八木式アンテナ破損の原因!事前に対策する方法はあるのか?

安価でコストパフォーマンスにも優れ、受信感度も高いことからも「八木式アンテナ」は、現在においても日本国内でトップのシェアをほこっている地上デジタル放送用アンテナとなっています。

しかし、この「八木式アンテナ」は高所、とりわけ屋根の上などに設置しなければならず、その設置条件からも何かと損傷する原因も多くなっています。

今回はそんな「八木式アンテナはどうして損傷しやすいの?」といった基本的なことから、どういった損傷の事例が多いのか、またどのような対策をとることができるのかについても詳しく解説していこうと思います。

そもそも「八木式アンテナ」ってなに?

その基本的構造は第一次世界大戦後に作られており、少しずつ技術進歩の恩恵を受けながらも全国へ普及していったのがこの「八木式アンテナ」です。

八木式アンテナは主に「放射器(輻射器/ラジエーター)」、「導波器(ディレクター)」、「反射器(リフレクター)」の三つの要素によって成り立っている地上デジタル放送用アンテナで、外観は「魚の骨」のような印象を見る者へと与えます。

このうち魚の小骨のように複数個に渡って取り付けられている「素子」が、アンテナの構造の中でも特に重要な受信の役割を担っており、簡単に言えばこの素子を多く持っているので、八木式アンテナは高い受信感度を実現できています。

ですがこの魚の骨のような外観が、電波を多く受け取ることができる以外にも、風などの影響なども大いに受けやすくなってしまう原因となってしまっているのもまた事実です。

次の項目からは、そんな八木式アンテナが破損する原因、また事前に施すことができる対策を、順々にご紹介させていただきます。

八木式アンテナ破損の原因①「強風に弱い」

この「強風に弱い」という一点が、実に多くの破損問題に発展していってしまう要因となってしまっています。

まず「強風に弱い」ということは、日本で毎年発生している「突風」や「台風」、地域によっては「竜巻」などに注意を払わなければなりません。

経年劣化している場合は倒壊や、アンテナの方向が曲がってしまい、電波を受け取れずテレビが映らなくなってしまうといった問題が懸念されます。

八木式アンテナ破損の原因②「鳥害」

一見地味な被害に見えるかもしれませんが、視覚的な劣化は思った以上に酷く、住宅の外観を気にする方にとっては一気に注意度が高まる項目です。

八木式アンテナはその小枝のような細いいくつもの素子が災いし、鳥類が止まり木代わりに留まってしまいがちになります。

イメージをしてもらうならば、止まる鳥の頭数に関しては差がありますが「電柱間の電線」が一番印象に近いですね。

彼らはフンを落として道路を汚したり、またそのフンを落とした痕が干からびて残っていたりという状態を一度は見かけたことがあることかと思います。

その鳥が止まる場所が八木式アンテナで、フンを落とす場所が仮に屋根の上だったとしましょう。

落とされたフンはまず屋根を汚して外観を悪化させるでしょうし、ソーラーパネルを設置している場合にはパネルを汚し、その稼働率を悪化させかねません。

また一番最悪なケースは、出されるフンが弱酸性・酸性であった場合です。

酸性のフンは付着することで八木式アンテナの表面、屋根の塗装などに影響を及ぼす可能性を持っており、放置してしまうとアンテナの受信感度・屋根の塗装はげなど、ただフンを落とされるよりも被害が大きくなってしまう場合があります。

「強風に弱い」の項目でも触れましたが、鳥が止まることによってアンテナがずれてしまう、といった懸念があることも同様です。

破損に対する事前対策①火災保険に加入しておく

これは住居に対してあらかじめ火災保険を適用しておくと有効となる手段で、これは火災保険自体、その建屋だけでなく家財道具に関しても効果が発揮されるためになります。

これによって台風で発生する強風被害はもちろんのこと、火災や水災、盗難や突発的な損害などが起きた場合にも対応が可能です。

しかし、詳細にどういった場合に補償を受けられるのかは、ご自身が実際に契約している火災保険内容を必ず見直す必要があります。

また免責金額に満たなかった場合、補償金がまったく降りないといったケースも見受けられるため、特にご注意ください。

破損に対する事前対策②鳥害対策用アイテムを付ける

具体的には糞に対する耐性をつけるのではなく、そもそも鳥を止まらせないために使う「鳥除けアイテム」ですが、実際にはそのコストも含めさまざまな種類が存在しています。

例を挙げるならば、それこそ上方向に線をたくさん増やすような、専用の鳥除けアイテムであったり、鳥の嫌がる音波を出し続ける超音波装置であったり、はたまた安価で手っ取り早い結束バンドを使うといったものであったりと、実に多種多様です。

いずれの手段をとる場合も、よく調べてから実行に移すことが大切です。

アンテナ関連のご相談はアンテナパンダまで

今回は八木式アンテナの破損の原因はなにがあるのか、また破損を防ぐため、事前に何ができるのか等をご紹介させていただきました。

まとめると考えられる破損要素としては、受信感度を高めるメリットでもありますが、主にあの八木式アンテナ特有の魚の骨のような形状が災いしてしまっています。

その影響で強風に対して弱く、また鳥が止まり出した糞によって被害が生まれる懸念が強く、「鳥除けアイテムをつける」「火災保険を適用可能な状態にしておく」といった対策が考えられる、といった内容でした。

また近年では建屋側面などに取り付ける「平面デザインアンテナ」も登場しており、こちらは強風で倒れる心配もなく、また名前の通り平べったい外見をしているため、鳥害の発生に関しても無縁となっています。

この「平面デザインアンテナ」や「火災保険」、「防鳥アイテム」に関しても参考記事があるほか、事前に情報を学んだ上で専門業者に相談すればより安心です。

弊社アンテナパンダには総施工数20,000件の実績と、その豊富な実績に支えられた優秀なスタッフを持ち合わせています。

アンテナの新規設置やアンテナ周辺機器の追加設置、またメンテナンスなど、アンテナに関わるどんな些細なご相談でも構いません。

どうぞお気軽に、アンテナパンダまでお声掛けください。

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