強電界地域」であるか否かであるかの判断は可能ですが、電波が届けられるまでの障害物によってどれほど減衰しているかまでは判断できないため、正確な電波量を知るには業務用の高度で高価な電波測定器が必要です。

「室内アンテナ」設置の流れについて!

①「設置が可能な地域かを確認する」

設置作業自体は簡単な「室内アンテナ」ですが、「設置前に行う確認作業」が何よりも重要ですのでしっかりと行うようにしましょう。

まず、先ほども申し上げましたが「室内アンテナ」は八木式アンテナ等の高所へ設置する機種より受信感度が低く、設置できる地域は「強電磁地域」に限定されています。

半径10km以遠の地域は勿論のこと、距離こそ10km圏内だったとしても、電波送信施設から設置地点の間に高層建築物が多く存在しており、電波の届きにくい・減衰されやすい地点に設置してしまうと映像が乱れる、映らないといった事態になりかねません。

特に半径10km圏外でのアンテナ設置を行う場合に関しては、バランスの良い性能と価格を持つ「ユニコーンアンテナ」、コストパフォーマンスに優れる「八木式アンテナ」等の他機種にアンテナを変更しましょう。

②「室内で電波を受信しやすい場所を探す」

設置地点が「強電磁地域」だと確認ができたならば、次はどこにアンテナを置くかを決めていきます。

この時の注意点として「外壁に遮熱シートを貼っている」「断熱材を使っている」「鉄筋コンクリートで作られている」といった場合、壁際は電波を遮る性質が強くなっていますので、電波が阻害されづらい窓側に設置するようにしましょう。

こういった状況では、窓から電波塔などの電波送信施設が視認できるとベストです。

ただ窓についても網目状の模様がある防犯用窓ガラスであったり、「室内アンテナ」からテレビまでの距離が遠すぎたりしても電波が弱くなる可能性がありますので注意しましょう。

③「アンテナを置いてケーブルとテレビをつなぐ」

業者を呼ぶ必要もなく、約10分の個人作業で終わる簡単な作業ですので、他機種の設置では必須となるビス止め作業、角度調節等に悩む心配もございません。

また、テレビとアンテナの間にはケーブル以外に物を一切挟まないので、こちらも他機種では調節・加工が必須であるケーブル引き込み口、分配器のような難しい機器には触れずに済みます。

アンテナのお悩みはアンテナパンダまで

今回は「室内アンテナ」が持っているメリットと注意点、実際の設置の流れ等について解説していきました。

安価であること、設置が簡単であることが何よりの長所である「室内アンテナ」ですが、正確に電波を調べない限りは常に「設置しても映らないかも……」といった不安を残したまま作業をしなければならないことは事実です。

アンテナパンダはお問い合わせから実地調査、お見積書の提出までを全て無料で承っております。

電波測定だけでも構いませんので、アンテナに関するお悩みがある場合に関しましては是非弊社までご一報ください。

アンテナパンダは365日24時間お問い合わせに対応中です。

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