給湯器のスムーズな運転を支えるファンモーター!その役割とは?
ファンモーターは給湯器において重要な役割を果たしています。スムーズな運転と効率的な熱交換を可能にするため、給湯器の性能を向上させるのに欠かせません。
今回は、給湯器におけるファンモーターの重要性とトラブルが起きた時の対処法をご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
ファンモーターとは
ファンモーターとは、風を発生させる装置です。
主に、機械の冷却や機械内部の空気の循環などに使用されます。また、排気ガスを排出する役割を持ち、排気ガスを外部に排出し毒性のあるガスが充満することを防ぎます。
給湯器ファンモーターの役割
給湯器のファンモーターは、モーターが回転することでガスを燃焼させるために必要な空気をバーナーに送り込みます。給湯器が点火するとファンモーターが回転をはじめ、回転する力で空気を送り込む仕組みです。給湯器の種類によっては、燃焼が停止した後も数分モーターが回り続けるものもあります。
ファンモーターのメンテナンスと注意点
ファンモーターは稀にロックがかかることがあります。ファンモーターにゴミが絡んでいたり、冬場は凍結が原因でファンモーターが動かなくなることがあります。
給湯器内部の簡単な清掃は自身でできますので定期的に清掃してください。
また、注意点としてファンモーターは高温にさらされることがあるので、安全に使用するために注意が必要です。
給湯器を作動する際は、必ず動く部品であるため不具合が出やすいため、少しでも違和感を感じたら早めに対処することが大切です。
さらに、異音や振動、効果の低下など、故障の兆候があれば専門家に相談することが重要です。
給湯器ファンモーターの故障の兆候
給湯器のファンモーターが故障する前に兆候が見られます。どのような兆候があるのか知っておくことで、早めの対処が可能となり二次被害の発生を防ぐことができます。
お湯が出ない
ファンモーターに不具合が起き回転しなくなると、燃焼のための空気を送り込むことができず、お湯を作ることができません。
ファンモーターはガスを燃焼させるために重要な役割を果たしているので、お湯が出なくなったらファンの故障を疑いましょう。
万が一、ファンが回転しているにも関わらずお湯が出ない時は、ファン以外の箇所の故障が考えられます。
リモコンの電源が入っているか、給湯器のコンセントプラグは抜けていないかを確認し、問題がなければ給湯器内部の故障の可能性が高いので業者に修理依頼をしてください。
異音がする
ファンモーターが故障すると異音が聞こえる場合があります。
ただし、音でも「正常な音」と「問題のある音」があり、ピーと聞こえる音はファンモーターの不具合が起きている可能性が高いと判断されます。
ピーという音が聞こえたら、業者に依頼し故障箇所の特定をしてもらいましょう。
最も気をつけるべき音は「ボンッ」や「キーン」「ドン」という音です。
「ボンッ」という爆発音は、命に関わる危険度が非常に高い状態であり、不完全燃焼やガス漏れの可能性があります。
内部部品の経年劣化が原因で、爆発的に着火が起こっている恐れもあります。
黒い煙が出ていたり、ガス臭を感じたら必ず使用を中止し給湯器専門業者に連絡してください。
「キーン」「ドン」という音は、水の速度が急激に変化することで配管内に圧力が加わり配管をハンマーで叩いたような衝撃が発生することです。
ウォーターハンマー現象と呼ばれています。
エラーコードが表示される
給湯器の故障に気づくきっかけとなるのがエラーコードです。
エラーコード610はファンモーターが不具合を起こしているサインであり、エラーコード610が表示されると大半の給湯器は動作が停止します。
エラーコードが表示されたら直ちに使用を停止し、給湯器専門業者に連絡してください。
給湯器内部で不具合が起こると、稀に不完全燃焼を起こし火災や一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。
修理か故障かの見極めポイント
給湯器に不具合が起きた際、修理か交換か迷いますよね?
どのようにして決めたら良いかポイントがあります。知っておくことで、万が一トラブルが発生した場合に正しい判断ができます。
給湯器の寿命
給湯器を設置してから10年以上経過している場合は交換がおすすめです。
10年以上経過している給湯器は故障する頻度が増え、修理の回数も増えるので修理費がかさみます。
10年の間ですと高性能な給湯器が製造されている可能性があり、新しい給湯器に交換することで水道代やガス代の節約に繋がることが考えられます。
メーカー保証
メーカー保証がある場合は、メーカーのサービスを受けることをおすすめします。
給湯器が新しいにも関わらず給湯器に不具合が起きた時、部品はそれほどダメージを受けておらず、修理にかかる費用が抑えられます。交換だとしても保証で費用が抑えられる場合もあります。
給湯器の不具合は、素人では判断が難しいので専門業者に依頼することで修理か交換か、正しい選択ができます。決して自分で判断せず専門業者に不具合の原因を調べてもらいましょう。
本体だけじゃない!部品の経年劣化にご注意
給湯器の耐用年数は約10年と言われています。
長く使うことで、エラーや異音等のトラブルが増え故障の回数も多くなります。
部品交換のみで長く使い続けることは可能ですが、一つを直しても次に別の箇所が故障するというように、耐用年数が近づくと連鎖的に故障が起きやすくなる可能性が非常に高いです。
部品交換を繰り返しても費用がかさむので、交換ではなく給湯器本体を新しいものと交換することをおすすめします。
ファンモーターの修理費用
故障箇所によりかかる費用はさまざまですが、給湯器本体の交換ですと数十万円かかることが考えられます。
部品のみの修理の場合は数千円から数万円程です。
使用している給湯器のメーカーや不具合の状態により変動があります。
加えて、依頼する業者によっては作業料金の他に出張費用も修理費に含むことがあります。
正確な費用を知るためには、点検依頼と一緒に見積もりを出してもらうと良いでしょう。
また、いくつかの業者に依頼し、見積もりを比較するのも良いでしょう。
給湯器のご相談などは給湯パンダまで
今回は、給湯器におけるファンモーターの重要性とトラブルが起きた時の対処法をご紹介しました。
小さな部品といえど、給湯器を動かすためには欠かせないものです。日々気にかけることで、大きなトラブルには繋がらないので定期的にメンテナンスをすることが大切です。
もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。
弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。
また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。
給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。