【アンテナの豆知識】こんな経験ありませんか テレビアンテナに降りかかるアンテナ被害と原因

皆さんはテレビ放送用のアンテナ、いわゆるテレビアンテナを利用する中でアンテナ被害に遭遇したことはございますか。

テレビアンテナは屋外に設置されることが多いため、どうしてもアンテナ被害に遭遇する可能性が考えられます。

そこで今回は、テレビアンテナに降りかかるアンテナ被害とその原因について解説させていただこうと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

テレビ視聴に欠かせないテレビアンテナ

地上デジタル放送や衛星放送など、現代のテレビ放送を視聴する上でテレビアンテナは電波受信という重要な役割を持っています。

テレビ番組の電波は地上のテレビ塔や上空にある人工衛星から送られてきますが、それを各家庭で受信するために必要な機器がテレビアンテナです。

たとえば地上デジタル放送の場合、皆さんのご家庭に設置してあるテレビの画面で番組映像が映るようになるまでには、簡単に説明すると以下のような流れがあります。

①放送事業者が番組を作成

②放送局が映像データを電波に変換

③電波塔から各家庭に向けて電波を発信

④各家庭のアンテナが電波を受信

⑤受信した電波をテレビが再度映像データに変換

⑥地上デジタル放送のテレビ番組が視聴可能

ちなみ衛星放送が視聴できるまでの流れは地上デジタル放送と似てはいますが、電波塔ではなく人工衛星を用いるなど細部が異なっています。

どちらにせよテレビアンテナは電波塔や人工衛星から送られてくる電波をキャッチするという重要な役割を任されています。

そのアンテナがトラブルに巻き込まれて故障してしまっては、テレビ放送の視聴にも影響を与えることは想像に難くないでしょう。

アンテナに降りかかる被害とその原因

①鳥害によるアンテナの破損や汚れなど

そもそも鳥害とは、テレビアンテナに鳥が留まることでアンテナの向きが変わってしまったり、留まった鳥がフンを落とすことでアンテナが汚れてしまったり受信効率が落ちてしまう被害のことを指します。

そんな鳥害の対策としては結束バンドの利用や超音波害鳥撃退器の設置などが多く挙げられます。

ただし、これらの対策は必要な費用や効果の持続期間、電波感度に与える影響などに差があるため、鳥害の詳しい内容によって選ぶべき対策は変わってきます。

また、鳥の中には私たちの講じた対策を学習して別のアプローチでアンテナに被害をもたらしてくる個体もいます。

そのため、被害状況に応じて臨機応変に対応できると一番良いでしょう。

なお、被害状況などによってはアンテナの設置場所や機種を変更することも選択肢の一つになります。

②強風(暴風)によるアンテナの破損など

日本では毎年のように台風がやってくるため、大雨を伴った強風や暴風被害について対策を考えておくことは非常に重要です。

なお、強風によるテレビアンテナの被害は先述した鳥害と似ています。

その被害内容としましては、テレビアンテナが台風などの強風・暴風で折れてしまうといったケースがほとんどです。

アンテナが折れてしまうと修理費用や買い替え費用が必要になるだけでなく、折れたテレビアンテナが家や人にぶつかる可能性もあるため、非常に危険です。

そんな強風対策として代表的なものの一つが、支線アンカーです。

支線アンカーとは、主に八木式アンテナやその派生機種であるパラスタックアンテナに使用できる周辺器具のことです。

強風対策はもちろんのこと、積雪地帯では豪雪などによるアンテナの傾斜、倒壊事故を防止する効果も期待でき、アンテナを地面にしっかりと繋ぎ留める「錨」の役目を果たす器具となっています。

また、台風によるアンテナ被害には「火災保険」を利用できる場合があります。

実は台風を原因としたアンテナの損傷にも火災保険を適用できるケースがあり、免責金額に満たない損害額であった場合などには適用範囲外となる場合もありますが、火災以外にも落雷や水災、水漏れや盗難、破損、汚損などにも適用可能です。

ただし、地震や噴火が原因となっている場合には適用範囲外扱いとなる点に注意が必要なので気をつけましょう。

先ほども述べましたが日本では毎年のように台風がやってきますので、テレビアンテナトラブルの中でも強風は特に注意した方が良いかもしれません。

派生:越境問題によるトラブル被害

これは被害というよりもトラブルですが、アンテナを利用していると越境問題に巻き込まれることがあります。

ただし、越境問題と表現してもその内容は多岐にわたります。

例えば「設置したアンテナの一部が敷地内から飛び出している」「アンテナの影が隣家に何らかの影響を与えている」などがアンテナの越境問題です。

アンテナが及ぼしている被害の度合いにもよりますが、多少何もない空間に突き出てしまうといったケースであるならば、隣家との「話し合い」によってスムーズに解決できることもあります。

この際に注意しておくポイントとして、口約束で済ますのではなく同意書などの明確な文書を作成しておくことをお勧めします。

また、隣家から承諾を得る以外にも設置するアンテナを少しコンパクトなものに変更するなど、万が一トラブルが発生した際には解決に向けた対応を考えることが重要になります。

テレビアンテナはほとんどの場合、屋根上やベランダなどに設置されます。

こういった越境問題の発生を防ぐためにも設置する際には事前に周囲の環境をチェックしておくと良いでしょう。

テレビアンテナのトラブルはアンテナパンダにお任せ

今回はテレビアンテナに降りかかるアンテナ被害の具体例とその対策などについて解説させていただきました。

テレビアンテナは私たちがテレビ放送を視聴するうえで欠かすことのできない機器です。

だからこそ万が一のアンテナ被害軽減やその防止のために、アンテナなどに対策を施しておくことが重要です。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼に対応しています。

アンテナの被害対策についてご不明な点などがございましたら、ぜひアンテナパンダまでお気軽にお問い合わせください。

また、アンテナの買い替えなどで施工が必要な場合もアンテナパンダは皆さんの力になります。

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