【アンテナの種類】ユニコーンアンテナとは?メリットや設置の注意点などを詳しく解説
近年屋根上に設置されたポール型の物体を、目にする機会が増えたと思います。
実はアレ、アンテナなんです。
その正体は八木式アンテナを第一世代とし、第二世代として登場したデザインアンテナの新バージョン「ユニコーンアンテナ」です。
今回はユニコーンアンテナについて情報を分かりやすくまとめました。
ユニコーンアンテナの詳しい情報解説に始まり、メリット・デメリットの紹介も行っていますので自宅に合ったアンテナをお探しの方は是非、参考に最適なアンテナを見付けてください。
ユニコーンアンテナとは?
ユニコーンアンテナとは、2017年に誕生した地上デジタル放送用のアンテナです。
大手アンテナメーカー「マスプロ」から販売された最新型の次世代アンテナで、その名前の由来は設置した住宅全体を見ると、まるで伝説の一角獣「ユニコーン」に見えることからユニコーンアンテナと呼ばれています。
細身ですっきりとしたシルエットが魅力で、その形状から「ポール型アンテナ」とも呼ばれることがあります。
360°どこから見ても光の反射を抑える材質で構成されていて、無骨な金属部分はポール内部に隠れているため家の外観を損ねません。
そのため新築住宅を中心に人気が高まっています。
本体価格は5,000~20,000円ほどで、施工費用を含めて33,000~40,000円ほどが一般的な相場です。
ユニコーンアンテナはコンパクトサイズ
ユニコーンアンテナ本体の大きさは、高さ70cm×横14cm×奥行×幅12cmとコンパクトなサイズになっています。
一方でデザインアンテナは、高さ45〜60cm×横20〜30cm×幅10〜20cmほどが一般的な大きさであり、ユニコーンアンテナがよりすっきりとしたデザインです。
※ユニコーンアンテナ設置の際には取り付け金具を使うため、実際は横幅14cmよりも広いスペースの確保が必要になります。
ユニコーンアンテナのカラーバリエーション
コンパクトで住宅の外観を崩さないよう作られたユニコーンアンテナは、
「ウォームホワイト」
「ブラックブロンズ」
の2色展開しており、暖かみのある白色と、ブロンズのような光沢がある黒色で高級感があります。
ユニコーンアンテナの設置方法3選
またユニコーンアンテナの設置方法は次の3つ存在します。
破風板設置
破風板は設置して風の方向を分散させることで、屋根と外壁材が接合されている部分に風が吹き付けるのを防ぎます。
こういった役割のある破風板へ、サイドベース金具を使い設置します。
※サイドベースとは、住宅の外壁やベランダにアンテナを取り付けるための金具のことです。使用することで住宅のさまざまな場所にアンテナを設置することが可能になります。
少しでも高い位置に設置することで、電波感度が高くなることが利点です。
こちらはユニコーンアンテナの最も代表的な設置方法です。
屋根上設置
八木式アンテナなど他アンテナと同じように、屋根上へ設置します。
こちらも高い位置に設置されるため、感度の良い電波受信を行うことができます。
設置には屋根馬とアンテナマストを使用して取り付け、ワイヤーで固定します。
※屋根馬とは、テレビ用のアンテナなどを屋根の上に設置する際、付けられるアンテナの台座です。ルーフベースと呼ばれることもあり、アンテナを固定し、設置面が平らではない屋根に固定するための補助の役割をします。
※アンテナマストとは、アンテナをワイヤーで屋根上に取り付ける場合、芯になるポールの事を指します。
スッキリポール設置
スッキリポール(住宅用引込柱)を使用した取り付けでは、電線をキレイにまとめて庭先で受け取ることができます。
この設置にはスッキリポール自体に高さがあるため、他設置方法と同じく高い受信感度を期待できる上、破風板や屋根上のように住宅へ直接設置しなくて良いことも特徴です。
ユニコーンアンテナのメリット
ユニコーンアンテナのメリットは3つあります。
天候の影響を受けずに屋根上へ設置できる
ポール状であるために雨風による劣化や、積雪による倒壊、鳥害も鳥が止まる場所がないので避けることができます。
外観を損なわないデザイン性がある
実はユニコーンアンテナは2018年の「グッドデザイン賞」を受賞しています。
大きさもスリムで目立たない上、住宅の外観に馴染む2色のカラーバリエーションを用意しているためデザイン性が高いと言えます。
デザインアンテナと比べ、受信感度が高い
外観を損なわないよう開発されたデザインアンテナは、外壁に設置されることが多く隣の住宅などに遮られ、受信感度が低くなってしまいます。
しかしユニコーンアンテナは屋根上への設置が一般的なため、電波を遮られることなく受信することができます。
ユニコーンアンテナ設置の際に注意すること
ここでは、ユニコーンアンテナにおける注意点を3つご紹介します。
事前にしっかりとした見積を取る
ユニコーンアンテナの相場は本体価格+設置費用で33,000〜40,000円で、八木式アンテナが16,000円が相場となっているので約2倍もの差があります。
費用を低く抑え、受信感度の高いアンテナを設置したい方は八木式アンテナを、外観を損なわず、天候の影響を受けにくいアンテナを設置したい方はユニコーンアンテナの設置をおすすめします。
衛星放送も併設する場合は追加費用をチェック
またユニコーンアンテナは他地上デジタル放送用のアンテナと同じく、1基のみでは衛星放送(BS/CS放送)を見ることができません。
地域や立地によっては電波が弱く、テレビの映りが悪くなってしまう場合があります。
以上の理由から追加でパラボラアンテナや、ブースターの設置を行う際に追加費用がかかってしまい、
「想定よりも高くなってしまった」
といった問題が起きないよう、設置依頼前には入念な見積をしましょう。
自宅に合ったアンテナ選びが重要
こちらは皆さんの主観にもよりますが、一般的にユニコーンアンテナは洋風建築と比べて、純和風建築にはマッチしないと言われています。
設置条件や電波感度、予算に加えて住宅の外観に合うかどうかを念頭においた上で検討してください。
アンテナ選びはアンテナパンダまで!
今回は近年人気が高まっている「ユニコーンアンテナ」についてご紹介しました。
八木式アンテナやデザインアンテナと比べても、様々な特徴や注意点があり、アンテナ選びは簡単ではありません。
もしアンテナの設置や取り換え、お悩みがある方は是非、アンテナパンダまでお気軽にご相談ください。
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経験、実績豊富なスタッフがお客様に最適なアンテナ選びをサポートさせていただきます。
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