【アンテナの豆知識】テレビ視聴の強い味方!同軸ケーブルの役割とは
皆さんはテレビアンテナの周辺機器がどのような役割を果たしているかご存知ですか?
テレビ視聴は私たちの生活に欠かせないものですが、視聴するにはアンテナを繋げば良いというわけではありません。
テレビとアンテナを繋ぐケーブルは、単にテレビとアンテナを繋ぐだけでなく、さまざまな役割があります。
まさに縁の下の力持ちですね!
今回は、テレビアンテナの周辺機器の一つ、同軸ケーブルの役割や特徴について解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
テレビの同軸ケーブルとは?
同軸ケーブルとは、高周波の電気信号を送信するための通信ケーブルの一種です。
少し変わった形状をしており、アンテナケーブルとも呼ばれています。
壁面のアンテナ端子からテレビ本体やレコーダーに接続し、地上デジタル放送やBS・CS放送の受信を可能にします。同軸ケーブルはテレビ視聴には欠かせない大切な周辺機器の一つです。
アンテナケーブルがなければ基本的にテレビ視聴はできません。
同軸ケーブルの役割
同軸ケーブルは、信号を伝える銅線を軸に、その周りを複数の外部導体というもので取り囲んでいる構造で、断面は同心円を何層にも重ねたように見えます。
中は金属でできており、この金属が外部からの電波の侵入を防ぐ役割を果たします。
外からのノイズや電波の影響を最小限にできるので、電波を安全かつ高品質で受信でき、視聴環境が良くなるため、近年ではアンテナ線に同軸ケーブルがよく利用されています。
同軸ケーブルの種類と特徴
アンテナの同軸ケーブルには種類があります。
型によって使用用途が異なりますので、順に解説します。
3C・4C・5C
Cとは、テレビ用の同軸ケーブルを示します。Cの前に付いている数字はケーブルの直径[mm]を表します。
- 3C同軸ケーブル→直径3mm/テレビの周辺機器として短い接続で使用
- 4C同軸ケーブル→直径4mm/室内配線用
- 5C同軸ケーブル→直径5mm/屋外配線用
同軸ケーブルは、長さが長いほどケーブル内の電波が弱くなります。
ケーブルの電波が弱くなるこの現象をケーブル損失といい、細いケーブルほど損失が大きくなります。
しかし、ケーブルの直径が太ければ損失が少なくなるというわけではありません。
高価になるだけでなく、ケーブルが太くなれば曲がりにくくなり、重量がかかります。
重量がかかるとケーブルに負担がかかり、部品の破損に繋がります。
細いケーブルであっても短い区間であればケーブル損失は少ないです。
細いアンテナケーブルの特徴
- 細く重量が軽いため扱いやすい
- 見た目がスッキリとしているためまとめやすい
- ノイズがに弱く断線しやすい
太いアンテナケーブルの特徴
- 太いため耐久性があり簡単に断線しない
- 戸建てのアンテナ周りや壁内配線に向いている
- 太く柔軟性がないため細かな配線に向いていない
同軸ケーブルのメリット・デメリット
テレビ視聴には欠かせない同軸ケーブルですが、メリット・デメリットがあります。
把握しておくことで、今後のテレビ視聴環境に影響が出てくることもありますので知っておくことは大切です。
メリット
- 耐久性に優れている
- 設置が簡単
- 長距離でも信号が送れるよう設計されている
デメリット
- ケーブルが長くなると受信可能な電波量が減少する
- 太い同軸ケーブルは重量がありしなやかさがないので素人が扱うのは難しい
同軸ケーブルの寿命
同軸ケーブルの寿命は、テレビアンテナ同様約10年とされています。
寿命を過ぎた後もケーブルを使い続けると故障やテレビ視聴に不具合が起きやすくなります。製品を安全に使い続けるために、寿命を迎える前にケーブルを新しい物と交換をしましょう。
プラグの形状を確認する
プラグの形状を確認することで適したケーブル選びができます。
テレビ用アンテナケーブルのプラグは3種類あります。
S型(ストレート)
一般的に一番多く利用されています。
S型は挿し込み口が下に向いているテレビ向きです。端子に対してまっすぐになっている形状であり、プラグ式・ネジ込式、どちらの端子にも対応しています。
L字型
壁や床に這わせたい時に便利です。
アンテナケーブルを折り曲げたりすると、断線や劣化の原因となります。最初からL型に折れ曲がったプラグを使うことでケーブルを傷つけることなく使用できます。さらに、無理して折り曲げることをしないので電波の通りが良くなります。
F型(ネジ式/ねじ込み式)
新しい住宅や液晶テレビは大半がF型プラグに対応しています。F型プラグは抜けにくいので、プラグの抜けや緩みが原因でテレビ視聴不良になることはありません。引っ張っても簡単に抜けないので、小さなお子さんやペットがいる家庭にはおすすめです。
テレビの不調原因は同軸ケーブルの故障が原因
突然テレビ視聴ができなくなった時、アンテナの故障を疑う方が多いのではないでしょうか?
