給湯器部品のイグナイターとは点火装置!故障した時の対処方を解説

イグナイター

私たちの生活にお湯は欠かせないですね。

給湯器の役割はお湯を作ることです。お風呂やキッチン、床暖房などさまざまなところで活躍する働き者です!

しかし、毎日使うからこそトラブルが発生しやすいと言われています。

今回は、給湯器の点火不良の原因の一つとされているイグナイターについてと対処法や修理・交換の目安について解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

給湯器のイグナイターとは

給湯器のイグナイターとは、給湯器に搭載されている点火装置のことです。

点火装置は火花を起こす役割を持ち、この火花がガスに触れることで点火します。

お湯が湧かないなどの給湯器トラブルは点火不良が原因とされており、イグナイターの故障が関係しています。

点火不良の原因

点火不良の原因はイグナイターの故障だけではありません。

他にも要因がありますのでイグナイター故障と併せて解説します。

原因①:イグナイターの故障

イグナイターは消耗品です。

給湯器を使い続けることで次第に劣化していきます。

イグナイターそのものの故障とわかれば、イグナイターを交換することで点火不良は解消されます。

原因②:イグナイターに水が入った

イグナイターに故障が見られない場合、内部に水が入った可能性が高いです。

前日や当日に雨が降っていた時に起こりやすく、この場合はイグナイターが乾けば問題なく給湯器を使うことができます。

すぐに使わないのであれば自然乾燥させてください。

もしすぐに使いたいのであれば、無理に乾かそうとせず専門業者に相談するのが良いでしょう。

原因③:ガスが止まっている

点火させるためにはガスが必要です。

ガスが止まってしまった場合は点火不良となります。

給湯器を取り付けた直後や設置場所を移動させた後は、ガスの元栓が閉まっている可能性が高いのでガスの元栓を確認してください。

また、地震が発生した場合はガスの供給がストップすることもあります。故障が原因でない場合は、他にガスが止まっている家があるか確認し、ガス会社に連絡しましょう。

給湯器が点火しない時のチェックポイント

給湯器が点火しない時は以下の項目をチェックしてください。

チェック①:エラーコード

給湯器が点火不良等の不具合が起こると、リモコンのモニターや本体のパネルにエラーコードが表示されることがあります。

機器やメーカーごとに表示内容は異なりますので、エラーコードが確認できたらお手元の取り扱い説明書で確認してください。

チェック②:ガスメーター

点火不良は給湯器そのものの故障だけとは限りません。

ガスを使う給湯器であればまず、ガスの供給が止まっていないか確認しましょう。

元栓は開いているのにガスが止まっているのであれば、ガス会社に連絡してください。

給湯器が点火しない時にやってはいけないこと

給湯器はガスや電気を使っていおり、危険でデリケートな機器です。

故障した時に自己判断で給湯器を分解したりという行為は絶対にやめましょう。

また、点火不良が水濡れであった場合、ドライヤーを機器本体にあてるといった行為もやめてください

給湯器の寿命を縮めることになります。

給湯器の修理は専門資格を持った者でないと大変危険なので、自己判断せず、必ず専門業者に依頼してください。

点火不良を防ぐためにできること

点火不良を起こさないためには、故障を未然に防ぐことが大切です。

あらかじめ対策することで急な故障に繋がることはなく、安心して生活することができます。

日々の生活の中で、以下の点に気をつけてみてください。

  • 取扱説明書に従って使用する
  • 定期的に部品の交換をする

機器には必ず取扱説明書があります。困った時の対処法、やってはいけないこと、エラーコードの説明等、大切な項目が記載されています。

給湯器に不具合が起きた時に取扱説明書に目を通すことで適切な対処ができます。

さらに、定期的な部品交換を行うことで耐用年数を把握できます。

一般的に給湯器の寿命はおよそ10年と言われており、8年〜10年を目安に買い換え、もしくは部品交換することで急な故障は起きません。

まだ使えるのに買い換えや部品交換はもったいないと思うかもしれませんが、壊れる前に買い替える方が堅実です。

修理と交換の目安

では給湯器が故障した時、修理をすべきか部品交換をすべきか迷いますよね。

修理の目安、交換の目安をご説明します。

給湯器が故障した際の参考にしてください。

修理の目安

  • すぐに使用したい
  • 給湯器を購入して2〜3年
  • 部品交換だけで済む

すぐに使いたい時は時間のかかる交換よりも修理がおすすめです。

ただし、耐用年数が近い機器である場合は再度故障する可能性が高いので、早急に新しいものと交換した方が良いでしょう。

給湯器を購入してそれほど時間が経っていない場合、給湯器そのものを交換するより修理する方が良いです。

故障箇所さえ直せば、以前と同じように使用することが可能となります。

簡単な部品交換で済む場合は、費用があまりかかりませんので交換よりも修理がおすすめです。

交換の目安

  • 給湯器を購入してから10年以上経過し、何度も修理しても故障が再発する
  • 点火不良以外にもトラブルが発生してる

給湯器の耐用年数はおよそ10年とされています。

耐用年数を経過したものは使い続けることでさまざまな不具合が起きやすくなります。

また、給湯器は生産終了から10年を経過すると交換部品の在庫の保証期限がなくなります。

メーカーの純正部品がなく代用品で交換できたとしても、不具合が起きやすくなるので交換をおすすめします。

さらに、点火不良以外の水漏れ等のトラブルが発生している場合も、修理代がかさむので交換を選択することで余計な出費がなくなります。

業者への依頼方法

給湯器に点火不良等の不具合が発生したら、個人で修理するのではなく一番に専門業者に連絡しましょう。

業者がすぐ来てくれる場合もありますが、業者によってはメーカーに連絡してから状況確認や工事スケジュールの問い合わせの連絡がきます。

連絡がきたら詳細を伝え、修理日を決めましょう。

修理日に修理担当者が来てから現状チェックと修理方針を決めます。

修理費は業者によって違うので、気になる場合は事前に質問しておくと良いでしょう。

給湯器は自分で直せる?

給湯器の修理や交換は自分で行うことはできません。

電気やガスを利用して使う給湯器は、複雑な配線であったり電気やガスに関する専門的知識が必要となります。

よって、資格を保有している者しか修理・交換することができません。

給湯器を自分で修理するにはリスクを伴いますし、症状をかえって悪化させるケースが一番危険です。

特に危険なケースは、ガス漏れの発生です。

専門的知識のない者が修理を行いガス漏れを発生させてしまった場合、爆発や火災に繋がる恐れがあります。

自分だけでなく周囲の安全確保のためにも、給湯器修理・交換は原則プロに依頼しましょう。

  • リモコンや給湯器のリセット作業
  • 配管の保護テープの巻き直し

上記2点は自分で行っても問題ありません。

リセット作業は取扱説明書をよく読み、正しい手順で行ってください。

保護テープなどはホームセンターで購入できますし、巻き方がわからない時は、ホームセンターのスタッフに尋ねてみてください。

簡単な作業かもしれませんが、怪我などに気をつけて作業を行なってください。

給湯器のご相談などは給湯パンダまで

今回は、給湯器の点火不良の原因の一つとされているイグナイターについてと対処法や修理・交換の目安について解説しました。

これから次第に寒くなってきますので、急なトラブルで困らないように定期的な点検をしましょう。

もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。

弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。

また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。

給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。