【給湯器の豆知識】給湯器トラブルを回避して年末年始を快適に過ごそう!
年末に向けて、大掃除を少しずつ進めている方はいませんか?
普段使っている水回りやガス周りを大掃除する方が多いですが、生活に欠かす事のできない給湯器の掃除は盲点になりがちです。年末年始は大半の業者が長期休みに入るため、不具合が起きてもすぐに対応してもらうことは難しくなります。
今から給湯器に不具合がないかチェックしてトラブルを未然に回避し、気持ちよく年末年始を過ごしましょう!
今回は、給湯器トラブルが起きやすい箇所と掃除の方法をご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
年末年始に相談が多い給湯器のトラブル
給湯器は最も寒さが厳しくなる年末年始にトラブルが起きやすいです。
トラブルが起きやすい原因として、熱を発生させた給湯器が冷たい外気温に触れ、激しい温度差で内部部品に過度な負担がかかることが挙げられます。
さらに、給湯器を稼働させるガス・電気・灯油の使用がトラブルの種となることもあります。
年末年始に相談が多いトラブルを見てみましょう!
トラブル①:ガス給湯器の凍結
ガス給湯器は、凍結予防として電気ヒーターが内蔵されているため、極端な寒波が来ない限り外気温が原因で壊れることはないとされています。
しかし、年末年始に帰省で長期間家を空ける際、給湯器の電源を落とす方がいます。
電源を落とすと凍結防止用の電気ヒーターが稼働しないため、配管内に残った水が凍結し破裂する危険性があります。
帰省から戻り、お風呂に入ろうとお湯はりをしたらお湯が全く出ないという事態が起こり、給湯器を確認したら配管が破裂していた、というケースは少なくありません。
配管修理は高額であり、所有者の不注意で起きたトラブルは保証期間内であっても修理費は自己負担となります。
トラブル②:灯油・石油給湯器の燃料切れ
冬場は寒さを凌ぐために燃料の消費量が多く、さらに人が集まるとお湯を使う量が増えるため、いつも以上に燃料を消費します。慌ただしい年末年始は、給湯器内の燃料残量のチェックを忘れがちです。
灯油・石油給湯器は、燃料切れを起こし点火不良のエラーコードが表示されてから燃料を補充しても簡単に復旧しません。また、エア抜きをしなければいくら燃料を補充しても給湯器が稼働することはありません。
エア抜きって何?エア抜きのやり方がわからないという方は、弊社のブログでエア抜きの重要性についてご紹介しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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トラブル③:電気給湯器のお湯不足
電気給湯器は深夜電力を使用し、お湯を沸かして貯めることができる機器です。
年末年始は1つの家に人が多く集まり、泊まりとなると普段まかなえている湯量では足りずお湯不足になるトラブルが起きます。
電気給湯器は貯湯量が決まっているため、あらかじめ量を増やしておくことができません。
人が多く集まる際は、節水を心がけなければお風呂に入れないという事態が起きます。そのため、お湯の使用量に注意が必要です。
給湯器の安全チェック
給湯器のトラブルを未然に防ぐために、給湯器の安全チェックをすることが大切です。
個人でできるお手入れと業者に依頼すべきお手入れをご紹介します。参考にしてください。
個人でできるガス給湯器の安全チェック
- 給湯器や排気口の周りに燃えやすい物を置いている(排気口から600mm以上離す必要がある)
- 排気口や吸気口がホコリで塞がっている
- ドレン配管の先端が落ち葉やゴミで埋もれている(ドレン配管はエコジョーズのみ)
業者に依頼するガス給湯器の安全チェック
- 排気口にススがついている
- 給湯器本の外装に焼けたようなあとがある
- 給湯器本体の外装に穴が空いている
- 運転中の給湯器内から異音が聞こえる
- 給湯器本体・配管から水漏れがあり給湯器の周りが常に濡れている
個人できる灯油・石油給湯器の安全チェック
- 給湯器や排気口の周りに燃えやすい物を置いている
- 排気口や吸気口がホコリで塞がっている
