給湯器のお湯の出が悪い?冬に起こりやすいトラブルの原因と対処法をご紹介
シャワーやキッチンでお湯を使っている時、お湯の出が悪くなったことはありませんか?
お湯の出が悪くなると不便なだけでなく、故障したのかな?と不安になりますよね。
実は、お湯の出が悪くなるトラブルは冬に多く、原因はさまざまなためトラブル箇所がどこなのか探すのが大変なんです…。
原因や対処法を知っていれば、突然お湯の出が悪くなっても慌てず対応できて安心ですよ!
今回は、お湯の出が悪くなるトラブルの原因と対処法をご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
冬にお湯の出が悪くなるのはなぜ?
冬は水温が低いため水をお湯に換える際、燃焼時に熱交換器が温かい季節より負担がかかります。
また、冬はシャワーだけでなく湯船に浸かる機会が増えたり、床暖房を使用したりとお湯を使う量が増えます。
そのため、冬は最もお湯の使用量が増加し給湯器に負担がかかるのです。
さらに、冬は給湯器自体に負担がかかりやすいことから、給湯器を10年以上使用していると消耗の激しい部分は壊れやすくなります。
給湯器のお湯の出が悪くなる原因と対処法
お湯の出が悪くなる原因はいくつかあり、業者の力を借りないと解決できないものから個人で対応できる些細なものまであります。
お湯の出が悪くなった時は以下を確認しましょう。対処法も併せてご紹介します。
①水温低下で湯量が少ない時に複数箇所で同時にお湯を使用している
冬は水温が低いと給湯器の給湯能力の範囲が制限されるため、湯量が減少します。
また、お風呂やキッチンなど複数箇所で同時にお湯を使用した際、給湯器の給湯能力によって十分な湯量を供給することが難しくなります。
[対処法]
現在お使いの給湯器よりも高い号数の給湯器へ交換する事で、安定した湯量の使用が可能です。
給湯器を交換しない場合は、お湯の同時使用をできるだけ避ける工夫を検討すると良いでしょう。
適した給湯器の号数がわからない場合は、給湯器専門業者に相談することをおすすめします。
②給湯栓を閉めすぎている
お湯の蛇口である給湯栓を締めすぎた場合、出湯量が減少します。
また、締めすぎると給湯器でお湯を作る為に必要な最低作動水圧が下回るため、湯がぬるくなり水のように感じる事があります。
[対処法]
給湯栓が十分に開いているか確認しましょう。給湯栓の開きが十分ではない場合、しっかり開くことで出湯量が増加しお湯の出が良くなります。
③栓が完全に開いていない
お湯を使用するためには水道元栓・給水元栓・止水栓など多くの栓が空いてることが重要です。
どれか一つでも栓が閉まっているとお湯や水の出量に影響が出ます。湯量が少ない場合やお湯が出ない場合は全ての栓が全開になっているか確認しましょう。
[対処法]
栓が閉まっている場合は全開してください。
止水栓を開ける際は、お湯側の止水栓が熱い事があるため火傷に注意しましょう。
④水栓やシャワーのフィルターに異物が詰まっている
キッチンや洗面所の出湯量に問題なく、浴室の水道やシャワーなど一部の水栓だけお湯の出が悪い場合は水栓やシャワーのフィルターが詰まっている可能性が高いです。配管内が錆や砂などの異物が詰まると出湯量が低下します。
[対処法]
水栓やシャワーのフィルターを外し、ブラシなどで異物を取り除きます。
水栓のフィルターの位置は水栓のタイプによって異なるため、取扱説明書やメーカー公式ホームページで確認しましょう。
シャワーのフィルターはシャワーヘッドをシャワーホースから外すとシャワーヘッドの根元側にあります。
※お湯を使用した直後はお湯側のフィルターが熱くなっているため、火傷の危険性が高いです。一度水を流して冷ますか時間を置いてから作業しましょう。
全くお湯が出なくなったら原因はここ!
お湯の出が悪い状態から全くお湯が出なくなる時があります。
主に5つの原因が挙げられます。順に見ていきましょう。
原因①:給湯器が故障している
給湯器が故障しているとお湯が出ません。給湯器内部には水をお湯に換える熱交換器が内蔵されていますが、給湯器が故障すると熱交換器が正常に稼働できないためお湯が出ず、水道の水がそのままの水温で出てきます。
原因②:ガスの元栓が締まっている
給湯器の清掃時や点検時にガスの元栓を締めることがあります。ガスの元栓を開け忘れ、締まったままの状態では給湯器内の点火装置に火が点きません。万が一お湯が出ない時はガスの元栓を確認しましょう。
原因③:給湯器配管から水が漏れている
給湯器の配管が劣化や凍結が原因で破裂した場合、お湯が途中で漏れ出てしまうため給湯器から蛇口やシャワーまでお湯を送ることができません。給湯器を長期間使用している場合や気温が極端に低い日は、配管に異常が起きている可能性が高いです。
原因④:給湯器の配管が凍結している
冬は外気温が低いため、配管内に残った水が凍りやすくなります。
配管内で凍結し膨張することで配管が破裂するため、お湯の通り道がなくなりお湯が出なくなります。
気温が0℃を下回った時にお湯が出なくなった場合は、凍結による配管破裂を疑いましょう。
給湯器を修理か交換で迷ったら
お湯の出が悪くなった時、フィルターの詰まりや水栓の問題だった場合は個人で解決することが可能です。取扱説明書やメーカー公式ホームページを確認したり、メーカーや購入したお店に問い合わせしたりすることで的確な対処を行えます。
しかし、配管の破裂や給湯器本体の故障は個人で修理することは不可能です。必ず専門業者に依頼して点検してもらいましょう。部品交換だけで済む場合もあれば交換になる可能性もあります。
万が一部品交換だけで済むとしても、使用してから10年以上経過している場合は修理ではなく交換がおすすめです。
長期間使用している給湯器は、一箇所が故障すると連鎖的に故障します。不具合が起きるたびに直しても、すぐに別の場所に不具合が起きやすくなるため修理費がかさみます。
「給湯器を新しいものに交換するのは出費が大きすぎる」
と悩む方が多いですが、給湯器はメーカーが次々と製品改良を行い省エネに特化したものが増えています。
古い給湯器を使い続けるよりも新しいものに交換した方が、月々の光熱費を抑えることができるため結果的にお得となるためおすすめです!
給湯器のご相談などは給湯パンダまで
今回は、お湯の出が悪くなるトラブルの原因と対処法をご紹介します。
冬は水温低下でお湯の量が制限されるにも関わらず、お湯を最も多く使用する季節です。
寒さを軽減するために欠かせないお湯ですが、トラブルが起きるとお湯が使えなくなると生活に支障が出ます。
万が一の事が起きた時にすぐ対応できるように、不具合が起きやすい箇所をチェックしてトラブルを未然に防ぎましょう!
もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。
弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。
また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。
給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。