テレビケーブルとは?その種類や選び方について分かりやすく解説
テレビ視聴に欠かせないアイテムといえば、電波を受信する「テレビアンテナ」、受信した電波を出力する「テレビ」が真っ先に上がると思いますが、その二つを文字通り繋ぐための「ケーブル」の存在も欠かせません。
住宅が置かれている環境に合ったアンテナが必要であることと同じように、部屋のレイアウトにピッタリと合致するテレビケーブルを選ぶことは大切です。
いざテレビアンテナケーブルを新調した際に「長さが足りない!」「この形だと家具の配置に合わない!」といったトラブルを事前に回避するためにも、本記事で適切なテレビケーブルに関する知識を蓄えていただければなと思います。
テレビケーブルの基礎知識
まずテレビケーブルが果たす機能ですが、これは言わずもがな「二者を繋いで電波を運ぶこと」です。
もっと詳しく言うならば、アンテナが受信した電波が流れてくる部屋の接続用コンセントから、番組を視聴する為のテレビ、あるいはレコーダーに電波を運ぶために必要なアイテムがこの「テレビケーブル」となります。
コネクターと呼ばれるケーブル両端の金具が専用の規格となっており、テレビ・ケーブル用コンセントの両方に接続できる特殊な形状となっていることが、外見における共通の特徴です。
4種類のテレビケーブル・プラグが持つそれぞれの特長
テレビケーブル自体の素材や構造に関してはあまり大差がありませんが、ケーブル先端にある「プラグの形状」は各々に異なっており、大きく分けて4種類存在しています。
下記ではそれぞれのプラグが持っている長所、そして使用用途に合ったシチュエーションなどをご紹介させていただきます。
①ストレートプラグ(S型プラグ)
一般的な住宅、テレビにおいて圧倒的シェアを誇るのがこの「ストレートプラグ(S型プラグ)」となっています。
ストレートプラグは壁面テレビ端子やテレビに直接差し込んで使用するもので、プラグの内側にネジのミゾがないことが外見上の見分け方です。
現代におけるほとんどの家庭で使用できる、汎用性の高いテレビケーブル・プラグですので、とりあえずこれを選択しておけばテレビ視聴が可能になることは大きな長所と言えるでしょう。
テレビ・BDレコーダーなどの平置きする機器に接続したい場合は、このストレートプラグを使用することをオススメします。
プラグ自体の厚みが少ないため、狭い隙間などにも入り込ませることができるので、こんがらがったりかさばらせたりせずに接続することが可能です。
②ねじ込み式プラグ(F型プラグ)
名前の通り、ねじ込み式の壁面テレビ端子やテレビに対応するための専用プラグがこの「ねじ込み式プラグ(F型プラグ)」で、ねじ込み式に使用できる唯一のプラグとなっています。
また、このねじ込み式プラグ自体はねじ込み式の規格だけにしか使えないというわけではなく、現行の液晶テレビや新しい住宅の多くがこのタイプのプラグに対応しているので、万が一「間違えて購入してしまった」という事態が発生しても、無駄にならない場合が多いです。
「F型接栓」といった別名があるほか、ねじ込み式プラグは抜けにくいといった特徴を持っており、プラグの抜け、ゆるみ等を原因としたテレビノイズの発生を抑制できます。
多少引っ張っても簡単には抜けない構造となっているので、小さいお子様やペット等がいる家庭でも安心して使用できることもメリットとなっています。
ただし多くが対応していると言えど、一部このねじ込み式プラグに壁端子も存在しているので、コンセントの形状にはあらかじめ注意を払っておいてください。
③L字プラグ
プラグの先端部分がL字(直角)状となっているねじ込みプラグがこの「L字プラグ」で、他にはない特徴として「ケーブルを折り曲げることができる」というものを持っています。
普通、テレビケーブルを折り曲げてしまうと断線や減衰の要因となってしまいますが、最初からL字に折れ曲がっているプラグを使った場合、電波の通りが良くなります。
このL字プラグを使うと、壁とテレビの隙間を無くすことができるので、ワンルームの部屋・テレビ端子の位置が高い部屋での使用に適していると言えるでしょう。
④複合型プラグ
複合型とは今までとは違い、両端で異なるプラグが付けられているテレビケーブル・プラグを指します。
その組み合わせは多岐に渡りますが、ここでは特定のシチュエーションにおいて効果を発揮しやすい2種類の複合型プラグに絞って解説していこうと思います。
⑴L型/S型プラグ
L型プラグとS型プラグ(ストレートプラグ)の複合型であるこの組み合わせは、主に壁の端子とテレビを繋げる場合に適しており、特に部屋のアンテナ端子からテレビまでの距離が短い場合に輝きます。
先述の通り、片側がL型、もう片側がストレートタイプとなっているので、壁端子から直角状にケーブルを下ろすことが出来、そのままスムーズかつ無駄を生じさせずにテレビ端子まで繋ぐことができます。
⑵F型/L型プラグ
壁側にF型、テレビ側にL型を備えたこの複合プラグは、新居にお引越しの際に役立てられると思います。
これは比較的新しい住居では、壁面テレビ端子がねじ込み式である場合があるためで、あらかじめねじ込み式テレビ端子にも対応できるこのプラグを選んでおくことは大きな安心材料となるでしょう。
アンテナに関連したお悩みはアンテナパンダまで
今回は計5種類のテレビケーブル・プラグについてご紹介させていただきました。
プラグもアンテナと同じように、状況によって良し悪しが存在し、適切なプラグを選択しなかった場合、プラグに支障をきたしたり、最悪のケースでは使用できないこともある、というのが解説の総括です。
またケーブルプラグも数ある複合型を含めるとかなりの種類数になるため、いざ購入しようとなると不安になってしまうことも多々あることかと思われます。
そういった際は、アンテナ業者に相談してみると答えが得られる可能性があります。
アンテナパンダはテレビケーブル・プラグに限らず、アンテナ関連のあらゆる疑問・些細なお悩みにも柔軟に対応することができます。
アンテナの新規設置・メンテナンス、またアンテナに関わるどんな小さなご相談ごとでも構いません、是非お気軽にお声かけください。
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