- ドレン抜きバルブにゴミ詰まりがある
業者に依頼する灯油・石油給湯器の安全チェック
- 給湯器本の外装に焼けたようなあとがある
- 給湯器本体の外装に穴が空いている
- 運転中の給湯器内から異音が聞こえる
- オイルタンクや送油管の接合部から油漏れしている
- 給湯器本体・配管から水漏れがあり給湯器の周りが常に濡れている
- 給湯排気筒(管やホース)が正しく接続されていない、穴が開いている(屋内設置型の場合)
個人でできる電気給湯器の安全チェック
- 貯湯タンク内にゴミが溜まっている
- 給湯器と浴槽を繋ぐ配管に汚れが溜まっている
- 漏電遮断器の作動確認
- 凍結防止ヒーターが稼働している
業者に依頼する電気給湯器の安全チェック
- 給湯器本体・配管から水漏れがあり給湯器の周りが常に濡れている
- 逃し弁の点検
今すぐできる給湯器のお手入れ方法
給湯器は1ヶ所不具合が起きると連鎖的に不具合が起きます。
今すぐできるお手入れ方法を試すことで不具合を事前回避できるためぜひ実践してください!
浴槽の循環アダプターのフィルター掃除(給湯器共通)
フィルターが詰まるとお湯が適温になりません。
適温にならないということは、給湯機能が正しく稼働せず点火装置や配管に不要な負荷をかけることになります。フィルター掃除は簡単で掃除がしやすく、さほど時間がかからない掃除です。
- 循環アダプターのフィルターを左に回して外す
- 歯ブラシなどで汚れを取り除き、水洗いをする
- フィルターと循環パイプに付いている目印を合わせてはめ込む
- 右に止まるまで回して固定する
外装の砂やホコリを拭き取る(給湯器共通)
外装を拭き取ることで給湯器内部に砂やホコリの蓄積を防ぐことができます。
水で濡らした布にキッチン用中性洗剤を染み込ませ吹き上げるだけで外装の汚れが綺麗に落ちます。
こびりついた砂やホコリを拭く際に、研磨剤などを使用すると外装が傷つくため、必ずキッチン用中性洗剤を使用し、強く擦らず優しく拭いてください。
吸気口や排気口の詰まりを解消する(給湯器共通)
吸気口や排気口は落ち葉や虫の死骸が入りやすいため、定期的にチェックし詰まりがあった場合は取り除きましょう。
オイルタンクの水抜き(灯油・石油給湯器のみ)
オイルタンクに水が混ざると、オイルタンク内に錆が発生したり不完全燃焼を起こしたりします。
- オイルタンク下部のドレン抜きバルブのしてに灯油や石油を受ける容器を置く
- ドレン抜きバルブを開け、約200cc排水する
- 容器に溜まった液体が分離していれば灯油や石油に水が混ざっているため、一度容器を空にしてから再度約200cc排水する。
- 水抜きが完了したらドレン抜きバルブを閉める
※分離していなければ水は混ざっていません。出した灯油や石油をオイルタンクに戻しましょう。
異変に気づいたら早期に対応しよう!
給湯器は不具合が起こる前に何らかの異変が起きます。
「気になるけど問題なく給湯器を使っているから大丈夫」と給湯器からの不具合のサインを放置すると後に高額な修理費が発生する故障につながります。
- 給湯器の本体が破損している
- 異音や異臭がする
- 水が漏れている
上記のような異変に気づいたときは、すでに給湯器の不具合が進行しています。
早期に対応することで不具合の発生箇所の増加を止めることができるため、決して異変を見逃したり放置したりしないでください。
給湯器のご相談などは給湯パンダまで
今回は、給湯器トラブルが起きやすい箇所と掃除の方法をご紹介しました。
トラブルを未然に回避することで、不安のない生活を送ることができます。
今からできるお手入れをして、気持ちの良い年末年始を迎えましょう!
もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。
弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。
また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。
給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。