給湯器の火が突然消えるのはなぜ?原因と対処法をご紹介します

湯器の火が消える

ガス給湯器を使っている方で、給湯器の火が突然消えたという経験はありませんか?

シャワー中やお湯で食器を洗っている際、急に冷たい水が出るとびっくりしますよね。

また、お湯が出なくなると給湯器が壊れたのかな?使い方が悪いのかな?と不安になる方が多いのでは?

今回は、給湯器の火が突然消える原因と危険を回避する安全装置について解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

給湯器の火が突然消えるのはなぜ?

火が突然消える原因として考えられるのは給湯器の老朽化です。

給湯器の耐用年数は約10年とされているため、耐用年数が近くなる8年前後から不具合が起きやすくなります。給湯器が老朽化する原因として、長い年月使用すると給湯器内の部品などに過度な負荷がかかることが考えられます。老朽化が進むと点火装置や電気系統が正しく作動しないため、ガス供給がうまくできません。

給湯器を設置してからそれほど年数が経っていないにも関わらず火が消える場合は、他の原因が考えられます。

老朽化以外の火が突然消える原因

老朽化による不具合の可能性が低い場合は原因が他にあります。

原因①:雨による湿気

激しい雨が前日に降った、あるいは激しい雨が降っている場合は、給湯器内に湿気が入り込んでしまい点火装置がうまく機能しません。

故障ではないため、時間が経てば問題なく給湯器を使用できます。

原因②:電池切れ

乾電池を使用する給湯器の場合、電池切れが原因で火が消えることがあります。

電池を交換するか、電池交換が煩わしい場合は電池を使用しない給湯器に交換すると良いでしょう。

原因③:ガス切れ

お湯から突然水に変わった時はガス切れを疑いましょう。

プロパンガスを使用している家庭では、給湯器の火が消える前に普段より強いガス臭がする場合があります。ガス臭が強いと感じた場合は、ガスの残量が少ないサインであるためガス残量の確認をしましょう。

原因④:水量の絞りすぎ

給湯器は一定の水量がないと火が点かない仕組みになっているため、節水のために水の量を絞りすぎると、突然火が消えてしまうことがあります。

水量の絞りすぎが原因で火が消える場合は水量を増やすことで解決できます。

原因⑤:水抜き栓フィルターが詰まっている

給湯器には水抜き栓と呼ばれるものがあり、水抜き栓内のフィルターが汚れ詰まることで点火しないことがあります。

家庭のどの蛇口からもお湯が出ない場合は、水抜き栓内のフィルターが詰まっていないか確認してください。

火が消えた時はリモコンのチェックも忘れずに!

給湯器の火が突然消えた時は、リモコンのチェックも忘れずにしましょう!

給湯器に不具合が起きるとリモコンパネルにエラーコードが表示されます。

エラーコードは給湯器のどこに不具合が起きているかを知らせるものであるため、具体的に故障箇所を特定するのに役立ちます。

不具合を直すために業者に依頼する際、エラーコードを業者に伝えることで修理のスピードが早くなるためエラーコードは重要です。

火が消えた時に活躍する給湯器の安全装置

火が消えたり点いたりすると、大きな事故に繋がるのでは?と不安になりますよね。

ガス給湯器は、点火不良をが起きると一酸化炭素中毒などの重大な事故が起きる可能性が高いですが、トラブルを未然に防ぐために安全装置が搭載されています。

給湯器の安全装置がどのような役割を担っているのかご紹介します。

不完全燃焼防止装置

不完全燃焼装置は給湯器内の2カ所に設置されており、火が消え給湯器内の温度に差が出た場合は不完全燃焼を事前に察知できます。不完全燃焼防止装置が作動すると、ガスの供給を遮断し給湯器を停止させます。

立ち消え安全装置

立ち消え安全装置は、突然ガス供給が停止し火が消えた場合にガスの供給を自動的に遮断する安全装置です。立ち消え安全装置が作動すると、ガスの供給が続く状態を回避できます。

空焚き安全装置

給湯器内に水が循環していない状態で給湯器を使用すると、熱交換記が加熱し続けている状態が続き空焚きになります。空焚きを続けると火災が発生する可能性が高くなり非常に危険です。

空焚き状態を回避するためにガス給湯器を停止する安全装置が作動することで火災の発生を未然に防ぐことができます。

過熱防止装置

ガス給湯器は電気を利用し点火装置と呼ばれるもので火花を発生させ着火します。電気が正しく流れていないと着火が正常にできず、異常な電気が流れる可能性が高いです。異常な電気が流れた際に漏電や火災に繋がらないように自動的に電気の供給を停止します。

安全装置が作動した時の対処法

安全装置が作動すると、つい焦って自分で対処しようと思う方が多いです。しかし、安全性を考えると専門業者に依頼して安全装置が作動した原因を調査してもらう方が良いでしょう。

専門知識のある業者に依頼することで適切な処置を施してもらうことができるだけでなく、万が一再び不具合が起きた時の対処法を教えてもらうことができます!

火が点いたり消えたりに潜む危険

火が点いたり消えたりしても、生活に支障がなく使えて入れば問題ないと思う方が多いと思います。

しかし、火の元の放置は後に大きな事故に繋がりやすく、取り返しのつかない事態を引き起こす可能性が非常に高いです!

火が点いたり消えたりする不具合を放置した場合は以下の事故に繋がりやすいのでしっかり理解して危険を回避しましょう!

一酸化炭素中毒

燃焼中に火が突然消えるとガスのみが出続けることになります。すると、ガス給湯器が不完全燃焼を起こし一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は匂いがないため気づきにくく、非常に毒性が強いガスです。知らずのうちに吸い込み、体内に入り続けると一酸化炭素中毒を引き起こし、最悪の場合は死に至ります。

火災や爆発

一酸化炭素が発生した際、さらに恐ろしいことは火災や爆発です。

給湯器内で1ヶ所不具合が起きると連鎖的に不具合が起きやすくなります。

万が一ガス漏れした場合、電気系統に不具合が起きショートするとガスに引火し、火災や爆発を引き起こす可能性が高いため注意が必要です。

火災や爆発は、自身だけでなく周囲の人を巻き込む危険性が非常に高く大きな損害となることを忘れずにいましょう。

給湯器のご相談などは給湯パンダまで

今回は、給湯器の火が突然消える原因と危険を回避する安全装置について解説しました。

火が突然消えることは頻繁に起こるものではありませんが、一度でも火が消えた場合は放置せずに専門業者に相談することをおすすめします。

大きな事故になってからでは取り返しがつきません。

早めの対処は自信だけでなく、周囲の人を守る事に繋がります。

もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。

弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。

また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。

給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。