【アンテナの豆知識】テレビ放送の快適な視聴環境を支えているアンテナについてご紹介

テレビ放送は現代社会において欠かすことのできない情報源や娯楽であり、皆さんの中でもほとんどの方が日常的にテレビ番組を視聴されていることでしょう。

台風が毎年のように訪れる日本では、強風や大雨などの影響でテレビ番組が受信できないといった経験をしたことがある人もいるはずです。

そこで今回はテレビ放送の快適な視聴環境を支えているアンテナについて、皆さんにご紹介していこうと思います。

今までテレビアンテナについてあまり考えたことがなかったという方も、ぜひ最後までご覧ください。

テレビ放送とアンテナ

地上デジタル放送や衛星放送など、現代のテレビ放送を視聴する上でテレビアンテナはもはや欠かすことのできない存在だと言えます。

テレビ放送においてほとんどの場合、テレビ番組の電波は地上のテレビ塔や上空にある人工衛星から送られてきますが、それを各家庭で受信するための機器こそテレビアンテナです。

たとえば地上デジタル放送の場合、皆さんの使っているテレビで番組が視聴できるようになるまでの流れはだいたい以下のような流れになっています。

①放送事業者が番組を作成

②放送局が映像データを電波に変換

③電波塔から各家庭に向けて電波を発信

④各家庭のアンテナが電波を受信

⑤受信した電波をテレビが再度映像データに変換

⑥地上デジタル放送のテレビ番組が視聴可能

ちなみに地上デジタル放送以外にも、地上ではなく宇宙に存在する人工衛星を利用した放送サービスとして衛星放送が存在します。

衛星放送が視聴できるまでの流れは地上デジタル放送と似てはいますが、電波塔ではなく人工衛星を用いる部分などが異なっています。

どちらにせよテレビアンテナは電波塔や人工衛星から送られてくる電波をキャッチするという重要な役割を任されており、もしも故障してしまってはテレビ放送の視聴に影響を与えることは想像に難くないでしょう。

ちなみにテレビ放送を視聴するためにはアンテナを使わない「ケーブルテレビ」といものを利用する選択肢も存在します。

アンテナを使わない「ケーブルテレビ」とは

ケーブルテレビとは、地上デジタル放送や衛星放送の電波を一旦ケーブルテレビセンター(ケーブルテレビ局)で受信し、それをケーブルテレビ網によって各家庭まで届けることでテレビ番組を視聴可能にするシステムです。

このケーブルテレビにおいて最大の特徴は、テレビアンテナを設置する必要がないということでしょう。

また、大規模な追加施工をせずとも地上デジタル放送や衛星放送を視聴することができるのもケーブルテレビならではの特徴だと言えます。

しかし一方でケーブルテレビには覚えておくべきポイントも存在します。

それは、ケーブルテレビは有料であり、ケーブルを敷設するにも通信会社との契約が必要という点です。

もしもケーブルテレビの利用をする場合にはこの点について覚えておくとよいでしょう。

ではここからは、テレビアンテナの代表的な機種についてご紹介していきます。

テレビアンテナの代表的な機種

八木式アンテナ

まず最初に紹介するのは八木式アンテナです。

八木式アンテナはそのコストパフォーマン性能と電波受信感度の高さから国内でもトップクラスのシェアを誇っています。

そんな八木式アンテナの形状は、「魚の骨」といった表現をされる特徴的なものになっています。

そして、この魚の骨のような形状・構造の中でもいわゆる「小骨」にあたる、小さな棒状のパーツが八木式アンテナにはいくつも取り付けられています。

実はこのパーツこそ八木式アンテナの形状と非常に密接な関係にあるのです。

この小骨にあたるパーツは素子(エレメント)と呼ばれており、素子アンテナという分類の名前の由来でもあります。

そして、この素子は「個数が増えるほど電波の増幅度合いが向上する」という特徴を持っているため、八木式アンテナは魚の小骨のような素子をいくつも備えているというわけです。

その結果として高い電波受信感度を発揮することができ、コストパフォーマンスに優れたテレビアンテナとしての性能を実現しています。

パラボラアンテナ

次にご紹介するのはパラボラアンテナです。

パラボラアンテナは現状唯一の衛星放送用アンテナで、衛星放送を視聴するためにはこのアンテナの設置が必要です。

そんなパラボラアンテナですが、実はパラボラという単語には「放物線」という意味があり、お椀型の部分が放物面を描いていることから名付けられました。

ではどうしてこのような形状をしているのかと言うと、それは衛星放送を受信するのに優れた形状だからです。

具体的に説明すると、パラボラアンテナは放物曲面凹型のアンテナで

「ディッシュ」

「一次放射器」

「コンバーター」

という3つの部位から構成されています。

まずディッシュと呼ばれる放物曲面は放送衛星からキャッチした電波を反射させ、中心部分に付いた金属部分へと集中させる役割を持っています。

そして一次放射器では中心点に集まった電波を取り入れます。

最後に、コンバーターは放送衛星から送られてきた電波の周波数を変換する役割を担っています。

こういった仕組みによってパラボラアンテナはテレビを視聴するために十分なレベルの電波を受信しているのです。

アンテナなどのご相談や施工依頼はアンテナパンダへ

今回はテレビ放送の快適な視聴環境を支えているテレビアンテナについてご紹介させていただきました。

テレビアンテナには様々な機種があり、それぞれがコストパフォーマンスや対応している放送などで個性があるということを理解していただけたかと思います。

皆さんがもしも今後テレビアンテナの買い替えや新規設置を行う場合には、目的や設置場所、予算などに合ったテレビアンテナを選ぶとよいでしょう。

弊社アンテナパンダでは24時間365日いつでもお客様からのご相談や施工依頼を受付ています。

アンテナの施工作業では経験豊富なプロのスタッフが作業を行っており安心です。

もしもアンテナに関するお悩みや疑問があるという方は、ぜひお気軽にアンテナパンダをご利用ください。

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