【アンテナの豆知識】これが無いと始まらない　テレビ放送にテレビアンテナが欠かせない理由

皆さんはテレビ放送を視聴する際に欠かすことのできないものは何だと考えますか。

おそらく多くの方はテレビ本体やテレビアンテナだと答えるかもしれません。

たしかにテレビアンテナはテレビ放送に欠かすことのできない存在です。

しかしその役割はともかく、機種の特徴などについてはあまり多くの方に知られていないのが現実です。

そこで今回はテレビ放送にテレビアンテナが欠かせない理由を中心に、テレビアンテナ自体についても解説していこうと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

テレビ放送にテレビアンテナが欠かせない理由

テレビアンテナが必要とされる理由は至極単純です。

それは「テレビ番組の電波を受信して、テレビ画面に映像が映るようにするため」です。

もっと詳しく説明するのであれば、「テレビ塔や人工衛星から送られてくるテレビ番組の電波をキャッチして、テレビ画面にその番組映像が映るようにするため」と言った方がいいかもしれません。

現在主流となっているテレビ放送は地上デジタル放送であり、他にも衛星放送を視聴される方が増えつつあります。

これらの放送サービスはどちらも電波を利用してテレビ番組が視聴できるようにやり取りをしています。

その電波を受信するためにはテレビ放送用のアンテナ、つまりテレビアンテナが必要になるのです。

つまり、テレビアンテナは皆さんがニュース番組やドラマ、バラエティなどさまざまなテレビ番組を視聴するためには欠かすことのできない重要な存在というわけです。

地上デジタル放送用のテレビアンテナ

国内トップのシェアを誇る「八木式アンテナ」

八木式アンテナとはテレビアンテナの中でも地上デジタル放送用アンテナに分類されるテレビアンテナです。

八木式アンテナとは、1924年に東北大学の八木秀次と宇田新太郎が共同で開発した地上デジタル放送の電波を受信するアンテナになります。

なお、開発者の二人の名前から八木・宇田アンテナとも呼ばれることがあります。

日本で最も普及しているタイプのアンテナであり、住宅の屋根の上などに設置されている姿を見かけることが多々あるでしょう。

八木式アンテナはその形状を魚の骨に例えられることがあります。

そして八木式アンテナの高いコストパフォーマンスの実現に一役買っているのが、素子(エレメント)と呼ばれる小さなパーツです。

これは八木式アンテナを魚の骨に見立てた場合、小骨にあたる部分です。

そんな素子の気になる役割とは、テレビアンテナ本体がテレビ塔や電波塔といった電波送信施設から送られてきた電波を受け取る際に、その電波を増幅させるというものです。

素子には、素子の個数が増えるほど電波の増幅度合いも上昇するという大きな特徴が備わっており、八木式アンテナをはじめとした素子アンテナに該当するアンテナ機種は素子が取り付けやすい形状を採用しているものが多いです。

ちなみにテレビアンテナにおける電波受信感度はあくまで電波の受け取り方、受け取る際のロスの少なさだけではなく、受け取った後にどれだけ受信した電波を増幅させられるかも含まれています。

衛星放送用のテレビアンテナ

現状唯一の衛星放送用アンテナ「パラボラアンテナ」

パラボラアンテナはCSやBSといった衛星放送を視聴する際には必ずと言っていいほど利用されるテレビアンテナであり、現状唯一の衛星放送用アンテナでもあります。

もしも皆さんが衛星放送を視聴したいと考えても、地上デジタル放送用のテレビアンテナのみしか設置されていない場合にはパラボラアンテナの設置が必要となるのでご注意ください。

ちなみに、パラボラという単語には「放物線」という意味があり、お椀型の部分が放物面を描いていることから名付けられています。

ではどうしてこのような形状をしているのかと言うと、それは衛星放送を受信するのに優れた形状だからです。

具体的に説明すると、パラボラアンテナは放物曲面凹型のアンテナで

「ディッシュ」

「一次放射器」

「コンバーター」

という3つの部位から構成されています。

まずディッシュと呼ばれる放物曲面は放送衛星からキャッチした電波を反射させ、中心部分に付いた金属部分へと集中させる役割を持っています。

そして一次放射器では中心点に集まった電波を取り入れます。

最後に、コンバーターは放送衛星から送られてきた電波の周波数を変換する役割を担っています。

こういった仕組みによってパラボラアンテナはテレビを視聴するために十分なレベルの電波を受信しているのです。

テレビアンテナ利用時の注意点

注意点について

これから八木式アンテナやパラボラアンテナを利用される方は、ぜひアンテナの向きに注意するとよいでしょう。

八木式アンテナやパラボラアンテナなどの一部の機種には、指向性と呼ばれる性質があります。

これは特定の方向に対して強い電波受信感度を発揮してくれるのですが、それ以外の方向にズレてしまうと電波受信感度が低下してしまう恐れがあります。

テレビアンテナは屋根上やベランダなど屋外の高い位置に設置されることが多いです。

テレビアンテナの向きがズレるだけでなく、破損の要因となる鳥害や強風・暴風などへの対策は済ませておくことをお勧めします。

もしも鳥害や強風などへの対策、テレビアンテナの施工作業などで不明な点がある場合には、アンテナ専門業者に相談・依頼を行うことも選択肢の一つです。

テレビアンテナに関するご相談等はアンテナパンダへ

今回はテレビ放送の視聴にテレビアンテナが欠かせない理由と、代表的なテレビアンテナ機種についてもご紹介させていただきました。

テレビアンテナは私たちがテレビ放送を視聴する際に、陰ながらそれを支えてくれている存在です。

台風などでアンテナが破損してしまうなどの被害を防止・軽減するためにも対策を施しておくことをお勧めします。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼やご相談を受付ております。

アンテナの施工依頼だけでなく、アンテナに関する疑問やお悩みがございましたらお気軽にアンテナパンダまでお問い合わせください。

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