テレビやアンテナ自体の故障ではなく、同軸ケーブルの故障もテレビ視聴に影響があります。
テレビが映らなくなった時は、以下の点をチェックしてください。
チェック①:接続部分
同軸ケーブルがきちんと接続されているか確認しましょう。同軸ケーブルの接続部分はS型・L型などいくつか形があります。接続部分に曲がりがないかよく調べてください。しっかり芯の部分まで接続されていない場合があるので注意してください。
チェック②:断線の有無
同軸ケーブルが断線することは稀です。
ですが、ケーブルも消耗品なので長く使用すれば劣化します。
アンテナやテレビに故障が見られない場合は、ケーブルが断線している可能性がありますので確認してください。
同軸ケーブルの断線の有無を調べるテスターは市販でも販売されています。
テスターを使用し、断線の有無を正確に知ることで買い換えの判断材料としては有力になります。
アンテナケーブルの延長が必要な時はこんな時!
例えば引っ越しや模様替えを考えた際、テレビ配置に悩みますよね。
「引っ越し先で以前使っていたケーブルを使いたいけど長さが足りなかった」「テレビを設置したらケーブルが届かない」という場合に使える心強いアイテムがあります!
ケーブルとケーブルの延長を助ける中継接栓です。
実はこの中継接栓、100円均一ショップでも購入可能です!
国内メーカーの製品と比較すると品質はやや落ちますが、少しでも出費を抑えたい方におすすめです。
ケーブルの延長手順
① テレビの電源を切る
② テレビもしくは壁からアンテナケーブルを外す
③ それぞれのケーブルのプラグ同士に中継接栓を接続する
④ペンチで固定する
⑤延長したケーブルを同じ端子に繋ぐ
用途によって使い分けよう
テレビアンテナのケーブルを選ぶ際は、使用用途によって使い分けると良いでしょう。
部屋のレイアウトや対応放送、ケーブル規格が適切であるかは住宅により違いがあります。
適切なケーブルを選ぶことで余計な出費に繋がらないだけでなく、テレビ周辺を綺麗に収めることもできます。
テレビアンテナのご相談などはアンテナパンダまで
今回は、テレビ視聴に欠かせない同軸ケーブルについて解説しました。
同軸ケーブルは、快適なテレビ視聴を可能にする強い味方です。
ご自宅に適したケーブルがわからないときは専門業者に相談することで、最適な環境作りをサポートできます。
テレビアンテナの破損や故障などのトラブルに遭遇した場合には、お近くの信頼できるアンテナ専門業者に相談や修理依頼を行うことをお勧めします。
弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。
例えばアンテナの施工作業の際には経験豊富なプロのスタッフが施工作業を行いますので安心です。
テレビアンテナの施工依頼やお悩みのご相談など、テレビアンテナに関することでお困りの方はぜひアンテナパンダをご利用ください。
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