【アンテナの豆知識】平面アンテナに適しているケースをご紹介!メリットやデメリットも解説します
近年、おしゃれな住宅が増えていることから平面アンテナの需要が高まっています。
住宅の外観に馴染み、美観を損ねることがないのが人気の理由です。
しかし、平面アンテナが設置できないケースもあるため
「我が家には設置できるの?」「平面アンテナを付けたいけど適しているかわからない」
と疑問を持つ方も多いです。
今回は、平面アンテナに適しているケースとメリットやデメリットをご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
平面アンテナとは
平面アンテナとは、コンパクトで薄型の地上デジタル放送用アンテナです。
白・黒・茶・ベージュの4色があり、住宅の外観に合わせやすく美観を損ねることがないため、おしゃれな住宅での設置に適していると近年人気を集めています。
平面アンテナと呼ばれていますが正式名称はなく、メーカーにより呼び方が異なります。
デザインアンテナ・箱型アンテナ・薄型アンテナ・ボックスアンテナなどの呼び方があり、いずれも同じアンテナです。
箱の中にアンテナを入れ、外壁や屋根裏などの設置が基本です。
そのため、平面アンテナは天候や鳥害の被害を受けにくく、強風に煽られても風の影響でアンテナが倒壊するといった心配もありません。
平面アンテナの種類
平面アンテナの基本構造は同じですが、使用用途によって使い分けることで最適な状態で電波を受信できます。
現在2種類の平面アンテナがあります。順にご紹介します。
①20素子数・26素子数
平面アンテナは、サイズの大きいものほど性能が良いといわれています。
アンテナの性能を示す単位に「素子」というものがあります。素子の数値が大きいほど電波を受信する性能が高くなると覚えておきましょう。
平面アンテナの設置を検討されている方は、お住まいの電波状況を確認し適切な素子数のアンテナを選ぶことをおすすめします。
より多くの電波を受信してもテレビの映りが良くなることはありません。
受信する電波が多すぎる場合、電波障害が起こりテレビの映像が乱れたり音声に雑音が混ったりと不具合が発生する可能性が高くなります。
電波の受信強度がわからない場合は、専門業者に相談すると良いでしょう。
②ブースター内蔵タイプ
ブースターは受信電波が弱い場合などに使用する電波の増幅器です。
八木式アンテナの場合は後付けすることが多いですが、平面アンテナはあらかじめブースターが内蔵されているため追加費用がかからず設置できます。
ただし、通常の平面アンテナと比較した場合、本体価格が割高になるでしょう。
平面アンテナの設置がおすすめなケース
テレビを快適に視聴するためにはアンテナ選びや設置場所が重要となります。
以下は、平面アンテナの設置がおすすめな地域や環境です。
沿岸部
アンテナの素材は鉄製のものが一般的です。海に近い沿岸部では、海風に含まれる塩分により鉄製品が錆やすくなるため、アンテナの寿命が短くなります。
しかし、平面アンテナは電波を受信する素子が箱の中にあるため塩分による被害を受けにくいです。
そのため、海に近い沿岸部にある住宅におすすめのアンテナといえます。
台風や大雪などの被害を受けやすい地域
アンテナを屋根上に設置した場合、台風や大雪などの影響でアンテナが倒壊したり折れたりする可能性が高いです。
しかし、平面アンテナは外壁や軒下に設置することで雨や雪による被害を受けず、耐風性があるため強風に煽られる心配もありません。
太陽光パネルを設置したい
近年、オール電化の住宅が増えていることから太陽光パネルを設置し、自宅で蓄電・売電する家庭が増加傾向にあります。しかし、アンテナを屋根上に設置している場合、スペースの確保が難しく太陽光パネルの設置を断念する方もいます。
スペースの問題を解決する手段として、平面アンテナを導入することで屋根上にスペースができ、太陽光パネルの設置がスムーズに進むでしょう。
住宅の美観を大切にしたい
近年、凝ったデザインの住宅が増えていることから無機質なアンテナは付けたくないと考える方が増加傾向にあります。
平面アンテナはコンパクトでスッキリとした見た目であり、カラーバリエーションが豊富であるため住宅の外壁に合わせやすい特徴があります。
外観にこだわりがある方は平面アンテナの設置がおすすめです。
平面アンテナのメリットとデメリット
平面アンテナの設置を検討されている方は、メリットとデメリットを知ることで自身のニーズに合っているか知ることができます。購入してから合わなかったと後悔しないように、メリットとデメリットを理解することが大切です。
メリット
- 付属の取付金具を設置箇所に取り付け、本体を設置するだけであるため個人での取付が可能
- コンパクトな形状であり、壁面や軒下に設置することで雨や風の影響を受けにくい
- 壁面や屋根に馴染むため、外観を損ねることに抵抗がある方に向いている
- 配線などが風雨や直射日光にさらされないため、経年劣化を防ぎ耐用年数が長くなる
デメリット
- 本体の値段が高い
- 八木式アンテナよりも受信性能が低い
- 施工時に外壁にビス穴を開けるので壁に傷がつく
- 設置位置の低さから障害物などの影響を受けやすい
2024年のおすすめ平面アンテナ3選
2024年2月現在のおすすめ平面アンテナを3つご紹介します。
平面アンテナの設置を検討されている方は参考にしてください。
DXアンテナ UAH201(L)
DXアンテナのUAH201(L)は屋外設置を推奨しており、強・中電界地域での使用が適しています。20素子数であり、ブースターは内蔵されていないため、住宅の電波状況により追加でブースターの購入が必要となる場合があります。
本体を取付金具に装着し、ボルトを締めるだけの省施工です。
豪雨や強風に耐えられるよう、耐風速が40m/sから50m/sにパワーアップしています。
製品サイズ:22×11.3×59
重量:1.7kg
色:ライトブラウン
参考価格:8,250円
参照:家電のSAKURA
DXアンテナ UH26BA
DXアンテナのUH26BAは屋外設置を推奨しており、中・弱電界地域での使用が適しています。20素子数と26素子数があり、26素子数の平面アンテナのみブースターが内蔵されています。
本体を取付金具に装着するだけであるため誰でも簡単に設置可能です。
耐風性が強化された設計であり、台風などの自然災害の発生率が高い地域に向いています。
製品サイズ:25.2×12.3×62.6
重量:2kg
色:オフホワイト
参考価格:13,430円
参照:家電のSAKURA
マスプロ SKY WALLIE U2SWLA26B
マスプロのSKY WALLIE U2SWLA26Bは屋外設置を推奨しており、強・中・弱電界地域で使用できます。26素子数であり、ブースターが内蔵されています。
アンテナの最適化とケースの防水構造が見直され、従来製品と比較し、性能は変わらずに正面サイズが小型化されています。コンパクトにも関わらず、高利得の受信性能を備えているのが特徴です。
正面全てに光の反射を抑えるシボ加工を施しているため、マットな質感が住宅の外壁に馴染みやすいです。
製品サイズ:24×11.8×62
重量:2.3kg
色:ウォームホワイト
参考価格:11,628円
テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで
今回は、平面アンテナに適しているケースとメリットやデメリットをご紹介しました。
平面アンテナはデザイン性・耐久性に優れ、設置のしやすさから導入のハードルが低いため、電波状況に問題がなければ非常に利便性の高い製品であるといえます。
取り付けを検討される方はぜひ専門業者にご依頼ください。
テレビアンテナの破損や故障などのトラブルに遭遇した場合には、お近くの信頼できるアンテナ専門業者に相談や修理依頼を行うことをお勧めします。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。
例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。
テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください。
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