マンションで給湯器が故障したらどうすればいい?給湯器交換の流れや注意点を解説します
「マンションの給湯器が壊れたら自分で修理依頼してもいいの?」
マンションにお住まいの方、一度でもこのような疑問を持ったことはありませんか?
マンションの給湯器はあらかじめ設置されていることが多く、所有物ではないため故障した際は修理や交換を自己判断で進めても良いかわからないですよね。
今回は、マンションの給湯器を交換する手順や注意点を解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
マンションでの給湯器交換の流れ
マンションでの給湯器交換は以下の流れで行います。
①管理会社や管理組合に連絡する
マンションにおいての給湯器は貸主の所有物です。
給湯器が故障し交換となった場合は、まずマンションの貸主や管理会社、管理組合に連絡し給湯器を交換したい旨を伝えましょう。
業者の手配は自分で行いますが、管理側へ事前に一報を入れることが大切です。
また、機種やメーカー、サイズなどの指定がある場合、管理会社や組合で提携している給湯器業者を教えてもらえることもあります。給湯器の交換に関わることはあらかじめ確認すると良いでしょう。
ただし、マンションの利用規約によっては、必要書類を揃えなければ申請できないため注意が必要です。
②現在使用している給湯器の機種を確認する
現在使用している給湯器の機種を確認すると、工事の手配がスムーズになります。
- メーカー名
- 給湯器の型番
- 製造年月日
上記3つを調べてメモしておくと便利です。
また、追い焚き機能の有無やオートタイプ・フルオートタイプであるかなど、給湯器のタイプも把握しておくと良いでしょう。
マンションで給湯器の交換を行う場合は、基本的に交換前に使用していた機器と同じものを設置します。別のタイプへの交換を希望する際は、貸主や管理会社、管理組合に相談しましょう。
③業者に連絡する
管理会社や組合が提携している業者がいる場合、その業者に自身で連絡し給湯器交換の工事日を決めましょう。
提携先がない場合は業者探しを自身で行います。しかし、業者選びに迷う方が多く、中には手抜き工事などを行う悪徳業者を選んでしまうことがあります。
優良業者を見つけるには、給湯器交換に必要な資格を保持している業者であるか、実績が豊富であるかなどをホームページで確認しましょう!
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④業者による施工
工事日を迎えたら業者がマンションに来訪し給湯器の工事を行います。
同じ機器の給湯器であれば半日〜1日で交換が終わります。
工事が完了したら、保証期間について確認しましょう。一般的に、メーカーによる保証期間は2年程度となっています。
依頼した業者によって、追加料金を支払うと保証期間を延長し不具合が起きた際に、いつでも対応してくれるアフターサービスをつけてくれる場合があります。
給湯器が交換となった時、分譲マンションと賃貸マンションで対応が異なる場合があります。
- 分譲マンションは費用が全て自己負担
- 賃貸マンションは貸主が費用を負担
ただし、賃貸マンションは故障状況や交換する給湯器によって借主が費用を一部負担する可能性があります。
給湯器修理が自己負担になるケース
賃貸マンションで給湯器を交換する場合、費用は貸主が負担と説明しましたが、自己負担になるケースがあります。できるだけ費用がかからずに済ませたい方は以下に注意しましょう。
ケース①:給湯器が残置物扱いになっている
残置物扱いとは、前に住んでいた方が設置したものをそのまま使用していることです。
給湯器が故障した場合の修理負担は貸主側であると契約書に明記されていれば自己負担はありません。しかし、契約書に給湯器設備について明記されていない場合は借主の負担で修理となります。
ケース②:給湯器を個人で設置した
給湯器を個人で設置した場合は、備え付けではないため修理費は自己負担です。
自己判断で給湯器を新しい物と交換した場合は、設置費用や修理費の全てが自己負担となります。
どのような理由でも貸主が責任を負うことはありません。
マンションで給湯器を交換する際の注意点
マンションで給湯器を交換する場合は、マンション規約や貸主が定めるルールに沿う必要があります。
また、給湯器を交換する業者によって保証期間が異なるため、見積もりの際に確認しましょう。
注意点①:給湯器本体の色
貸主がマンションの景観を重視している場合、給湯器の色を選べないことがあります。建物の色に合わせるように利用規約として指定されている可能性も考えられるため、規約に定められていることを事前に確認しましょう。
注意点②:給湯器は専用部分の付随設備
マンションでは廊下やベランダは共用部分とされています。給湯器は各戸ごとに入居者専用設備として設置されているため、共用部分に給湯器が設置されていても各部屋の所有者が個人で維持・管理する必要があります。
マンション所有者の共有財産となる共用部分とは違うということを覚えておきましょう。
注意点③:保証期間の延長
給湯器メーカーの保証期間は2年が一般的とされています。
しかし、業者によっては追加費用を払うことで保証期間を延長し、最大で10年間保証サービスを行っている業者もあります。
給湯器の耐用年数は約10年であるため、長期的に保証を受けられる業者の利用を検討するのもおすすめです。
必ずしも貸主が修理するとは限らない
賃貸マンションの場合、基本的に貸主が費用を負担する修繕義務があります。
しかし、状況によって修繕義務が適用されないため以下の点に注意しましょう。
①入居者の故意・過失で破損した場合
入居者が個人判断で給湯器を直した際に配管や部品を傷つけてしまった時は、修繕費の大小に関わらず入居者が負担します。
給湯器の故障であれば貸主が修繕費を負担しますが、故意・過失の場合は適用外です。
②修繕に費用がかかりすぎた場合
修繕に大規模な工事が必要となり、賃料などで補填できなかった場合は入居者が負担する可能性があります。この場合は、貸主側の修繕義務がなくなります。
③修繕義務を免除すると契約書に明記されている場合
修繕義務免除特約に給湯器と記載されている場合は、給湯器が故障しても修理してもらうことができません。契約書を確認し、どのような設備が該当するかあらかじめ把握しましょう。
④前の入居者の残置物である
残置物は貸主が設置したものではないため修理の適用外となります。貸主が設置した設備と異なる物は修繕義務がありません。
給湯器のご相談などは給湯パンダまで
今回は、マンションの給湯器を交換する手順や注意点を解説しました。
分譲マンションと賃貸マンションでは条件や費用の有無が異なるため、給湯器が故障した場合は管理会社に一報を入れ確認する事から始めましょう。
独断で行動し、トラブルが起きると退去となる可能性もあります。万が一の時は迷わず管理会社に連絡し、適切な行動を取る事が大切です。
もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。
弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。
また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。
給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。