給湯器ってDIYできるの?自分で交換する注意点や危険性を解説

給湯器のDIY

給湯器を設置する際「業者に頼むと工事費がかかるから嫌だな」「自分で給湯器を取り付ければ、工事日を決めたりする手間が省けるし設置費用が安く済む」と思ったことはありませんか?

給湯器の設置費用を抑えるために、自分で給湯器を設置できたら良いですよね。

しかし、給湯器は個人での設置はできるのでしょうか?

今回は、給湯器のDIY可能範囲やDIYで設置することの危険性についてをご紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。

給湯器の設置に必要な道具

給湯器を個人で設置する場合は、給湯器内の内部部品や配線・配管にどのようなものがあるか把握する必要があります。

配管は給水配管・給湯配管・追い焚き配管・燃料配管があり、配線はリモコン線・コンセントなどがあります。一口に配線・配管といっても役割はさまざまで、それぞれ扱うためには専用の道具がなければ作業ができません。

主に使用する道具

  • モンキーレンチ
  • パイプレンチ
  • ドライバー
  • レンチ

いずれもホームセンターで購入可能です。日頃からDIYをする方は、持っている可能性が高いでしょう。

給湯器は自分で設置できるの?

給湯器を設置する方法は以下の通りです。

  1. 新規設置の場合は、取扱説明書を参考に適切な場所もしくは規定の場所に設置する。(交換の場合は古い給湯器を外す前にガスや電気を止め、配管を取り外してください)
  2. 水道・お湯・追い焚き用の配管を接続する
  3. リモコンを取り付ける
  4. 保温工事
  5. ガス工事
  6. 試運転

給湯器をDIYで設置する場合、最も気をつけなければいけない事は2〜6は個人では行うことができないという事です。

給湯器を設置することはできますが、あくまでもできるのは取り付けのみです。

取り付けた後はガス配管や水道配管などの配管類の接続、電気系統を接続しますが、ガスや電気の工事は有資格者でなければ行えません。

給湯器を設置する前に資格を取得すれば問題ありませんが、資格一つにしてもかなり時間がかかります。ガスや電気、水道は専門的知識がない者が扱うと取り返しのつかない大きな事故につながる可能性が非常に高くなります。

そのため、事故につながらないように適切な取り付け工事が行えるように資格や免許が重要となります。

ガス管や水道管の接続に必要な資格や免許

  • 液化石油ガス設備士
  • 簡易内科管施工士
  • ガス可とう管接続工事監督者
  • ガス機器設置スペシャリスト
  • ガス消費機器設備工事監督者
  • 第二種電気工事士

※施工内容やガスの種類により必要な資格が異なります。

給湯器をDIYするのは危険が多い!

給湯器を設置するためには資格や免許が必要となり、専門的知識のない人が行うのは危険が多すぎます!

無資格・無免許の人が施工を行うと適切な設置ができないだけでなく、命に関わる大きな事故に繋がる恐れがあるからです。

無資格者・無免許者による給湯器設置の危険性

無資格・無免許者が給湯器を設置した場合に起こりうる危険性は以下です。

  • ガス漏れによる一酸化炭素中毒の発生
  • 漏れだしたガスが火気に引火し火災や爆発の恐れがある
  • 給湯器の破損や施工時の怪我
  • 給湯器を個人で設置した際に故障や破損した場合はメーカー保証を受けられない

DIYでの給湯器設置はリスクが大きく、メリットは無いに等しいです。

特にガス管の接続は給湯器の設置の中で最も難しく、危険度が高いとされています。そのため、ガス接続には深い知識とガス機器に関する資格が必須となります。

水道配管や電気系統などの内部部品は、ガスほど危険度は高くありません。しかし、ガス同様に資格がなければ「作業中に配管が折れる」「配線が適切に行えず機能しない」など、後々専門業者の力を借りなければ解決できない事態に陥るリスクがあります。

給湯器のDIY可能範囲

専門知識や資格が必要な箇所は個人で作業を行うことは難しいですが、個人でできるDIYの範囲があるのでそちらを試してみるのはいかがでしょうか。

DIY可能範囲①:配管の保護テープの巻き直し

配管は雨風にさらされるので劣化のスピードが速くなります。劣化の速度をできるだけ抑えるために配管を保護テープで巻き、配管の露出を避けることで配管が痛んだり修理の回数を減らしたりできます。配管を保護するテープはホームセンターで購入可能です。テープを巻くだけなので、時間もかからず簡単に作業することができます。

DIY可能範囲②:保温用ヒーターの取り付け

豪雪地帯などの寒冷地のように気温の下がる地域では、配管内の水の凍結を防止するために保温用のヒーターを取り付けることがあります。

保温用ヒーターはホームセンターで購入可能であり、保温材を配管に這わせておくだけで凍結を防ぐことができるためDIY初心者の方にも安心して設置することができます。

給湯器の設置を依頼する場合

給湯器をDIYしたいけど限界を感じたという方は、専門業者へ依頼する事がおすすめです。

専門業者であれば、施工に必要な資格を持ち、適切な方法で安全な作業を行う事ができます。

給湯器の設置は一般的に給湯器専門業者が行いますが、他にも設置を受け付けているところがあります。

  • リフォーム会社
  • ガス会社
  • 家電量販店
  • ホームセンター

交換費用だけでなく、担当者の対応や設置後の保証などが業者によって異なります。

さまざまな業者を比較し、自身に合った業者を見つけることが重要です。

どうしても給湯器を全てDIYしたいという方へ…

「複雑な配管工事をしなければいけない」「専門的知識が必要」とわかっていても設置費用を抑えたいため、どうしても給湯器をDIYしたい方は専門資格を取得しましょう!

資格があれば設置制限はありませんし、万が一給湯器に不具合が起きた時は即座に対応することができます。

しかし、給湯器の設置に必要な資格を一つ一つ取得するのは非常に時間がかかるだけでなく、資格取得のための費用がかかります。

資格は持っているだけでも無駄になることはありませんが、給湯器の設置のために資格をとるならば、専門業者に任せることで費用もかからず設置不良のリスクを回避することができます。

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給湯器のご相談などは給湯パンダまで

今回は、給湯器のDIYでの設置方法やDIYで設置することの危険性についてをご紹介しました。

生活に欠かすことのできない給湯器ですが、本体購入だけでなく設置に費用がかかるのは避けたい方が多くいます。

しかし、全て自ら行う事が本当の節約なのでしょうか?正しい設置方法を知ることで、節約までの最短ルートを確保する事ができます。

もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。

弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。

また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。

給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。