【給湯器の豆知識】浴室暖房乾燥機を活用して冬に多発するヒートショックを防ごう!

浴室が寒すぎる!

温かい部屋から寒い浴室に行くのは辛い」

こんなお悩みはありませんか?

冬は部屋と浴室の温度差が激しいため、お風呂に入りたいけど浴室の冷たさが苦手という方が多いです。特に、冬は急激な温度変化によりヒートショックと呼ばれる事故が起きやすくなります。

ヒートショックは死亡事故につながる危険性が高いため、高齢者や高血圧の方は一層の注意が必要です。

ヒートショックから身を守ることができる浴室暖房乾燥機を活用することで、浴室の温度を保つことができ事故の発生を回避できますよ!

今回は、寒さ知らずで快適に過ごすことができる浴室暖房乾燥機についてご紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。

冬の入浴時に多発するヒートショックとは

ヒートショックとは、家の中での急激な温度差によって血圧が大きく変化し、身体に負担をかける現象です。特に、気温が低い12月〜3月に起こりやすいといわれています。

冬の温かい部屋から寒い脱衣所・お風呂場へ移動し、温かい湯船に浸かると急激な温度差により血圧や脈拍が大きく変化します。血圧や脈拍の急な変化は血管だけでなく心臓にも負担がかかり、動悸やめまい、吐き気のほか最悪の場合は心筋梗塞などの重篤な状態に至る可能性が高いです。

浴室での事故の中で最も多く、特に心疾患や高血圧の方、高齢者の方に起きやすいといわれています。

浴室暖房乾燥機とは

浴室暖房乾燥機とは、冬はヒートショック対策、梅雨や花粉の時期には洗濯物の乾燥に使うことができる一年中活躍する機器です。電気タイプとガス温室タイプがあり、3つの機能を備えています。

暖房機能

温風で浴室内を温め、ヒートショックを予防します。浴室暖房器は、浴室のみの場合は10分〜20分程で温かくなり、脱衣所まで温める場合はプラス10分〜20分かかります。

乾燥機能

梅雨時期や花粉の季節に浴室内で洗濯物を乾かすことができます。また、入浴後に浴室内の湿気除去ができるため、浴室内の湿気を取り除き、結露やカビの発生を抑えます。

涼風機能

蒸し暑い夏場の浴室を涼しく快適な温度にできるため、のぼせ防止になります。

涼風といっても涼しい風が出るのではなく、扇風機のような働きをしているため冷たい風は出ません。

浴室暖房乾燥機のメリットとデメリット

浴室乾燥機の導入を検討されている方は、メリットとデメリットを知ることで自身のニーズに合っているか知ることができます。購入してから失敗した、とならないようにメリットとデメリットを理解しましょう。

メリット①:ヒートショック現象を予防できる

浴室暖房乾燥機の暖房機能を活用することで浴室内を温め、部屋と浴室の寒暖差をなくしヒートショック現象を予防することができます。

脱衣所も温めることができるため、脱衣所の寒さが辛い方におすすめです。

メリット②:洗濯物を浴室で室内干しできる

湿気が多い梅雨や悪天候が続く時、花粉やPM2.5が多い時期でも洗濯物を浴室内で乾かせるため、洗濯物を清潔に保てます。

メリット③:洗濯物にシワが付きにくい

洗濯機の乾燥機を使うと、衣類によっては縮んだりシワができたりします。

しかし、浴室暖房乾燥機は浴室内に干すことで縮みやシワになりにくため、衣類を長持ちさせることができます。

メリット④:浴室内のカビの発生を防ぐ

浴室に常設されている換気扇だけでは、水気を完全に取り除くことは難しいです。しかし、浴室暖房乾燥機の乾燥機能を使うことで浴室全体の湿気を取り除くことができるため、カビの発生を抑えることができます。

デメリット①:定期的にフィルターを掃除する必要がある

浴室暖房乾燥機のフィルターを定期的に掃除しなければ、フィルターに埃が少しずつ溜まり浴室暖房乾燥機の機能が十分に働きません。そのため、乾燥機能を使用する際、乾燥に時間がかかったりカビの発生を防げなかったりします。

デメリット②:浴室暖房乾燥機を使用中はお風呂に入れない

浴室暖房乾燥機の暖房機能を使うと、乾燥機能が終わるまで約4時間お風呂に入れません。

使用する際は計画的に!

デメリット③:光熱費が高い

浴室暖房乾燥機は使用時間が長くなるほど光熱費の使用量が高くなります。浴室暖房乾燥機と洗濯乾燥機を同じ時間使用した場合、浴室暖房乾燥機の方が数百円ほど高い傾向にあります。

浴室暖房乾燥機って後付けできるの?

浴室暖房乾燥機は後付けできる機器もあります!

機器によりますが、浴室を丸ごと交換することなく機器の設置ができます。

ただし、照明と換気扇の位置や、換気口の場所によっては浴室暖房の後付けが難しかったり、追加工事が必要となる場合があります。

また、取り付けや交換の際は以下に注意してください。

現在使用している機器と設置されている位置

現在使用している機器が換気扇のみか換気乾燥暖房機なのか確認しましょう。

換気扇から浴室暖房乾燥機への交換の場合、機器の取り付け面の開口を大きくするなどの工事が必要となる場合があります。また、設置されている場所が壁か天井かも設置に関して重要となるため確認しましょう。

同じサイズ、同じメーカーであれば大掛かりな工事の必要はなく費用を抑えて設置することが可能です。

分電盤に空きがあるか

自宅のブレーカーを確認し、分電盤に空きがあるか確認しましょう。空きがない場合は、増設が必要となります。

浴室暖房乾燥機が向いている方

設置に迷われている方は、以下を参考にしてください。

また、日々のライフスタイルを考慮すると良い答えが見つかりますよ!

高齢の方と暮らしている

冬は寒暖差によりヒートショック現象が起こりやすく、特に高齢の方に起きやすいといわれています。

ヒートショックは命に関わる恐ろしい現象です。高齢の方と暮らしているご家庭では、寒さ対策だけでなく命を守ることに繋がるためおすすめです。

埃や花粉が気になる方

ハウスダストや花粉のアレルギーを持っている方は、浴室暖房乾燥機の乾燥機能を活用することで外に洗濯物を干すことなく衣類を清潔に保つことができます。

シワや臭いが気になる方

洗濯乾燥機で洗濯物を乾かすとシワになりやすいため、シワのない状態に衣類を保ちたい方におすすめです。また、室内干しをすると生乾き臭がして不快に感じる方もいますが、浴室暖房機能を使うことで嫌な匂いが付きません。臭いに敏感な方のストレス軽減にもなるためおすすめです。

給湯器のご相談などは給湯パンダまで

今回は、寒さ知らずで快適に過ごすことができる浴室暖房乾燥機についてご紹介しました。

浴室暖房乾燥機は、暖房・乾燥・涼風を有効的に使うことで命を守ることができ、生活の質を豊かにしてくれます。まだまだ寒い日が続き、春が来れば花粉に悩まされます。ストレス軽減やヒートショックを予防するために浴室暖房乾燥機の導入を検討してみるのはいかがでしょうか?

もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。

弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。

また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。

給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。