【アンテナの種類】デザインアンテナの特徴とは?メリット・デメリットや比較を紹介
近年、住宅の外観にこだわる声に応える形で登場したデザインアンテナについての情報を分かりやすくまとめました。
デザインアンテナを設置するメリット・デメリット、よく比較される八木式アンテナとの相違点についても解説しますので、これからデザインアンテナの設置や取り換えを検討している方は、アンテナ選びの参考にしてください。
デザインアンテナとは?
デザインアンテナとは、2012年から登場した地上デジタル放送用のアンテナです。
「フラットアンテナ」「壁面アンテナ」「平面アンテナ」とも呼ばれるこの種類の特徴は、名前の通りデザイン性に優れている点と外壁に設置できる点にあります。
形状はスタイリッシュな箱型、カラーバリエーションは
・オフホワイト
・ライトブラウン
・ブラックブラウン
・スーパーブラック
の4色で、住宅の外壁やサッシに合わせて選択することができます。
デザインアンテナを設置するメリット
デザインアンテナを設置するメリットは大きく分けて3つあります。
1.見た目がお洒落で目立たないため、外観を損なわない
従来の八木式アンテナにおける大きなデメリットは屋根の上など高所に設置することで目立ってしまうこと、そのシンプルな構造からデザイン性が乏しかったことが挙げられます。
一方でデザインアンテナはカラーバリエーションも4色と豊富です。
機種によって違いはあるものの、縦45〜60cm、横20〜30cm、幅10〜20cmほどが一般的な大きさで、コンパクトな箱型のため目立って住宅の外観を崩してしまう心配もありません。
2.故障のリスクが少ない
デザインアンテナはそのコンパクトさから設置場所の自由度が高く、外壁のみならず電波の強い地域であれば屋内に設置することが可能です。
野ざらし状態で懸念される台風など、強い雨風による劣化や倒壊が起こりにくく、箱型の形状からも積雪による被害を回避することができます。
天候の影響を受けにくい形状や、設置の自由度は大きなメリットと言えるでしょう。
3.メンテナンスや修理が簡単に行える
八木式アンテナはその形状、性質から屋根上など高所に設置する必要があり、破損がないかなどの確認を自身で行うことは簡単ではありませんでした。
しかし外壁に設置可能なデザインアンテナであれば、何か不具合が生じた際にも自身で本体を確認できるため、原因の特定や修理依頼を行い易いことがメリットに挙げられます。
デザインアンテナを設置するデメリット
デザインアンテナを設置するデメリットは大きく分けて2つ存在します。
1.電波の受信感度が低い
デザインアンテナは基本的に屋根よりも低い外壁や、壁を挟んだ屋内に設置することが多い為に八木式アンテナと比べて受信感度が低い傾向にあります。
そのため、弱電界地域や立地次第ではテレビの映りが悪くなってしまったり、天候などの条件が悪いと最悪テレビが映らなくなってしまう場合があります。
電波の発信方向を向いているか、デザインアンテナの前に障害物がないかなど設置する前に確認しておくと間違いないでしょう。
2.設置費用が高い
デザインアンテナは設置施工代を含めて20,000〜59,000円が相場であり、八木式アンテナと比べて高く設定されています。
また、テレビの映りが悪かった際の対応策としてブースター(電波増幅器)設置などを行うと更に追加費用が必要になる場合があります。
一般的にデザインアンテナは故障しにくくメンテナンス費用が安く済むため、最安値である八木式アンテナと比較して、アンテナの寿命である10年間にかかる合計コストは大きく変わりません。
しかし初期の設置費用が高めであることはご家庭によってデメリットになりうるため、実際に設置を行う前に、予算を決め見積りを行った上で業者に依頼するのが望ましいです。
八木式アンテナとの比較
本記事でも度々、デザインアンテナと八木式アンテナを比較しましたが、それ程に両者のメリット・デメリットは両端に位置しています。
「八木式アンテナ」
受信感度:高い、弱電界地域でも使用できる
設置費用:低く抑えられる(15,000~30,000円が相場)
デザイン:シンプルな構造がむき出しで、住宅の外観に合わせにくい
設置場所:屋根上、ベランダ
「デザインアンテナ」
受信感度:低い、弱電界地域では使用できない
設置費用:高くなってしまう(20,000~59,000円が相場)
デザイン:コンパクトな箱型で、住宅の外観に合わせやすい
設置場所:外壁、屋根上、屋根裏、ベランダなど
八木式アンテナと比べ、低い場所に設置することが多いデザインアンテナは受信感度が低く設置費が高くなってしまう傾向があります。
一方でデザイン性が高く住宅の外観を崩さず、その形状から天候などの影響を受けにくい性質を持っています。
デザインアンテナを設置する際の注意点
デザインアンテナを設置する際に失敗がないよう、気を付けるべき幾つかの注意点をご紹介します。
・デザインアンテナ1基ではBS/CS放送が受信できない
デザインアンテナはUHFアンテナという地上波を受信するためのアンテナの一種ですので、衛星放送であるBS/CS放送のアンテナとは受信形態が異なります。
そのため八木式アンテナなど他のUHFアンテナと同様に、BS/CS放送を視聴したい場合は別途で衛星放送受信用のパラボラアンテナを設置する必要があります。
その際に追加の設置費用がかかってしまい、予定より費用が高くなってしまうケースがよく存在します。
こういったトラブルを避けるため、確かな知識の収集と入念な見積の上での設置を行うことを推奨します。
・壁面設置には外壁に穴を空ける必要がある
新築の住宅にデザインアンテナ設置を検討している方は特に要注意です。
デザインアンテナは外壁への設置を勧められることが多くあります。
しかし壁面設置はビス止めで外壁に穴を空ける必要があるため、事前の了承なく壁に穴を空けられてしまったという口コミを度々お見かけします。
外壁への設置を考えている方は、注意して下さい。
デザインアンテナの設置はアンテナパンダまで!
デザインアンテナ設置や取り換えを検討されている方は是非、アンテナパンダまでお問い合わせください。
追加料金なしで4色のカラーバリエーションから選択可能です。
アンテナパンダは西日本から関東一帯まで幅広いエリアに営業所を設け、 24時間年中無休でご相談を受け付けています。
豊富なアンテナ工事経験を活かし、専門知識を持ったプロがアンテナ選択をお手伝いしますので、アンテナの種類や工事でお悩みの方はいつでもご連絡ください。
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